長めの前髪、アレンジの際にどうしていますか?

オールバックにして後ろでまとめるか、センターで分けて耳にかけるか、まとめてサイドに流すか…、思いつくのはこのくらいですよね。

ですが、いざチャレンジしようとすると、普段の分け癖が邪魔をして思い通りにスタイリングできない、ということもしばしば…。

そんな悩みに今回答えてくれるのは、ROIのデザイナー関田康司さん。前髪の分け癖を直す方法と、長めの前髪が素敵に決まるミディアムヘアのひとつ結びを教えてくださいました。

「ドライヤーだけで分け癖を直しても、時間が経つとまた割れてしまいます。分け癖がついてしまっているときは、潔く根元を濡らし、ドライし直すことが大切です。濡らした前髪をすべて正面に流し、根元を指でこすりながらドライヤーを当てる。この一手間で分け癖がしっかりと直ります」(関田さん)

「後ろは素敵にアレンジできても、前髪だけ決まらない!」という悩みを解消できる、とっておきのアレンジ術。普段、前髪を分けている方や雰囲気を変えたいという時にぜひ活用してみてください。

「流し前髪」で分け目を目立たせない!ラフに決まるひとつ結び

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

山口明子さん(40歳/PR)のHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬)★★★★★
  2. ボリューム(少→多)★★★★
  3. 髪の太さ(細→太)★★★★
  4. うるおい(乾→潤)★★★★
  5. 白髪の量(多→少)★★★★★

「ベースは、ワンレングスのミディアムヘア。顔まわりにわざと短い毛束を仕込むことで、アレンジした時にさりげなく落ちる後れ毛を演出し、奥行きと立体感を演出しています。後れ毛がパサついたり広がっていると、疲れた印象になってしまうので、必ずスタイリング剤をなじませてまとめてください」(関田さん)

アレンジ前
アレンジ前

■1: 前髪を前に下ろして根元にドライヤーを当てる

分け目を作らないように地肌をこすりながらドライする。
分け目を作らないように地肌をこすりながらドライする。

■2: 髪全体を耳裏でまとめてひとつ結びにする

手グシでざっくり集めてのゴムで結ぶのがポイント。きっちり束ね過ぎないで。
手グシでざっくり集めてのゴムで結ぶのがポイント。きっちり束ね過ぎないで。

■3: ハチ上の毛束をつまんで引き出す

結び目を持ちながらハチ上の毛束をランダムに引き出す。爪で少量の髪をつまんで引き出すのがコツ。
結び目を持ちながらハチ上の毛束をランダムに引き出す。爪で少量の髪をつまんで引き出すのがコツ。

■4: 前髪を左右どちらかに流してピンで留める

流しやすい方に前髪を流して耳裏でピン留め。
流しやすい方に前髪を流して耳裏でピン留め。

「毛束を引き出す時はハチ上だけを意識して。頭頂部を引き出すと顔が縦長に見えてしまいます。ハチ上を引き出すと後頭部に丸みが生まれ、頭の型が綺麗に見える効果も。仕上げに、結んだ毛束にワックスを揉み込むとこなれ感がさらにアップするのでオススメです」(関田さん)

ROIのデザイナー関田康司さん。もともと本を読むことが好きな関田さん。「さまざまなジャンルの本を読んでいるので、本が好きな方はぜひ声をかけてください」
ROIのデザイナー関田康司さん。もともと本を読むことが好きな関田さん。「さまざまなジャンルの本を読んでいるので、本が好きな方はぜひ声をかけてください」

問い合わせ先

ROI
住所/東京都港区南青山5-7-21-B1F
TEL:03-6434-1168
営業時間:月~金 12:00~21:00/土・日・祝 10:00~19:00
定休日:水曜・第三火曜

アンティーク調で落ち着いた雰囲気の店内。丁寧なカウンセリングで40代の髪悩みに真摯に向き合ってくれる。

 

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
EDIT&WRITING :
青木 笑