この連載でもかつてご紹介しましたが、
数年来、愛用しているカシミヤニットの
ワンピースアンサンブルがとても重宝です。
インナーのワンピースはキャップスリーブが特徴で、
肩を少し覆ってくれるだけで、暖かみが違います。
だから朝晩は寒く、日中が暖かい日は、
このワンピースとセットになったロングカーディガンを
はおって出かけることがよくあります。
ロングカーディガンは襟元にふんわりとボリュームがあり、
夜になって冷え込んでも、首周りは暖か。
カシミヤニットの重ね着ということもあって
例年は冬になってから出番を迎えていたアイテムですが、
今年のように朝晩の気温差が激しい秋にも活躍することを
改めて発見したしだいです。
真冬になってから着るときは、防寒を意識して
足元もスエードのニーハイブーツを合わせていましたが、
まだロングブーツを履くのがためらわれる今、
かごバッグとフラットシューズを選んでみました。
そのとき迷ったのが、服と靴とをつなぐホーザリー。
黒を合わせてみたところ、足元が重くなってしまい、
ふわふわとしたカシミヤのライトグレーの魅力が
損なわれてしまうように感じました。
そこで選んだのが『Precious』12月号の付録である
ディープグレージュタイツ。
美脚靴に信頼のある“セルジオ ロッシ”と
グレージュという色の魅力を提案している
『Precious』とのコラボアイテムだけに、
わずかに赤みを帯びた濃いめのグレージュが
服のライトグレーと靴の黒を見事につないでくれました。
このタイツの魅力は、この絶妙の色だけではありません。
履き口を写真に撮ってみましたが、
ウエスト回りが細いゴムではなく、
10㎝ほども幅のあるソフトな編み地になっていること。
タイツを履いたときの、おなかに食い込んで苦しい…
といったストレスがまったくないのです。
グレージュは秋冬のキーカラーでもある私。
これからはグレージュのクロップドパンツや、
グレージュのニット×グレーのタイトスカートなど、
さまざまな着こなしにこのタイツを活用させようと
コーディネートを考えているところです。
(写真/エディターH&J エディターJ)
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