細眉ブームを経てきた40代にとって「眉を太くしよう」と言われても、それは眉のどの部分をどのくらい太らせるべき? そもそも眉自体が薄毛の加齢状態なのに…。
太眉に若返り効果があるのは理解できても、いざ自分の眉と向き合うとどこから手を加えればいいのかわからず放置状態の大人眉を、美眉師・尾花ケイコさんが「塗り絵」方式で徹底レクチャー。どのアイテムでどこを描き足して太らせるか、自眉別実践練習をしましょう。
今回は、「太眉ドリル」学習編をお届けします!
まずは、40代が陥りがちな「4大困った眉」をチェック
大人世代の代表的な「太くできない3大加齢眉」をイラストで解説
眉メイクに自信がない人の特徴は、若いころの眉メイクのまま更新せず、今もなお、自眉の形に合わせて眉を描いていること。自分ではキレイにパーフェクトに描いているつもりでも、まだまだ太さが足りない人がほとんど! 眉は太さも長さも自由自在に変えられる唯一のパーツ。それなのに、上手に太くできない、というのであれば、描き方が間違っている可能性あり。
「目指す『太眉の形はひとつ』ですが、修正すべきポイントは自眉の形によって違います。自分の眉の形に合った修正=眉メイクをしないことには、自然な太眉に仕上げることは無理。まずは自分の眉がどんな状態であるのかを知ることが先決なのです」(尾花さん)
そこで1万人の眉を見てきた尾花さんが、代表的な「3大加齢眉」をイラストで解説。自分の眉は下の3つのうち、どれに当てはまるか、鏡を見ながらじっくり検証しましょう。
■1:えぐれて細くなった「かっくん眉」
【名前の由来】
急激に曲がる、折れるという表現で、眉の形が鋭角的になっていることを意味している。このままの形に色をのせるときつく怖い顔に。
【眉の特徴】
・眉山が尖っているように見えて、への字形になっている。
・目尻側のまぶたが広がって間延びして見える。
■2:眉頭にしか毛がない「まろ眉」
【名前の由来】
平安時代の公家は眉を剃ったあと、楕円形の眉を墨で描く風習があり、一人称代名詞で用いられていた「麻呂」になぞらえてついた名称。
【眉の特徴】
・眉の真ん中あたりから 眉尻にかけてほとんど毛がない。
・眉山がないので 曲線を描くのに苦労する。
■3:毛が短い、細い、まばらになる「薄眉」
【名前の由来】
毛量が少ないことで色の濃度が薄くなる、ということからついた名。まばらながら毛は全体的にあるのに、顔がぼんやりするのが特徴。
【眉の特徴】
・眉毛間の隙間が広く、穴があいたように地肌が見える。
・眉の存在感が弱く、表情が乏しく見える。
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いかがでしたでしょうか? 次回は、「太眉ドリル」アイテム編をお届けします。お楽しみに!
- PHOTO :
- 鈴木 宏(人物)、池田 敦(パイルドラ イバー/静物)
- STYLIST :
- 小林 綾
- HAIR MAKE :
- 尾花ケイコ
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)