参考にしたい!大人気ドレスバイヤー、山城葉子さんを輝かせる7つのTIPS

いまやウェディングドレスバイヤーの枠を超えた存在となった、山城葉子さん。40代のカリスマである彼女は、パレスホテルやジュエリーブランドなど、さまざまな分野のアートディレクションを手がけ、女性たちが「心をくすぐられる」デザインで、誰もが幸せな気分になれる、唯一無二の世界を創造しています。

新しくオープンしたばかりの、広尾のドレスショップ「NUMBER 5」の美しいテーブルで、コーヒーを片手に気さくに明かしてくれた、朝活時間、ワークアウト、美容法、海外出張時のワードローブなどをご紹介します。

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カジュアルに応えてくれた山城さんとのトーク、ぜひご覧ください。

■1:行きつけのお店で過ごす、生産性の高い「朝活」時間

「母と同居しているので、実はだいぶ助けてもらっています。週3〜4回は『代官山 蔦屋書店』やレストラン『IVY PLACE』で過ごしています。

朝ごはんを食べたり、友達に会ったり。それから、個人の仕事というか、税理士の先生とお会いして、経営や財務のことを相談したり。

朝活というか、そこで人と過ごす時間をつくっています。11時には次のアポが入っていたりするので、本当に朝ですね。上の子供ふたりは朝早く家を出るので、そこから末っ子を起こして、朝ごはんをあげて、一緒に『IVY~』に行って、途中で保育園へ連れて行くーー、という感じ。

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代官山 T-SITEの敷地内にあるカフェバー・ダイニング「IVY PLACE」。ふわふわのパンケーキが人気。

蔦屋では調べ物もできるので、便利です。実はいま、ウェディング以外の仕事も手掛けていて。食器や化粧品のコンサルタントや、ホテルの制服などですが、雑誌を見て勉強したり、朝を情報収集の時間にしています」

■2:ジムでの「パーソナルトレーニング」を10年継続中

「週2回は丸の内の『R-body』にパーソナルトレーニングで通っていて、今日も2時から行くんですよ。姿勢が悪く、肩こりもひどいので、10年くらい、長く通っています」

■3:ワーカホリックなスタッフと作業する「夜」時間

「ゆったり落ち着いた夜は過ごしていないんです。夜のルーティンは、お風呂に長く入ることくらいです。昨日もうちのスタッフが泊まっていて。会社には関西チームが2人いるのですが、月に1回、一週間ほど東京に滞在します。ワーカホリックで超真面目なスタッフですが、(まるでファミリーのように)夜も自宅で一緒に仕事をしています。この人が辞めたら、私も辞める!と思えるほど、センスや能力を信頼している人たちです」

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山城さんの新しいドレスショップ「NUMBER 5」(東京都広尾)のショールームにて。人に恵まれるのも才能のひとつかもしれませんよね。

■4:ツヤツヤ肌の秘密は普段の「しっかりスキンケア」

「スキンケアはすごくやるようにしています! コスメは、友達に勧められたり、自分でも研究していますね」

■5:潔く多めに持って行く「出張ワードローブ」

「私はあまりパッキングが上手ではないんですよね。荷物を小さくまとめなくていい、と言う考えがあって。以前は年100日以上をバイイングのため、海外で過ごしていたので、エアラインのステイタスもあったので、荷物の数量制限がなく、とりあえず多く持って行って、向こうで選んで着よう、と言う感じでした。

1週間行くとしたら、夜、パーティとか会食も、と考えると大変なので、15〜17とか多めのスタイリングを考えて持っていきます。靴とかも5〜6足、コートは3枚とか。

トランク2つくらいで、帰りは買い付けしたもののほか、子供達へのお土産など、持って帰る分もあるので、大きめの袋も入れて。うまくパッキングするとか、うまく組み合わせるとかはせず、多めに持っていきます。1日目に着たタートルを3日目にも着る、とか考えません(笑)。

ニューヨークは春秋に行くんですけど、すごい寒い日もあれば、すごい暑い日もあるので、暖かめのコートも持って行き、どんな対応もできるように。現地での移動はほぼUberですが、疲れないようにスニーカーも入れます。コリアン街で食事する時用に、カジュアルなデニムも持っていきますね」

■6:出張先で必須な「アロマオイル」

「出張用には小さめの容器のスキンケアを持って行きますが、いろいろ楽しんでリラックスできるように、アロマは必ず持っていき、良い眠りと疲れが取れるように努めています。海外でのバイイングは、朝9時から夜7時まですごく忙しいので、なるべく疲れが出ないように。キャンドルも持って行くし、バスオイルも。滞在先は、バスタブがある部屋を絶対に選ぶようにしています。

あとは、ティッシュに垂らして使ったりします。好きな香りはユーカリ、ゼラニウムです。『アロマセラピー アソシエイツ』の小さなオイルセットがあるんですが、それを2〜3個持っていきます。あと『SHIGETA』の香りも大好きです。あと『Te・Luce』というサロンのオリジナルのオイルや、『BARAKA』というブランドのもの好き。とにかくオイルが好きなんです! ボディークリームに少し混ぜて使ったり。

ホテルの部屋は乾燥しているので、風邪は絶対引きたくないので、オイルは必須です」

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「NUMBER 5」も良い香りに包まれた空間。さりげなくコーヒーテーブルブックが置かれていたり、インテリアも感性を刺激します。

■7:感度を高める秘訣は、とにかく「試着」!

「ウェディングに関しては、日本に入ってこない情報もたくさんあるので、ニューヨークを訪れた際に、信頼の置ける感度が高い人にトレンドなどを取材します。

一般的なお洋服については、スタッフと伊勢丹に行って、試着しまくります。お気に入りブランドはいっぱいありますが、例えばディオールを試着して、ウェストの切り替えがレディライクでかわいいね、とか。

フィッティングルームのインテリアも参考になります。先日はロエベのトップスで、後ろに長いリボンの付いたバックのデザインがかわいかった。制服のデザインのために、コンサバティブなもので、綺麗に見えるものなど勉強しています。The Rowはシンプルで良いですし、アレクサンダー・マックイーンのジャケットの形も綺麗。サルヴァトーレ・フェラガモも同様で、そんな中から、今のトレンドのベルト遣いなどを、実際に着て試しています。伊勢丹はとても勉強になります。

あとは、海外のモード雑誌に精通するスタッフから、情報収集しています」


ビジネスウーマンとして、多忙な毎日を過ごしながらも、あれもこれもと頭でっかちにならず、周りのサポートも受け入れ、しなやかに仕事もプライベートも過ごされている様子が印象的でした。

仕事熱心だけれど、無理せず、そしてなんだか楽しそう!ついつい、なんでも煮詰まってしまうーー、そんな人は、山城さんの自然体、参考になるポイントがあるのではないでしょうか?

この記事の執筆者
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WRITING :
神田朝子