フジテレビ系にて、新作ドラマ『世界は3で出来ている』の放送が決定しました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、私たちの生活は、以前の生活とは異なるものになってしまいました。緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ新型コロナウイルスを意識しての生活は続いていきます。「アフターコロナ」「ウィズコロナ」とも言われる今後の生活はまだ終わりがみえていません。

「そんな日常の中で、できないことを面白がり、限られた制約をあえて楽しもうと生まれた企画」として、ソーシャルディスタンスドラマ『世界は3で出来ている』が制作されました。2020年6月11日(木)23:00から放送されます。

林遣都さん主演!アフターコロナ、ウィズコロナの今を切り取ったリアルな物語を描く『世界は3で出来ている』

主演は林遣都さん。なんと、今回のドラマに出演するのは、林さんただひとり。一卵性三つ子役として、一人三役を演じます。

内容は「奇想天外なファンタジーでもSFでもゾンビものでもない。どこにでもいそうな若者3人のアフターコロナ、ウィズコロナの今を切り取ったリアルな物語」。「密閉」「密集」「密接」の三密を避けるために、三つ子の設定になったのだそう。

史上初となった緊急事態宣言で、外出を自粛し、できるだけ家で過ごすようにする、人に会わないなど、今までの生活からかけ離れた生活をした人も多いのではないでしょうか。

人に会えず、鬱々としてしまった人。逆に、外出できないことで、自宅でのおこもり生活を満喫した人。誰もが初めての経験の中で感じる感情は、おそらく人の数だけあったと思います。

本作は、「ポジティブに受け止め『素晴らしかった』と思える人がいたら? それは人間のたくましさ、生きることを明るく照らす光となり得るのでは。 緊急事態宣言解除後に再会した若者3人の姿を通じ、ほんの一瞬でも生きることの楽しさ、おもしろさ、光を感じていただければ」との思いが込められて制作されています。

安心で安全な撮影を徹底したドラマとあって、リモートによる打ち合わせと、密を避けて撮影した「ソーシャルディスタンスドラマ」という新しいスタイルのドラマです。

林遣都さんが一卵性三つ子として、一人三役を演じる!

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『世界は3で出来ている』で一人三役を演じる林遣都さん ©フジテレビ

今回のドラマの主役となる林遣都さんは、2007年に映画『バッテリー』の主演で俳優デビュー。その演技は高く評価され、日本アカデミー賞をはじめ多くの新人賞を受賞しました。その後も、数々のドラマ・映画で活躍。

又吉直樹さんの芥川賞受賞作をドラマ化した2017年『火花』(Netflix)や、男性同士のピュアな恋愛模様を描いた2018年『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)での熱演にも大きな注目が集まりました。

2019年には、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』でNHK大河ドラマ初出演を果たし、2019年~2020年のNHK連続テレビ小説『スカーレット』では、戸田恵梨香さん演じるヒロイン・喜美子を支える幼なじみ、信作役を好演。2020年1月に放送された『フジテレビ開局60周年特別企画 教場』では訓練生のひとり、平田和道を演じました。

爽やかさのある役柄から、シリアスな役柄まで見事に演じきる実力派俳優の林さん。今回演じるのは、商事会社勤務・望月勇人(もちづき・ゆうと)、会計士・望月泰斗(もちづき・たいと)、茨城在住の農園経営・望月三雄(もちづき・みつお)。3人は、29歳の一卵性三つ子です。

一人三役を演じるのは初の試みという林さん。実際に演じた感想を、こうコメントしています。

「三つ子という設定は、とても難しいだろうし、かなり挑戦的な企画だなと思いましたが、やりがいを感じました。演じ方によって、できあがるものがまったく変わってくるなと感じたので、ひとつひとつ台本を読みながら膨らませていきました。

撮影期間も短く、(三役を)入れ替わりながら撮っていく中で、僕自身も混乱しましたが、とにかくひとりひとり、気持ちを込めて演じていくことを軸におきました。見てくださっている人に、掛け合いや空気感で、だんだんそこにいる3人がなんとなく、気がついたら別人に見えていたらいいなと。

今回の企画で、映像作品のスペシャリストの方たちと一緒にお仕事できたということの喜びの方が大きく、とにかく楽しかったです。あとは自分がどこまで突き詰めていけたか?というところです」

三役をどう演じ分けているのか、約40分の一人芝居に注目です!

脚本は朝ドラ『スカーレット』の水橋文美江さんが担当

『世界は3で出来ている』の脚本を担当するのは『ホタルノヒカリ』(2007年、2010年日本テレビ系、2012年劇場版)、『母になる』(2017年日本テレビ系)、そして女性陶芸家の半生を描いた『スカーレット』(2019~2020年NHK総合ほか)の随筆も記憶に新しい、水橋文美江さん。

プロデュース・演出は、『Dr.コトー診療所』(2003年、2004年、2006年)、『ようこそ、わが家へ』(2015年)、『貴族探偵』(2017年)(すべてフジテレビ系)を担当した中江功さん。今年1月に放送された『フジテレビ開局60周年特別企画 教場』の演出も担当しています。

今回のキャスディングに関して、中江さんは「彼以外に考えられないので、断られたらこの企画はなかったことにしようと思っていました。引き受けていただいて感謝しています」とコメントを寄せています。彼なしには成立し得なかったとまで言わしめる林さんの役者としての絶対的存在感に、本ドラマへの期待も高まりますね。

CM動画では、3役演じる林さんの姿も!視聴者からの注目度も高まる

林さんありきで企画された今回のドラマ。情報がリリースされるやいなやSNSでは「うれしすぎる」といった喜びの声が多数、あがっていました。果ては「ありがとう世界!」と拝んでしまうファンまで!

ドラマの番宣CMが公開されると「さらに楽しみになった!」「動く三つ子!」「遣都くんが3人映ってて、誰をみたらいいのかわからない」などの歓喜のコメントが寄せられ、ファンの期待値も高まっているようです。

公開されたビジュアルを元に、林さんが着用している衣装と同じものをすでに購入されたという方も! 放送前から「メイキングも絶対に見たい」「フジテレビさん円盤化をお願いします」といった声もあふれ、ファンの多くは、あと一週間、あと3日とカウントダウンをしながら放送を待ちわびています。

この状況下だからこそ生まれた見どころ満載となるソーシャルディスタンスドラマ。気になるあらすじを、フジテレビさんご協力の元、先取りしてお届けします。

2020年6月11日(木)放送『世界は3で出来ている』あらすじ

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『世界は3で出来ている』で林遣都さん演じる三つ子のひとり・望月勇人 ©フジテレビ

商事会社に勤務する、望月勇人(もちづき・ゆうと)は、29歳。子供の頃から明るくお調子者の性格とあって、人生はすべてノリで生きてきたといっても過言ではないようです。現在勤めている会社には、亡き父のコネで入社。しかし、それが通用したのは始めのうちだけでした。

入社して7年。持ち前のノリやコネだけでは仕事は通用せず、すっかり落ちこぼれのサラリーマンになってしまった勇人。「会社を辞めたい」とすら思っていたところに、今回の緊急事態宣言が発令されました。仕事環境が一変し、テレワークやオンライン会議が主流になったことで、勇人の仕事にも変化が訪れます。

まるで人が変わったように次々と仕事をこなし、この3か月で自信を取り戻したのです!

勇人には彼女もでき、一緒に住むために新居にも引っ越しました。緊急事態宣言が解除されたある日、勇人はプロポーズを決意することに。

彼女が来るのを待っていると、そこに来たのは、一卵性三つ子の兄・泰斗(たいと)と弟・三雄(みつお)でした。仕事を辞めたいとこぼしていた勇人を心配して訪ねてきたのですが……。


林さんは、見どころをこう語っています。

「挑戦的な試みをしているドラマで、現場も試行錯誤で苦労しながらやっていましたし、僕自身も(放送を見るまでは)どんな映像作品に仕上がっているのか想像ができません。いくらでも想像がふくらむ作品になっているので、僕自身演じさせていただいて、こんなに幸せなことはありませんでした。

改めて、『テレビドラマっていいな』『またドラマを見たいな』という気持ちになっていただけたらうれしいです」

ウィズコロナ、アフターコロナの今だからこそできた、新しいタイプのドラマ。約40分間、画面に映り続ける林遣都さんの演技を目に焼き付けてみてはいかがでしょうか。

番組詳細

『世界は3で出来ている』公式サイト

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  • 2020年6月11日(木)23:00~23:40放送予定  フジテレビ系