マチュアな黒を、上品さを備えた濃紺デニムによってわずかにカジュアルダウン。そのさじ加減が大人らしさキープの秘訣になります。ダークカラーの装いでも、しっかりメリハリを表現できる着こなし方法を解説します。

■1:ブランカ・アリマニーは…顔周りをドレッシーに飾り付けていっきに華やぐ

全体にバランスよくゴールドを散らし、立体感と温感を表現。
全体にバランスよくゴールドを散らし、立体感と温感を表現。

2025年9月14日、NYファッションウィークに参戦したインフルエンサーのブランカ・アリマニー。シャツよりもフランクな印象で、クルーネックニットよりも上品さを備えたちょうどいい存在の黒スキッパーニットが、あらゆるコーディネートにフィット。

程よい抜け感のあるトップスに馴染ませるように、慣れ親しんだワイドストレートデニムパンツを組み合わせれば、濃紺が黒と呼応して、大人の理想とするカジュアルに。ニットの裾をイン、さらにベルトマークするとダークカラーの間延びを解消でき、バランスアップにも繋がります。仕上げに黒レザーのカチューシャと、存在感のあるゴールドのイヤリングを使って顔周りにクラシカルなムードを宿し、華やかさを獲得しました。

■2:ダイアン・バトゥキナは…爽やかワンツーに黒ジャケットを引っ掛け颯爽と

オーバーサイズのジャケットは、肩パッド入りのデザインがどう着てもモダンさをキープしてくれます。
オーバーサイズのジャケットは、肩パッド入りのデザインがどう着てもモダンさをキープしてくれます。

2025年9月上旬、パリの街中でスナップされたインフルエンサーのダイアン・バトゥキナ。白シャツと濃紺デニムパンツのきれいめカジュアルスタイルに、季節の深まりに合わせて端正な黒ジャケットを足し、クラシカルな雰囲気をまとって。かしこまりすぎないバンドカラーのシャツを裾アウトで取り入れつつ、ジャケットをばさっと羽織れば黒×濃紺を基調としていても圧迫感が出ません。

バッグのストラップと腕時計のベルトをチェーンでリンクすると、手元の所作が美しく映え、エレガンスが倍増。

■3:ロージー・ハンティントン=ホワイトリーは…素材の軽重を表現しながら肌見せして立体的に

ヘルシーな肌見せスタイルは、かっこいい色合わせに任せマチュアなオーラを放って。
ヘルシーな肌見せスタイルは、かっこいい色合わせに任せマチュアなオーラを放って。

2025年9月13日、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーもNYファッションウィークに登場。親しみやすいデニムパンツを頼りにして、透ける素材と花柄が目を引くシャツワンピースと、ストイックなレザージャケットのモードなレイヤードスタイルにトライ。軽やかな素材と重みのある素材を組み合わせながら、ワンピースのボタンをラフに留めて素肌を覗かせ、奥行きたっぷりに。デニムは黒に馴染む濃紺をセレクトすると調和が生まれて好バランスです。


洗練の大人カジュアルが出来上がる「黒×濃紺デニム」の着こなし方法をご紹介しました。季節に見合った深いカラーを掛け合わせ、凛と着映えましょう。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香