モットーは「書道の冒険」。世界を舞台に闘う

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扇子の文字は多種多様なラグビー選手をイメージ!

編集部 まずは、ご自身の書道に対する思い、姿勢、ポリシーなどをお聞かせください。

「"書道"は自分を表現するツールだと思っています。ですので、生きる喜びを書きたいと思っています。“書道の冒険"をモットーに、世界を舞台にし日々格闘しています」

編集部 今まで、たくさんのお仕事をされてきましたね。その中でも記憶に残るものは何でしょう?

「記憶に残る活動は挙げると沢山ありますが、フランスに住む前にニューヨーク近代美術館でパフォーマンスさせて頂いたこと。ボルドーでの地道な活動が目に留まって、NHK大河ドラマ(『おんな城主 直虎』)の題字を書かせて頂いたこと。フランスの国鉄SNCFのプロモーションビデオに抜擢されたこと。フランス アンデルノス市の文化複合施設での招待作家として選ばれたことなどが挙げられます」

編集部 日本人にとっては、「おんな城主 直虎」のダイナミックな文字が印象的ですよね。普段はフランス在住とのことですが、お住まいのボルドーはどんな所ですか? なぜボルドーに住もうと思ったのかということも教えてください。

「ボルドーは南西フランスに位置するユネスコ世界遺産に登録される地方都市です。ご存知のとおりワインの一大産地です。"プチ・パリ"と言われているようにパリに比べて若干こじんまりとしていますが、しかし景観がとても素晴らしくて、氣がつけばもう5年住んでいます。ガロンヌ川から見える朝焼けにも、日没直後の黄昏の美しさにもいつもたくさんのインスピレーションをもらっています。以前はフランス人のアーティスト達と共同アトリエで作業していましたが、今は自宅をアトリエ拠点にして活動しています。ボルドーを選んだ理由を必ず聞かれますが、初めはパリに住みたいと思っていました。友人からパリには娯楽がとても充実しているので一年目は田舎街で苦労した方が良いとのアドバイスを得て、選びました。2014年の夏から住んでいます」

編集部 今回の80min.のオリジナルグッズの扇子に文字を書いていただきました「RUGBY」「楽苦美」という2パターンですが、それぞれに込めた思いをお聞かせください。

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RUGBYと楽苦美。どちらも本WEBサイト「orijinal Goods STORE」から購入いただけます!

「 まず、『RUGBY』を書く前に、氣持ちを奮い立たせるために必ず"勝利"と書いた後に筆を入れました。正しく勝利を入魂するイメージで揮毫しました。もうひとつの『楽苦美』を書く際のイメージは、多種多様なラガーマンが存在する、そんなイメージを元に漢字3文字を古代文字で表現しました」

編集部 きっと"勝利"の念が日本代表にも届いたのだと思います。この扇子を試合前や、受験勉強の際に使うといいかも!ラグビー日本代表なみの粘りと、躍進が期待できるのかも知れません!!ところで、ワールドカップ日本大会はご覧になりましたか?

「 ちょうど日本に帰っておりましたので拝見しました。実は今回のワールドカップを見るまではラグビーを、そこまで身近に感じていませんでした。しかし、日本代表選手たちのチームワーク、献身的なその姿に本当に大興奮で、南アフリカ戦は飛行機に乗る直前の羽田空港のラウンジでも釘付けでした。試合が終わればノーサイドというのもいいですね。ラグビーといえば、思い浮かぶのがチームワーク。平和で友好な関係を重視するスポーツの象徴。そういえば、松任谷由実さんの名曲『ノーサイド』、この曲は学生時代から大好きでしたがもっと好きになりました。笑」

編集部 フランスでラグビーはどのような存在でしょう? とても人気だとは思いますが。

「ボルドーに住んでいて実感することはサッカーよりもラグビーの方が人氣かな。特に試合のある日は街の賑やかさが増しているように思います」

編集部 次回のワールドカップはフランスで開催ですね!

「ぜひ、次回は会場で感動を味わいたいです!」

編集部 帰国されると全国から引っぱりだこの超過密スケジュールの中、お話をお聞かせくださいました。本日は本当にありがとうございました。皆さん、ぜひMaayaさんの文字が楽しめる扇子にご注目ください!

【個展のご案内】

Maaya Wakasugi個展 
「循環〜Quelle joie de vivre〜」

日時:12月28日(土)10:00~19:00 12月29日(日)10:00~17:00

場所:Ultra Super New Gallery
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目1−3
☎03・6432・9350

https://gallery.ultrasupernew.com/tokyo

協賛:株式会社GP4/ MARLÈNE DELONG PAPILLON DE GINZA/ 恵比寿 豆園/ bda ORGANIC / 岡田農園/ 株式会社成佳屋/(株)HIGRAZZIE
協力:newTOKYO/(株)サンコート山口文林堂/筆匠 平安堂/KODOMO VISION FRANCE/ながしま笑会/UltraSuperNew(順不同・敬称略)

名前 Maaya Wakasugiさん
書道アーティスト
1977年 岡山県生まれ。(La MAISON DES ARTISTES登録会員:W202080)。EU芸術協会国際芸術優秀作家の赤塚暁月、日展会員の田中節山に師事。6歳より書道を始め、17歳で個展開催。書の名門・大東文化大学 中国文学科を卒業。 "古代文字" をモチーフとした独自のスタイルを確立。 書をアートとしてとらえ、 ルーブル美術館公認の関連ロゴマーク制作や、ニューヨーク近代美術館MoMAでパフォーマンスを行うなど、様々な場所で表現を展開。 2014年1月、世界経済フォーラム(通称ダボス会議)Japan Nightにて世界経済フォーラム創設者兼会長のクラウス・シュワブ氏と書き初めパフォーマンス。昨年2017年はNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』のタイトル揮毫。フランスの国鉄SNCFのプロモーションビデオでにも抜擢される。京都国立博物館で開催された国際人権NGO HUMAN RIGHTS WATCHのCouncil Summit 2017 Kyotoにて揮毫パフォーマンス。
モロッコの美術基金MAC A Fondationのアーティストレジデンスにて現代書道のシンポジウムに参加。国際会議UHC2030フォーラムで揮毫した作品がジュネーブにあるWHOに寄贈される。2018年8月、フランス アンデルノス市の文化複合施設 Maison Louis Davidで夏の招待作家として選ばれ、初めて公共の施設での展覧会を成功させる。現在フランス ボルドーを拠点としてグローバルに活動を広げている。
http://www.maayamaaya.com

PHOTO :©TONY DAOULAS/Special thanks to Villa 88(人物)、藤岡雅樹(静物)