洋菓子の街・神戸には、ハイレベルなスイーツが盛りだくさん。たとえば神戸フランツの人気スイーツ「神戸魔法の壺プリン」はじめ、「プリン」も逸品ぞろいです。
この記事では、老若男女に愛される「プリン」に絞り、おすすめのお店をピックアップ。プレステージなレストランの予約を得意とする『一休.comレストラン』で口コミ評価が高いお店と、料理人の顔が見えるグルメ・レストランサイト『ヒトサラ』でシェフがオススメするお店の中から、計6軒を厳選してご紹介しています。
たとえば和食店のデザートとして提供されるプリンなど、専門店に限定せず選定しているので、「え？この店にプリンが？」という、意外な一品とも出会えるかもしれません。
【目次】
人気店の隠れた名物
【1】IO RASSIC（イオラシック）｜三宮・元町｜イタリアン
三宮の喧騒を抜けた中山手通。不動坂を上る途上で、一軒家風のかわいらしいレストランと出会います。こちらは、イタリアン・レストラン「IO RASSIC（イオラシック）」。扉を開けると、オープンキッチンから料理のおいしそうな香りが広がり、訪れる者をあたたかく迎えて入れてくれます。
店内は木の風合いを活かした造りで、全体的にあたたかな印象。カウンター席でもゆったりスペースが取られており、心地のよい時間を過ごせます。
こちらでいただけるのは、地元食材を主とした、ヘルシーイタリアン。たとえば肉は、神戸牛の主産地でありシェフの故郷でもある、兵庫県西脇市産の「黒田庄和牛」を使用。また野菜は店主の自家菜園で育った採れたてを使うなど、こだわりの食材を取り入れ、素材そのものの風味引き立つ、優しい味わいの一皿に仕上げます。
コースのトリを飾るデザートもおいしく、とにかく最後まで満足感たっぷり。たとえばティラミスといったイタリアン・ドルチェのほか、黒糖を使った特製プリンが評判です。
おすすめはディナープラン「【一休限定】店主こだわりの食材を存分に！赤エビソテー・鴨胸肉ロースト・お魚料理・パスタなど 7,150円」。ある日の一例として、「小皿」、「明石鯛とフルーツトマト（冷製）」、「赤エビのソテー 甲殻類のソース」、「本日の市場からのお魚料理」、「鴨胸肉のロースト 赤ワインのソース」、「季節食材のスパゲッティ」、「黒糖のなめらかプリンとバニラアイス」。
問い合わせ先
- IO RASSIC
- 営業時間／11:30～14:30、18:00～22:30
定休日／火曜日
予算／ディナー 8,000円～9,999円
キャパシティ／19席
喫煙可否／全面禁煙
TEL／078-221-2678
住所／兵庫県神戸市中央区中山手通1丁目20-8 1F
【2】obiobi（オビオビ）｜三宮・元町｜ワインバー
続いてご紹介するのは、北野坂とフラワーロードの間にあるワインバー「obiobi（オビオビ）」。
店内はシックな色合いで統一されており、すっきり洗練されたイメージ。そんな中、目を引くのが、迫力のウォークインセラーです。セラーに収納されているのは、100本もの厳選ワイン。同店にはソムリエ資格を持つスタッフが5人在籍しており、料理に合わせた1杯と、炭火料理のマリアージュを楽しめます。
自慢は、オリジナルグリラーで焼き上げる、炭火焼きの料理。たとえばロゼ色の断面がそそる「ニュージーランド産 ラムチョップ（骨付300g程度）」は、50分かけじっくり焼くことで、この美しい仕上がりを実現。見た目だけで食欲が刺激され、口に含めばそのあふれる旨みに、ワインが進みます。
そのほか、外はカリッ・中はやわらかに焼き上げた「フォアグラ」や、甘み際立つシンプルな一皿「北海道産 板うに」なども、是非オーダーしていただきたい逸品。コース料理級の洗練された料理を、アラカルトで気ままに堪能することができます。
〆には特製の「プリン」がおすすめ。プリンの優しい食感に、夢心地のまま長い宵を締めくくって。
問い合わせ先
- obiobi
- 営業時間／17:30～1:00
定休日／日曜日 ※祝日、連休時は営業
予算／ディナー 7,000円
キャパシティ／30人（宴会・パーティー時着席:30人）
喫煙可否／～21：00 全席禁煙 以降は喫煙可
TEL／078-325-0606
住所／兵庫県神戸市中央区加納町4-9-29 神戸伊藤ビル1F
【3】北野坂 栄ゐ田｜三宮・元町｜和食
北野坂とパールストリートが交わる、閑静なエリアのビル5階。ここに潜むよう店を構えるのが、ご紹介する和食店「北野坂 栄ゐ田」です。
店内に足を踏み入れると広がるのは、木目が美しい、和モダンの空間。ダウンライトの灯が心地よく、カウンターで静かに杯を傾ける一人客の姿も見られます。そのほか個室なども完備されており、用途に応じた使い分けが可能です。
こちらのお店は利酒師を置いており、「無濾過生原酒」など、希少なお酒を取りそろえ。壁面には蔵元の社長や杜氏のサインが躍り、そのこだわりを裏付けます。
「田の稲が穂を実らせるように、このお店に集う人の全てが繁栄を為（ゐ）するように」…。「栄ゐ田」という名に込められたのは、店主のそんな思い。
コースの場合もアラカルトの場合もまず最初に供されるのが、季節の食材をとりどり盛り付けた「前菜の盛り合せ」。旬の味覚をふんだんに使った一皿は、まさに繁栄を象徴するかのようです。
そのほか、素材の味を大切にした料理は、いずれも逸品ぞろい。そのこだわりは、シンプルな「ご飯」からも感じられます。「土鍋炊きご飯」に使用する米は新潟県魚沼から直送されるもので、毎日店で玄米から自家精米しているそう。信楽焼で炊かれたご飯から立ち上る香りに、自然と笑みがこぼれます。
和食店としては少し意外ですが、たとえば「大吟醸酒粕プリン」や「ふわふわチーズケーキ」など、スイーツも人気メニューのひとつ。自家製の丁寧なデザートが食事を締めくくり、幸福な余韻を残してくれます。
問い合わせ先
- 北野坂 栄ゐ田
- 営業時間／11:30～14:00、17:30～23:00
定休日／不定休
予算／ランチ 1,500円、ディナー 7,000円
席数／40人（宴会・パーティー時着席:40人）
喫煙可否／ランチのみ分煙
TEL／078-221-1608
住所／兵庫県神戸市中央区中山手通1-22-13 ヒルサイドテラス5F
食べ放題プランあり
【1】スカイグリルブッフェGOCOCU（ゴコク）／神戸ポートピアホテル｜ポートアイランド・六甲アイランド｜ブッフェ
神戸港内につくられた人口島・ポートアイランド。三宮と神戸空港を結ぶポートアイランド線が走る、近未来的なウォーターフロント・エリアです。
ご紹介する「スカイグリルブッフェGOCOCU（ゴコク）」は、この島にある「神戸ポートピアホテル」内のブッフェレストラン。神戸空港から近いのはもちろん、ホテルへは三宮や新神戸から無料のシャトルバスでアクセス可能。喧騒を離れ優雅な時間を満喫できる、穴場的スポットです。
レストランが位置するのは、ホテルの高層部30階。ホテルそのものの楕円デザインを活かした構造で、店内に張り巡らされた窓からは港町・神戸を一望することができます。
「GOCOCU（ゴコク）」という店名が示す通り、こちらでいただけるのは、兵庫五国（摂津、播磨、但馬、丹波、淡路）の特産食材。肉や野菜はじめ、米や卵、さらに味噌、塩、醤油など調味料に至るまで兵庫産にこだわり、出来立ての料理をブッフェ形式で提供してくれます。
メインは特注の石窯で焼き上げるロースト＆グリル料理。たとえば骨付きのアンガス牛を使用したローストビーフのほか、兵庫県産ポーク、但馬鶏など…じっくり焼き上げる肉料理には、うまみがたっぷり凝縮されています。またサラダバーは兵庫の農家から届けられる旬野菜が中心。その鮮やかな彩りで目も楽しませてくれます。
そして最後のお楽しみはデザート。ホテル特製「カスタードプリン」など、専門パティシエによるスイーツがカウンターに並び、別腹もしっかり満たしてくれます。
おすすめはディナープラン「【3/1～5/6】’’40周年フェア”ディナーブッフェ／平日＋1ドリンク 4,900円」など。神戸の夜景とともに、兵庫の食材を活かしたこだわりの料理を楽しめる、充実のブッフェプランです。
デザートの一例として、ホテル特製「カスタードプリン」のほか、「丹波のおいしい牛乳“コーヒーパンナコッタ”」、「パイナップルと神戸ワインのフレッシュコンポート」、「兵庫県香寺町のローゼルと柑橘類（文旦）のマリネ」など。
問い合わせ先
- スカイグリルブッフェGOCOCU／神戸ポートピアホテル
- 営業時間／7:00～10:30、11:30～15:00、17:30～21:00、カクテルタイム 20:30～23:30 土日祝／7:00～10:30、11:30～15:30、17:00～21:30、カクテルタイム 21:00～23:30
定休日／なし
予算／ランチ 3,000円～3,999円 、 ディナー 4,000円～4,999円
席数／178席（個室2室含む）
喫煙可否／全面禁煙
住所／兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目10番地1 神戸ポートピアホテル30F
スカイグリルブッフェGOCOCU／神戸ポートピアホテル の詳細・Web予約はこちら ＞＞
マンゴープリンを食べられる
【1】施家菜 點心坊｜三宮・元町｜中華
トアロード沿いに立つ、中華風の重厚な佇まいが印象的な「施家菜 點心坊」。こちらは、広東料理の名店「施家菜」が手掛ける、点心専門店。木材をふんだんに使用した内装は高級感がありつつ、どこか懐かしさを感じる温かみも。飲茶ワゴンが店内を回る様子は、本場・香港の下町を想起させます。
そんな雰囲気のある空間でいただくのは、香港から招かれたスーパーシェフによる、本格飲茶。店内を巡る飲茶ワゴンは、「蒸し」「鉄板焼き」「お粥」の3種類。ワゴンから好きなものを選べるほか、別途オーダーすることも可能です。
味のレベルが高いのはもちろんですが、SNS映えしそうなキュートなルックスも話題。それが如何なく発揮されているのが、おまちかねのデザート点心です。たとえば可愛い目玉の付いた「流れるカスタード饅頭」。こちらは、提供時に付くハサミで饅頭の口部分を切ると、中からトロリとしたカスタードが流れ出す仕掛け。また「子豚チャーシュパオ」など、かわいらしい見た目に心躍ります。
そのほかおすすめは、プリンに似たクリーム感が日本でも人気の「エッグタルト」。香港式エッグタルトはマカオ式のパリパリした皮と異なる、ラードを使ったやわらかな食感が特徴で、その口溶けにやみつきになってしまうこと必至です。また「マンゴープリン」や「杏仁豆腐」など、定番の香港スイーツも勢ぞろいし、思わずあれもこれ注文してしまいたくなってしまいます。
問い合わせ先
- 施家菜 點心坊
- 営業時間／11:45～15:00、17:30～22:00 土日祝／11:30～15:00、17:30～22:00
定休日／水曜日
予算／ランチ 2,500円、ディナー 5,000円
席数／38人（宴会・パーティー時立席:40人着席:30人）
喫煙可否／完全禁煙
TEL／078-381-8137
住所／兵庫県神戸市中央区下山手通3-11-17
お土産に！持ち帰り可能
【1】料和 大道｜新神戸/北野｜和食
北野坂の途上、パールストリートに一歩折れた場所に出会う、洗練された和の佇まい。纏う静寂に魅かれ扉を開けると、こだわりの行き届いた、和モダン空間が迎えてくれます
最後にご紹介するのは、和食店「料和 大道」。店内はカウンター6席、個室2部屋と席数少な目ですが、これは目が行き届く範囲で心を尽くしたいという、もてなしの気持ちから。和みのひとときを提供してくれる、接待などにもおすすめの1軒です。
実はカウンターに使われている木材にも、空間づくりにおけるこだわりが。カウンターといえば檜が定番ですが、こちらでは敢えて欅を採用。檜の飴色は独特の味があり、そのやわらかな風合いで温もりを演出します。
こちらで堪能するのは、芸術品のような和食のコース。洋のアレンジを加えた料理に厳選した器を合わせ、その美しさを印象的に引き立てます。
たとえば特注の切子細工に盛り付けた、「お野菜の八寸」。旬野菜が数々共演し、甘み、辛味、苦味、酸味、塩味など、五味のすべてを一皿で網羅。彩り豊かに、目も楽しませてくれる一品です。
看板メニューは「鰹の塩たたき」。毎日高知より直送される鰹は、脂の乗った、とろけるような舌触りが絶品。ほんのり香ばしいかおりは、お酒のあてにも最適です。お酒は和食に合う日本酒を中心に、常時15から20種類を取りそろえ。器も「堀口硝子」製・江戸切子のおちょこ30脚が用意されており、自分の好きなものを選べるという心憎さです。
締めのご飯は、鹿児島県の希少な品種「あきほなみ」を羽釜で炊いて。コースの最後まで、至福の時間を堪能させてくれます。
そして隠れた名物が、お持ち帰りできる「自家製プリン」。使用するのは、大阪・堺「ヨシダファーム」から届く卵の、黄身部分のみ。黄身だけを使っているので旨味が凝縮されており、濃厚な味わいを楽しめます。大切な人へのお土産にするのはもちろん、自宅へ持ち帰るもよし。部屋で杯を傾けながら、幸福の余韻に浸るのも乙なものです。
問い合わせ先
- 料和 大道
- 営業時間／12:00～14:00、18:00～0:00
定休日／不定休 ※日曜営業あり
予算／ランチ 7,000円、ディナー 15,000円
席数／19人（宴会・パーティー時着席:19人）
喫煙可否／完全禁煙
TEL／078-200-5583
住所／兵庫県神戸市中央区山本通2丁目1-2 岡本ビル1階
※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は2020年3月27日（金）時点での情報をもとに作成しています。
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
