毎年秋に開催される日本最大級のデザイン&アートの祭典「DESIGNART TOKYO 2019」(デザイナート・トーキョー2019)」。3年目を迎えた今年は、10月18日から10月27日までの10日間にわたって開催される。新たに銀座と新宿を加え、エリアをさらに拡大し、世界各国から感動をもたらす数々のアート、インテリア、ファッション、テクノロジーなどさまざまなジャンルのモノやコトが集結。各展示を回遊しながら東京の街歩きが楽しめる。エリアごとに開かれるプログラムの一部を紹介していこう。

UNDER-30 を始めバラエティ豊かな展示が六本木に集結!

文喫|六本木

Chialing Chang「Floating Pattern」
Chialing Chang「Floating Pattern」

昨年6月に閉店した青山ブックセンター六本木店の跡地にオープンした「文喫」は文化を喫する、入場料のある本屋。新しい本との関わり方を提案し、多様なジャンルの約3万冊の書籍を販売。本を起点にさまざまな文化に接する場を提案している。「デザイナート・トーキョー2019」では、「文喫」が六本木のインフォメーションセンターとなる。また、「UNDER-30」に選出された、デザイナーのChialing Chang(チャーリン・チャン)のコレクションが日本で初めて公開される。

東京ミッドタウン|六本木

team balanco
team balanco

“デザインを五感で楽しむ”をコンセプトに2007 年から開催し今年で13 回目を迎えるTokyo Midtown DESIGN TOUCH 2019(10/18~11/4) を同時期に開催。今年のテーマ「FUSION」のもと、さまざまなコンテンツが展開される。DESIGNART TOKYOより、team balanco(チームバランコ)が、今年のミラノフォーリサローネにも出展し、好評を得た屋外用の家具作品“intree table”も披露される。

森美術館|六本木

塩田千春《不確かな旅》2016 / 2019 年 展示風景:「塩田千春展:魂がふるえる」 森美術館(東京)2019 年 撮影/田山達之 写真提供/森美術館
塩田千春《不確かな旅》2016 / 2019 年 展示風景:「塩田千春展:魂がふるえる」 森美術館(東京)2019 年 撮影/田山達之 写真提供/森美術館

「現代性」と「国際性」を理念に、現代アートのグローバルな動向を紹介する大型企画展や、さまざまなプログラムを開催する。グローバルな活躍をする塩田千春の25 年にわたる活動を網羅的に体験できる展覧会「塩田千春展:魂がふるえる」も見どころ。

AXIS|六本木

Hamid Shahi
Hamid Shahi
DraadD
DraadD
M&T
M&T

優れたデザインを社会に広めていくための様々な活動を行うアクシスが運営するAXISビル。そのAXISビルを今年も若手デザイナー達の新作が彩る。「UNDER-30」に選ばれたHamid Shahiの新作照明「Pulse」、デザインユニット「DraadD」のプロダクト、「UNDER-30」選出のプロダクトデザイナーM&Tの作品も展示される。g GIFT AND LIFESTYLEでもさまざまなプロダクトに出会える。

この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。