実りの秋は、新米がおいしい季節。大切な方への贈り物に、最高級のお米を贈りませんか? 最高級のお米は、誰からも喜ばれる贈り物です。
そこでこの記事では、ギフトに喜ばれる最高級米の見極め方や選び方、喜ばれるポイントなどを解説します。また、3年連続特Aランクを獲得した最高級米のおすすめギフト、いろいろな銘柄を少しずつ詰め合わせた最高級米のおすすめギフトセットもご紹介します。
■一番高級なお米を見つけたい!ギフトに喜ばれる最高級米の見極め方
農林水産省の検査による米の等級と、穀物検定協会の食味ランクを参考にすると、高級なお米を見つけることができます。そのランクづけについて解説しましょう。
・米の等級
お米には、等級があります。これは、農林水産省の検査による規格です。
精米する前の状態の玄米で、検査され、水分量や形などの一定の基準を満たし、十分に成熟した粒が70%以上なら「1等」、60%以上は「2等」、45%以上は「3等」、基準を満たさない米は「規格外」と格付けされます。等級が上のものほど、価格も高くなります。
・食味ランク
日本穀物検定協会は、ランキング試験によって、ランクづけをしています。ランキング試験は、炊飯した白飯を試食して評価する食味官能試験で、昭和46年産米から毎年全国規模の産地品種について実施されている試験です。
食味試験のランクは、複数産地のコシヒカリのブレンド米が基準米。これと試験対象産地品種を比較して、おおむね同等のものを「A’」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として評価しています。この結果は、毎年「食味ランキング」として発表されます。
■ギフトに贈りたいお米の高級品。上手な選び方と喜ばれるポイントは?
ここでは、ギフトに最適なお米の選び方と、喜ばれるポイントをご紹介します。お米ギフトを贈るときの参考にしていただければ幸いです。
・銘柄をチェック
お米を贈るときには、まず、銘柄をチェック。日本穀物検定協会の食味ランキングで「特A」に選ばれたお米や、「一等米」なら、品質、美味しさともに間違いありません。ブランド米を少量ずつ味わえるギフトもあるので、食べ比べも楽しめます。
お米は縁起物
「お米は縁起物」ということをご存知でしょうか? その理由は、「米」という漢字は、八十八という文字から成り立ち、「八」は末広がりで縁起がよいとされていることから。また、一本の稲穂にたくさん実がなる様子が、繁栄の象徴となっているそうです。そんな縁起物のお米は、ギフトに最適です。
・いつつくられたお米か確認
お米は、野菜などと同様で、鮮度があります。秋に収穫された新米なら、おいしさもひとしおです。商品名に「令和元年産」など、つくられたのがいつかわかるようになっているので、そこを確認することを心がけましょう。
しかしながら、旬の時期を過ぎてしまった商品もあります。そのような場合は、真空パックされているものや、精米したてのものを選ぶようにしましょう。また、低温で鮮度が落ちないように保存されたものなども、おすすめです。
毎日食べるお米をもらうとうれしい!
お米は、日本人の食生活に欠かせない食べ物です。消費量も多く、普段はリーズナブルなお米を食べている、という方も多くいることでしょう。そんな方へ、ブランド米を贈れば、いつものお食事がワンランクアップすること請け合いです。
・おしゃれなパッケージをチョイスして
今や、おしゃれなパッケージのお米ギフトがたくさん登場しています。包みの柄にこだわりがあるものから、おしゃれな瓶に入っているもの、ミニ俵に入ったインパクトがあるものまで。思わず「これがお米!?」と、サプライズしてもらえるパッケージもあるので、贈る相手次第では、パッケージで選んでみるのもよさそうです。
贈る相手の食べ物の好みを知らなくてもOK
食べ物系のギフトで残念なことは、口に合わないことです。しかし、お米ならその心配はありません。もちろん、銘柄によって味にちがいはありますが、大きくはずすことはないでしょう。食べ物の好みがわからなくても、お米なら喜んでいただけるはずです。
■3年連続、特Aランクを獲得!最高級米のおすすめギフト
日本穀物検定協会が行った「平成30年産米の食味ランキング」で、特Aランクを獲得した銘柄のなかから、おすすめのギフトをご紹介します。
・北海道「ゆめぴりか」
北海道で最高級の品種と呼ばれる「ゆめぴりか」。今や、北海道を代表するお米です。名前の由来は、「日本一おいしい米を」という北海道民の「夢」に、アイヌ語で美しいを意味する「ピリカ」を合わせた言葉から。
特徴としては、炊き上がりツヤの美しさが真っ先に挙げられます。また、ほどよい粘り、甘み、適度な硬さをもちます。しつこくないのにもっちりとしているため、和食でも洋食でも相性がよいお米です。
「令和元年 新米 北海道米 ゆめぴりか 特別栽培米 5kg 特A評価米 函館 北斗市 生産数限定」(モグぱっく)価格:¥3,255(5kg)
日本穀物検定で最高位の特A評価を取得した、北海道米「ゆめぴりか」の新米です。程よい粘りと豊かな甘み、もちもちとした食感。そのおいしさから、ANAの国際線ファーストクラスの機内食として採用された経歴をもちます。
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・北海道「ななつぼし」
「ななつぼし」は、主に北海道で作られているお米です。「きらきらと北斗七星のように輝いてほしい」という願いが名前の由来となっています。粘りと香りが特徴で、食感はやわらか。とくに際立つのがその甘みです。生米の状態で食べても甘さがわかるほど。冷めてもおいしさが損なわれることないため、おにぎりやお弁当にも適しています。
「小樽 越後屋米穀店 苫前産 ななつぼし 特別栽培米 5kg」(小樽 越後屋米穀店 苫前産 ななつぼし)価格:¥3,728(5kg)
こちらの北海道産「ななつぼし」は、特別栽培米。歯ごたえ、つや、粘り、甘みのバランスがとれており、あっさりとした性質をもちます。農薬・化学肥料共に節減してつくられているため、安心安全のお米です。
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・青森「青天の霹靂」
「青天の霹靂」は、青森で開発された品種です。平成27年産から本格販売されました。名前の由来は、「晴れ渡った空に突如として現れる稲妻のような鮮烈な存在になりたい」ということからなのだそう。
特徴は、粒がやや大きく、しっかりした食感があること。粘りは少ないですが、旨味・甘みが十分感じられ、のどごしがよいお米です。
「米 白米 特A評価 青天の霹靂 300g (2合)×3パック 真空パック 青森産」(青天の霹靂)価格:¥1,364(0.9kg)
2合ずつ真空パックになった「青天の霹靂」です。真空パックだから、新鮮さが保たれ、いつでもおいしくいただけます。食べごたえがあるのに重すぎないため、思わず箸が進みます。粘りとキレ、上品な甘みも堪能してみてください。
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・宮城「つや姫」
平成24年に山形で誕生した「つや姫」。おいしいお米のルーツと言われる「亀ノ尾」の正当な系譜からつくられました。「つや姫」の名前からもわかるように、炊きあがりの白さ・つや・甘さで人気。旨味もしっかり感じられるため、白いごはんが好きな方に、ぜひ食べていただきたい銘柄です。
「【新契約農家】優良金賞受賞農家 しまさき農園産 特別栽培米つや姫 白米 平成30年産 (2kg)」(山形県南陽市 しまさき農園産 つや姫)価格:¥2,091(2kg)
創業130年の老舗米屋「尾形米穀店」の五ツ星お米マイスターが厳選した「つや姫」です。生産者の島崎真人氏は、徹底的にお米の食味にこだわり、毎年新しい栽培方法などにチャレンジ。山形・庄内町で開かれている「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」では、優良金賞を受賞されています。
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【関連記事:高くても売れるのはなぜ?山形のお米「つや姫」が大ヒットしている理由】
・秋田「あきたこまち」
秋田出身の小野小町にちなんで名付けられた「あきたこまち」。秋田県を代表するお米です。秋田県では栽培できなかった「コシヒカリ」の良さを受け続くお米を目標に、開発された品種。秋田県での生産が多かったのですが、昨今では、岩手県、山形県などでもつくられています。
おいしさの特徴としては、香りよく、ツヤツヤとした輝き。粘り、弾力性ももちあわせています。どんな料理にも合う、オールマイティーなお米です。
「新米【精米】 秋田県産 農家直送 あきたこまち 5kg 令和元年産 古代米付き」(水菜土農園)価格:¥2,437(5kg)
秋田県井川町という、見渡す限りの田園が遥かな山々へと続く長閑な農村でつくられた「あきたこまち」です。古くからこの地は『米どころ秋田の中で一番美味しいお米の産地』という神話の郷。そんな素晴らしい土地で、のびのび育ったお米だけが、農家から直接届けられます。
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・福島「ひとめぼれ」
「ひとめぼれ」は、宮城生まれのお米です。東北地方中心に生産されていますが、栽培のしやすから現在では、日本各地でつくられています。粘り・つや・うま味・香りのバランスがよく、さっぱりとした口当たりです。どの料理とも相性抜群。
「商米 白米 JAS有機 石井稔さんの天日乾燥米 ひとめぼれ 2kg 宮城県登米産 平成30年度産」(ひとめぼれ)価格:¥3,182(2kg)
「ひとめぼれ」の天日乾燥米です。天日乾燥米とは、太陽の下でじっくり時間をかけて乾燥させることで、養分が稲穂のすみずみまで行き届いたお米のこと。一粒一粒に凝縮された、旨味と甘味が特徴です。
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・新潟「コシヒカリ」
ブランド米の代名詞「コシヒカリ」。「コシヒカリ」は、日本で1番多く栽培され、1番たくさん食べられているお米です。ほどよい粘りと適度な硬さが魅力。産地によって微妙な違いがありますが、なかでも新潟産が人気です。
「魚沼産コシヒカリ 越後米俵 コシヒカリ白米 1kg 特製ミニ米俵入」(メーカー名)価格:¥3,619(1kg)
人気の魚沼産コシコシヒカリをかわいい米俵に入れたこちらの商品。使い勝手が良い1kg小分けパックになっています。米俵には、本稲ワラ使用。そのインパクトに、贈って喜ばれること間違いありません。
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・京都「キヌヒカリ」
北陸生まれの「キヌヒカリ」は、炊き上がりが非常に美しいお米です。その様は、名前からもわかるとおり、シルクのような輝きを持ちます。食味は、ソフトな粘りとさっぱりとした口当たりが特徴です。現在では、近畿・関西地方で多く栽培されています。
「新米予約 環境こだわり農産物(減農薬) キヌヒカリ 白米 5kg 滋賀県近江八幡産 【内野営農組合】 令和1年産 令和元年産 送料無料」(お米の1009)価格:¥2,982(5kg)
滋賀県近江八幡市でつくられた「キヌヒカリ」です。この地は、周囲に小高い山が多く存在し、寒暖の差や雪や雨を生み出し、多くの農作物やお米作りに最適な土地です。炊き上がりは絹のような白い輝き。適度な粘りと粒感があるため、お弁当やチャーハンなどにおすすめです。
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・兵庫「きぬむすめ」
キヌヒカリの次を担う品種となることを願い、“キヌヒカリの娘”として命名されたお米です。もともとは、九州沖縄農業研究センターで開発されましたが、現在は、島根県をはじめ、中国地方、近畿地方など11件でつくられています。栽培地域によっては「コシヒカリ」を上回るほどおいしいと言われている「きぬむすめ」。しっとりとした甘い香りと、つや、粘りに優れています。
「【白米】平成30年産 島根県「雲南産きぬむすめ」5kg」(藤本米穀店)価格:¥2,937(5kg)
島根県雲南地方産の「きぬむすめ」です。 島根県雲南地域は、農産物の宝庫として知られ、産地の環境はとても良く、品質にも優れています。白くツヤのあるお米で、あっさりした食感。その食感から、朝食におすすめです。
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・福岡「夢つくし」
福岡県で独自に開発されたお米「夢つくし」。「キヌヒカリ」に「コシヒカリ」を交配して育成された品種で、両方の良い所を受け継いでいます。名前の由来は、九州北部地方の「筑紫国」と、人に尽くすの「つくし」の意味が込められているのだそう。ふんわりと炊き上がり、光沢の良さと程よい粘りが特徴です。
「九州の新米 福岡県産 夢つくし 5kg 令和元年産」(九州の米屋 KOME JAPAN)価格:¥2,355(5kg)
令和元年産の福岡県産米「ゆめつくし」です。新米だから、おいしさが格段にちがいます。ふっくら、甘みのある柔らかい食感を楽しんでください。
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・熊本「ヒノヒカリ」
宮崎生まれの「ヒノヒカリ」は、品種別作付け数量トップクラス。熊本、福岡、佐賀、大分など、西日本を中心に作られているお米です。比較的粒が小さく、あっさりとした食味で、どんな料理にも寄り添います。
「ヒノヒカリ 特別栽培米【無農薬】「てん米もり」」(たなべ農園)価格:¥3,164(2.7kg)
こちらの「ヒノヒカリ」は、昔から変わらず、無農薬・有機農法で丁寧につくられています。ダイエット中でもついついお変わりしちゃう、そんな光景から「てん米もり」と名づけられました。甘くて風味が良く、冷めてもおいしいお米です。
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・佐賀「さがびより」
佐賀県農業試験研究センターが10年がかりで研究・開発されたお米が「さがびより」です。つやがよく、粒が大きくてしっかりしており、食感はもっちり。甘み、香りがよいのが特徴です。時間がたってもおいしいので、おにぎり、お弁当に適しています。
「スマート米(プレミアム):佐賀県 さがびより (2kg):残留農薬ゼロ」(スマートアグリフード)価格:¥1,800(2kg)
こちらの「さがびより」は、AIやドローンを使い、農薬使用量を抑えて育てられた、安心・安全な「スマート米」。つやのよさ、粒の大きさ、もっちりとした食感が味わえます。
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・鹿児島「あきほなみ」
「あきほなみ」は、1999年から10年かけ、鹿児島県農業開発総合センターで開発された鹿児島県のオリジナルのお米です。名前は、秋に実った稲穂が、風に吹かれて波打つようになびいているイメージからつけられたのだそう。「ヒノヒカリ」をルーツとし、その食味の良さを強く受け継いでいます。
お米の粒が大きく、光沢があり、強い粘りとほどよい食感。甘みと旨みのバランスに優れています。冷めてもおいしいので、おにぎりなどに最適です。
「【精米】 鹿児島県産 白米 あきほなみ 平成30年産」(ハマショウ)価格:¥4,119(10kg)
「こしひかり」と「ひのひかり」を受け継いだお米「あきほなみ」。香り・甘み・粘りの3拍子がそろった鹿児島のお米です。そのまま炊きたてをいただくのはもちろん、粒が大きくしっかりしているため、ちらし寿司や巻き寿司など寿司米としてもおすすめです。
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■いろんなお米を少しずつ。最高級米のおすすめギフトセット
最高級のブランド米のギフトセットには、さまざまな銘柄がセットになったものや、料理に合わせてお米マイスターが選んだ銘柄が楽しめるもの、米どころのお米の食べ比べができるものなどがあります。ここでは3つほどピックアップしてご紹介します。
「お米ギフト 十二単シリーズ 満開」(八代目儀兵衛)価格:¥5,253(4.1kg)
芸能人御用達のお米ギフトが、京の米老舗八代目儀兵衛の「十二単シリーズ」。お料理との相性を考え、五つ星お米マイスターが厳選したお米12種の詰合せです。パッケージを開けると、日本古来の雅な装束"十二単"にちなんで、色とりどりの和の風呂敷で包まれたお米が現れます。その上品で美しい色合いは、もらった方にきっと喜んでもらえることでしょう。
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「「日本の銘米」10ブランドセット」(日本の銘米)価格:¥4,728円(4.5kg)
「お米の食味ランキング」で最も評価の高い「特A」を獲得した銘柄のみを集めた、ギフトセットです。北は北海道、南は九州・熊本まで、各地の生産者さんが丹精こめて育てたふるさとのお米が、3合ずつかわいいパッケージに包まれています。
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「[新米30]日本全国名米シリーズ 新潟米探訪 越後十作二十米 6kg (300g×20) 真空キューブパック」(越後米蔵商店)価格:¥7,560(6kg)
米どころ、新潟の人気米10品種を2個ずつセットにした商品です。1パック2合ずつ入っているから、少人数のご家庭でも気軽に楽しめます。セットになっている銘柄は、新潟を代表する「コシヒカリ」、もちもちとした食感の「ミルキークイーン」、甘みと粘りがある「新之助」、冷めてもやわらかい「みずほの輝き」など。それぞれに異なる特徴をもつ銘柄が入っているので、食べくらべを楽しめます。
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※表記価格は変更される場合があります。最新の価格は、情報提供元サイトをご確認ください。
心を込めて最高級米を贈りましょう
今回は、最高級米の見極め方(米の等級・食味ランク)や上手な選び方、3年連続特Aランクを獲得した最高級米のおすすめギフト(北海道「ゆめぴりか」・北海道「ななつぼし」・青森「青天の霹靂」・宮城「つや姫」・秋田「あきたこまち」・福島「ひとめぼれ」・新潟「コシヒカリ」・京都「キヌヒカリ」・兵庫「きぬむすめ」・福岡「夢つくし」・熊本「ヒノヒカリ」・佐賀「さがびより」・鹿児島「あきほなみ」)、最高級米のおすすめギフトセットをご紹介しました。
特Aクラスのお米は、ご紹介した以外の銘柄もあります。たとえば、静岡や長崎、高知の「にこまる」、栃木の「とちぎの星」、富山の「てんこもり」などです。食味ランキングはだれでも閲覧することができるので、ランク、産地、品種名(銘柄)をチェックして、お米ギフトを選ぶ際にお役立てください。
心を込めて選んだお米の贈り物なら、どなたにでも喜んでもらえるはずです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部