マリーアントワネットゆかりの窯「レーヌ窯」のDANを受け継ぐテーブルウェアシリーズが登場
パリの中心地であるヴァンドーム広場のすぐ隣に本店を構える、「ニナス マリー・アントワネット」。ヴェルサイユ王立菜園の唯一の契約企業であり、ヴェルサイユ宮殿の貴族やマリー・アントワネットにも愛された紅茶ブランドです。
2017年、同ブランドから「幻の窯」と呼ばれたレーヌ窯のコレクションが発見されました。歴史的な発見である陶磁器を再現するため、卓越した技術と職人を持つ日本の陶磁器メーカー・ノリタケと、陶磁器の販売実績経験でトップクラスの輸入貿易商社ノーブルトレーダースがダッグを組み、王妃の工房を再現する「王妃の工房フェニックスプロジェクト」がスタートしました。
「王妃の窯」と呼ばれたレーヌ窯とは?
レーヌ窯は、パリで1776年から1810年のわずか30数年だけ存在した窯であり、マリーアントワネットが擁護したことから「王妃の窯」と呼ばれてきました。同コレクションは、ニナス マリー・アントワネットパリ本店のミュージアムストアで、アンティークのドレッサーを修復する際、その中から発見されました。
アンティークでも市場で目にすることが少ないこの窯の最後の作品は、1810年の閉窯の際、ニナスの創始者である ピエール・ディアズという人物に渡ります。
当時は王室ゆかりの品は所有するだけでも罪とされたため、これらのコレクションは箱に入れることなく、ニナスの地下深くに置かれていたままになっていたそうです。
そして、この歴史的な陶磁器を再現する目的で、2017年に「王妃の工房フェニックスプロジェクト」が始まり、2年以上の歳月を経て、「オリジナル ニナス マリー・アントワネット」のテーブルウェアシリーズが完成しました。
王妃の工房のDNAを受け継ぐテーブルウェアが誕生
このシリーズは、器を通して、当時の文化や歴史を多くの人と共有し、共に受け継いでほしいという願い、そして世の中に無数に存在する陶磁器の中で、唯一無二のテーブルウェアを作りたいという想いから、オリジナルの破片をアイテムに埋め込むという、大胆な挑戦をしています。
発見されたコレクションの中には壊れた食器の欠片があり、修復が不可能なものも多くありました。その欠片をパウダー状にまで粉砕。この微粒子を、お皿のバックスタンプ横に、特殊な器具を使い、ひとつひとつ手作業で同じ大きさになるよう、半球状の盛上を施す技法「ノリタケの半球盛」を使って埋め込んでいます。
日本の職人による、卓越した技術を取り入れた陶磁器
また、世界限定6枚のボウルは、ノリタケ屈指の技術を持ったペインターによる手書き。当時の色や柄を忠実に表現しています。
さらにカップやプレート用のギフトボックスの柄は、マリー・アントワネットの秘密の部屋の壁の柄が取り入れられています。ヴェルサイユ宮殿と強い結びつきのある、ニナス マリー・アントワネットだからこそ可能になった、夢のコラボレーションです。
■1:世界限定6枚・オリジナル ニナス マリー・アントワネット 1775(R)ボウル
■2:オリジナル ニナス マリー・アントワネット 1775(R)プレート
■3:オリジナル ニナス マリー・アントワネット 1775(R)カップ&ソーサー
現存したオリジナルとの出合い、そしてその感動を共有できる「オリジナル ニナス マリー・アントワネット」のテーブルウェアシリーズ。歴史を越えて受け継がれる職人の技術を感じながら、その美しさを間近で感じてみてください。
※表示価格はすべて税込みです。
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- Precious.jp編集部