大きく報道はされていないが、いま多くのファッションブランドが新型コロナウイルスに関わる医療従事者に向けた支援を行っている。フランスを代表する肌着ブランド「PETIT BATEAU(プチバトー)」もそのひとつ。プチバトーでは、新型コロナウィルスに対する取り組みとして、3月20日~23日の期間で、フランス・トロワにあるプチバトーのサン・ジョセフ工場にて、地域のテキスタイル企業と共にマスク製作のワークショップを実施し、作業は全てサン・ジョセフ工場の職人達のボランティアによって行われ、約5000個のマスクを製作した。

週に25,000個のマスクを制作し、医療現場への支援を行う

プチバトーの職人達
プチバトーの職人達

このマスクは、地域の保健庁を通じて医療現場などに配布され、ワークショップ以降も週に25,000個のペースで製作を継続し、支援を行っている。プチバトーの職人達は、作り手として、ほんの少しでも地域に貢献したいという願いから作業を続けている。

また、プチバトーを傘下に持つグループロシェでは、さまざまなチームが新型コロナウィルスに最前線で戦うヘルスケアチームや自宅待機措置に耐える顧客のサポートを目標とし、「Yves Rocher(イヴ・ロシェ)」ではアルコール除菌ジェル、「Stanhome(スタンホーム)」では消毒製品の製造などの取り組みを行っている。

プチバトーの職人達
プチバトーの職人達

現在も、ボランティアの職人達は週に25,000個のペースでマスクの製作を続けており、さらに生産量を増やしていく考えだ。プチバトーを傘下に持つグループロシェの最高経営責任者であるBris Rocher(ブリス・ロシェ)は、「プチバトーの職人達が、医療チームのニーズに応えるべく、自発的にボランティア活動を行っている事を名誉に思います。彼らは本当に素晴らしい仕事をしています。彼らはGroupe Rocherの誇りです。」と語っている。

いらなくなったTシャツをマスクに!自宅でできるマスクの作り方を公開中!

着なくなったTシャツをリメイクして作った大人用、子供用のマスク

また、プチバトーの公式ブログでは、Tシャツをリメイクして布マスクを作る方法を、「初級編」「中級編」とふたつ公開している。マスク不足の中、これから布マスクを使用してみたいと思っているなら是非とも試していただきたい。公式ブログでは大人用、子供用と型紙を用意しているので、親子取り組んでみるのもおすすめだ。

マスクの作り方は、プチバトーの公式ブログにて

リメイクDIY : Tシャツで布 マスク をつくってみよう!<初級編>

リメイクDIY : Tシャツで 布マスク をつくってみよう!<中級編>

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