【目次】

「母の日」とは?「意味」「由来」を簡潔に解説

■「母の日」はいつ?覚え方

「母の日」は、毎年5月の第2日曜日です。

日本では、戦後の1949年ごろから、アメリカにならって5月の第2日曜日に「母の日」を祝うスタイルが広まったとされています。毎年必ず、5月8日~14日の期間で移動します。2026年は5月10日(日)ですよ!

■「意味」は?

「母の日」は、母親に敬意と感謝を表す日。おかあさんに「ありがとう」を伝えましょう。

■「由来」は?

イギリスやギリシアには古くから、イースターの3週間前の日曜日に、教会を訪れ両親の霊に感謝を捧げる風習がありました。「母の日」は、この風習と、1908年にアメリカのアンナ・ジャーヴィスという女性が亡き母を偲び、教会で行われた追悼行事に白いカーネーションを贈ったという出来事が結合したものではないかとされています。アンナの行動は多くの人々に感動を与え、母に感謝の気持ちを捧げる休日をつくりたいという声はやがてウィルソン大統領にまで届き、1914年、アメリカ議会により5月の第2日曜日が正式に「母の日」と制定されました。これが日本に伝わり、今日に至ります。


【「母の日」制定の背景】

■かつて、日本の「母の日」は3月6日でした!

アメリカ生まれの[Mother's Day]が日本に伝わったのは、明治の終わりから大正時代初期だと言われています。大正時代には、キリスト教関係の団体が中心となって、カーネーションを配る「母の日」のイベントが行われていたそうです。昭和に入ると、昭和天皇の皇后である香淳皇后の誕生日である3月6日が「母の日」となりましたが、戦後、アメリカにあわせるかたちで、1949(昭和24)年、5月の第2日曜日が「母の日」に。

■「母の日」が日本に定着したきっかけは?

1937(昭和12)年の5月8日に、森永製菓が行った「森永母の日大会」というイベントだと言われています。東京都練馬区にあった遊園地「としまえん」(当時は「豊島園」)に、お母さんを無料招待するなどしたことが、全国に「母の日」が認知されるきっかけになりました。


「母の日」の習慣とは?カーネーションに込められた意味

母親にカーネーションを贈るようになったのは、「母の日」制定のきっかけとなった女性アンナが、亡き母を偲び教会の友人たちに贈った花が、白いカーネーションだったから。日本には第二次世界大戦後にこの風習が伝わり、母を失った人は白いカーネーションを霊前に、母親が健在ならば赤いカーネーションを贈るようになりました。

■世界の「母の日」は何を贈る日?

母親に感謝を伝える「母の日」は世界中で設けられており、時期はそれぞれの国によって異なります。

例えば、イギリスの「母の日」は前述の通り、イースターの3週間前の日曜日。かつてはシムネル・ケーキがプレゼントの定番でしたが、現在では花やチョコレートが一般的。

フランスの「母の日」は毎年5月の最終日曜日。家族が母親の家に集まって花束を贈り、一緒にご馳走を食べます。この日は母親がすべての家事育児を休み、夫や子どもたちが家事を担当するそうですよ。

イタリアの「母の日」は、日本と同じ5月の第2日曜日です。感謝を込めて、花やメッセージカード、プレゼントを贈ります。

タイの「母の日」は毎年8月12日です。この日はワチラーロンコーン現国王の母であるシリキット王妃の誕生日。ジャスミンの花輪を贈り、王妃のシンボルカラーである水色の服を着て祝います。

オーストラリアの「母の日」も日本と同じ5月の第2日曜日ですが、花の定番はカーネーションではなく、菊もよく贈られます。菊は英語で「chrysanthemum」。略すと「mum=マム」となることから、母の日には菊を贈るようになったそうです。


「母の日」の感謝を伝える過ごし方と贈り物

「母の日」は、「カーネーションを贈る」習慣から「お母さんの好きな花を贈る」スタイルに、さらに現在では、花にこだわらず、自分が贈りたいものや母親が好きなものを贈るのが主流になってきているようです。おすすめのプレゼントをご紹介しましょう。

■気持ちが華やぐ「コスメを一緒に選ぶ」

「最近、化粧品買ってないかも…」と話す70代は案外多いもの。でも何歳になっても美しく装いたい気持ちは忘れていないはず。デパートのカウンターに一緒に座り、似合う口紅やファンデーションをプレゼントするのはいかがでしょうか。「一緒に買い物」がポイント! きっと喜ばれるはずです。

■「パジャマ」や「タオル」などQOLを高める贈り物

年齢とともに、肌が敏感になる女性は多いものです。特別アレルギーなどなくても、素材や縫製など、極上の着心地にデザイン性も配慮したセレクトで、パジャマやタオルなど、直接肌に触れるアイテムを贈ってはいかがでしょうか。万が一の入院生活にも役立ちますよ。

■「物」より「事」という贈り方も

アクティブなお母さんなら、日帰り温泉やちょっと贅沢なランチなど、「母の日」をプロデュースしてプレゼントするのもおすすめです。「ゆったりと一緒に過ごせる時間」が、実は一番の親孝行かもしれません。「せっかくだから泊まりで」とハードルを上げてプランニングすると、実現の確率が下がります。まずは確実に「ランチから…」といったは発想が、お互いに負担にならず、よいのでは。

■トレンドに敏感なおかあさんには「フラワーおはぎ」

ここ数年ブームの“細工おはぎ”。花などを模した華やかなおはぎが、映えスイーツとして人気です。化粧箱や桐箱に詰め合わされた姿は、まさにフラワーBOX! デザインが素敵なだけでなく、厳選素材を使用したり、添加物を使わないなどのこだわりの商品も。トレンドに敏感なおかあさんにおすすめです。

・タケノとおはぎ:現在の“細工おはぎ”ブームの先陣を切った店。東京都世田谷区用賀3-5-6 アーニ出版ビル1階
(オンライン販売なし、配送不可) 

・Oh! huggy!!:フラワーおはぎ専門店。神戸市東灘区岡本1-11-12(オンライン販売あり) 

・うめとおはぎ:手鞠わさび葉寿しを提供する「梅守本店」のおはぎ専門店。奈良県奈良市法華寺町221(オンライン販売あり)

※詳細は公式ホームページでご確認ください。

■コンサバなおかあさんには「とらやの羊羹」

年配の方への贈り物や、日持ちを考えた贈り物におすすめなのが「とらや」の羊羹です。とらやを代表する羊羹「夜の梅」の小型サイズが、カーネーションのイラストがあしらわれた母の日限定パッケージで登場。単品販売から、同じデザインパッケージの水羊羹とのセット、人気のあんペーストとのセットなどが用意されています。販売期間は2026年5月10日(日)、または中旬ごろまで。なくなり次第終了です。

※詳細は公式ホームページでご確認ください。

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「母の日」は5月の第2日曜日。毎年必ず、5月8日~14日の期間で移動するので、「ゴールデンウイークが明けたら母の日!」と覚えておくといいでしょう。「何を贈ろう」と迷いに迷ってしまったら、気兼ねなく「何がいい?」と聞ける母子関係を、普段から築いておきたいものですね。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
参考資料: 『日本国語大辞典』(小学館) /『デジタル大辞泉』(小学館) /『プログレッシブ和英中辞典』(小学館) /『日本大百科全書 ニッポニカ』(小学館) /『12か月のきまりごと歳時記(現代用語の基礎知識2008年版付録)』(自由国民社) :