もともと筋肉は、柔軟に伸び縮みするのですが、スマホやパソコンをうつむき状態で長時間作業していると筋肉は緊張状態に。本来のしなやかさを失って、縮み硬くこわばる…。
また、体内ではなにが起こってるのかといえば、血管が圧迫されて血流が悪くなり、疲労物質や老廃物が筋肉中に溜まってしまう…。これによってコリや痛みが現れると考えられています。
さらに、脳がコリによる痛みを感じると、さらに筋肉は緊張して硬くなり、どんどんコリが悪化。この負のスパイラルによって慢性化してしまう…という説も。だから、コリはこまめに解消するのが最善策!
特に、スマホ&パソコンによる首コリは誰もが解消したい課題。実は顔のたるみを引き起こし、顔が横に大きく広がってしまう原因になるので、この村木さん直伝首マッサージはぜひ習慣化しましょう!
つらーいスマホ首をケアする、「首コリ解消」マッサージ
■Step1:ほぐすのは後頭部と鎖骨をつなぐ胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
後頭部と鎖骨をつなぎ、首の前で頭の重さを支える「胸鎖乳突筋」は首を回すときに使う筋肉。パソコンやスマホを見るとき、つい首が前に出てしまうのですが、長時間その状態が続くとここが収縮して硬くなり、コリを引き起こします。「胸鎖乳突筋」をほぐして緊張をゆるめると、首が正しい位置に戻り首全体の筋肉もほぐれますよ。マッサージするのは丸印の5カ所。
■Step2:首の後ろ側の骨に両手の4本指をひっかける
首の後ろ側にある凸凹した真ん中の骨に、両手の親指以外の4本指をひっかけるようにしておく。
■Step3:親指で胸鎖乳突筋を押さえ「うんうん」「いやいや」と首を動かす
押すポイントは、Step1の丸印の位置。親指で横から胸鎖乳突筋を押さえながら、「うんうん」「いやいや」と首を小さく縦と横に振る。こうすると力を使わなくてもしっかりと深く圧をかけることができます。これを各5回、2セット行いましょう。ただし、前側から押さえると頚動脈を圧迫して危険なので要注意。必ず横から押さえてください。苦しいと感じたら位置を変えて。
【まとめ|つらーいスマホ首をケアする、「首コリ解消」マッサージ4か条】
1. スマートフォンやパソコンの使いすぎで、首や肩のコリは深刻化…。これがたるみを引き起こす!
2.コリとは筋肉が硬化した状態。血管が圧迫されて血流も悪くなるのでマッサージでこまめにほぐすこと。
3.首コリのターゲットは胸鎖乳突筋なので、ここをほぐすのが得策。
4.胸鎖乳突筋をほぐすときは横から押さえること。前側から押さえると頚動脈を圧迫して危険なので要注意。
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以上、つらーいスマホ首をケアする、「首コリ解消」マッサージを教えていただきました。
セルフケアは、続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は10月12日の更新です。お楽しみに!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子