こんにちは、アンドリューです。いつもお付き合いくださってありがとうございます! ところで、アンドリューって、誰だあ? どんなやつだあ? と思われている方もいらっしゃるかもしれないので、セルフィー(自撮り)写真で自己紹介をさせていただきます!

じゃじゃーーーん!

初めましてアンドリューです・・・顔がラグジュアリーでなくてすみません(一応時計はZENITHなんだけどなあ・・・シャツはサンスペル・・・)

えーーー? 外見がまったくラグジュアリーじゃない! ものすごく品がない!

そうなんです! それが悩みで・・・。ところで、このセルフィー写真が何かっていうのが問題です。

実はこれ、ロンドンのSAATCHI GALLERY(サーチギャラリー)という美術館で現在開催されている展覧会に出展されている作品。ある鏡の前に立って、スマホで自撮りすると、こんな動画や写真が撮れるっていう、それそのものがアート作品なのです。

トランプ大統領やエリザベス女王のセルフィー写真

"FROM SELFIE TO SELF-EXPRESSION(セルフィーから自己表現へ)"と題したこの展覧会(9月6日まで開催)、いろいろな人のセルフィー(自撮り)撮影風景や、セルフポートレート(自画像)に主題を置いたアート作品(写真、絵画、立体アートを含む)で構成されているもので、めちゃめちゃ面白かったです。

展覧会の前半は、いろいろな人のいろいろな場面でのセルフィー撮影風景の写真だけで構成された展示。えーーー! こんな人も自撮りするの? えーーーこんな場面でセルフィー撮ってるってすごい! という写真のオンパレード。

キャサリン妃、ジョージ王子出産の瞬間のセルフィー写真。2013年、Alison Jacksonの作品

たとえば、英国王室のキャサリン妃がジョージ王子を出産した瞬間(なんとまだへその緒がついた状態)にアンドリュー王子がセルフィーを撮影している場面の写真、エリザベス女王がコーギーのイラストが貼られたスマホでセルフィーを撮っている写真(エリザベス女王は、長年コーギー犬を飼ってることで有名)や、トランプ米大統領やオバマ前アメリカ大統領のセルフィー撮影中の写真、クリントン女史とメリル・ストリープのツーショットセルフィー、アンジョリーナ・ジョリーとファンのセルフィー撮影、さらには法皇様のセルフィー撮影シーンまで。まったく愉快でものすごく驚いてしまいます。

女王陛下だってセルフィー! マジ、女王陛下のスマホにコーギーのイラストが! "Royal Selfie" 2016年Alison Jackson.

自撮りのルーツはニューヨーク五番街?

展覧会の後半は、そもそもの「自撮りという自己表現」に焦点を当てたアート作品の展示。超高層の塔の上で自撮りする人の写真や、動物と撮影したヘン顔自撮り、宇宙空間での自撮り写真などなど。

2012年、日本人宇宙飛行士、星出彰彦さん撮影の宇宙空間でのセルフィー。”First ever astronaut selfie in space"
Dan Rubin による2014年の作品。なんかフシギ・・・

展示作品の中には、1920年にニューヨークの5番街で撮影された「人類史上初のセルフィー(自撮り)撮影」の場面といわれる写真もあり、興味が尽きません。

これが人類初のセルフィー(自撮り?)。1920年12月、ニューヨーク五番街近くで撮影されたのだとか

今年の夏は、日本でも老いも若きもセルフィー(自撮り)ブームで、超話題になっているCanCamのナイトプールでも、「セルフィー撮ってインスタに上げるためにナイトプールに来る」という女子が後を絶たたないと、度々ニュースでも大きく取り上げられました。

おそらく今年の流行語大賞、日本国内では「忖度」が大賞でしょうけれど、全世界的流行語となると大賞は"Selfie(セルフィー)"になるのではないでしょうか。

そんな折も折、セルフィー(自撮り)をテーマにした展覧会なんて、さすが現代アートの世界的聖地、ロンドンならではですね。

この展覧会をみると、洋の東西を問わず、さらに民族も時代も超えて、そして年齢や社会的階層も関係なく、どんな人の中にも「selfie desire(自撮り願望)」が存在することを考えずにはおれません(自撮りを毛嫌いするというのも、ある種の自撮り願望の別の表出の仕方かもしれませんね)。

ロンドンに行くなら現代アートを満喫せよ!

ちなみにこのサーチギャラリー、私アンドリューがロンドンで必ず行くし、いつ行っても決して期待を裏切らない、現代アートを楽しく見せてくれるサイコーの美術館です。

「えー? 美術なんてぜーーーんぜんキョーミないもーーーん」という人でも、ここに行けば間違いなく、「おもしろーーい!」と思うはず。アンドリュー絶対保証します! 建物もかっこいいし、展示されているものも小難しいものはなく、誰でも楽しめるものばかり。アートショップもかわいいものがいっぱいで、充実しています。もちろん、ロンドンの多くのほかの美術館同様、特別展以外基本無料ですから、何度も心おきなく足を運べます。

商品豊富なサーチギャラリーのミュージアムショップで購入した、アライグマとクマの柄のクッション。なんかかわいくね?

サーチギャラリーは、ロンドンの中でも少し落ち着いたチェルシーという地域にあります。美しい木々の緑にあふれ、メイフェアやピカデリーなどの他の中心地区に比べて空が広く感じられ、心がのんびりします。

重厚な洋風建築の、サーチギャラリーのエントランス。

近くには、Royal Warrantを与えられた(王室御用達のこと)食品店のPartridges(パートリッジ)があったり、アートブックや豪華本の出版で世界的に知られるドイツの有名出版社TASCHEN(タッシェン)のフラッグシップショップ(ここも必ず寄って時間を忘れて見入ってしまいます)があったり、おしゃれなカフェや小さな書店、コスメのお店もたくさんあって半日ゆったりと散策をすることをお勧めします。

サーチギャラリー近く、チェルシー地区にある書店。街角のこんな書店に出合えるのもロンドンの楽しみのひとつ

サーチギャラリーだけでなく、ロンドンには数々のハイレベルな現代アートの美術館があり、多くのところが無料で世界の最先端のアートに触れることができます。また、ロンドンには世界中の現代アートのマーケットの中心があることから、いわゆる現代アートを扱う画廊(販売目的だけれど、自由にみることも可能)も無数にあります。

「今、ロンドンを楽しむなら、現代アートをみよ!」というのが、私アンドリューのオススメです。ということで、次回以降数回、「現代アートの聖地、ロンドン」というテーマでコラムを書かせていただきますね。

さあ・・・・

あれ、セルフィー写真付きで自己紹介をするって冒頭にあったけど、セルフィー写真はあったけど自己紹介はどこ行っちゃったの? 

まあ、固いことは言わずに・・・それはおいおいということで、許してくださいindeed!  ではいつものように・・・夕陽が出たからさようなら。

 
この記事の執筆者
自称大阪生まれ、イギリス育ち(2週間)。広島大学卒(たぶん本当)。元『和樂』公式キャラクター。好きなもの:二上山、北葛城郡、入江泰吉、Soho Squre、Kilkenney、Hay-on-Wye、Mackintosh、雨の日、Precious、Don’t think twice, it’s all right.