コロナ太りなのか、下腹部がぽっこりと出てきているのが気になる…。それは長時間のデスクワークや運動不足でお腹がむくんでいるのかもしれません。お腹もむくむの?と思うかもしれませんが、骨盤周りの筋肉の動きが悪くなれば、血流もリンパも滞りで老廃物がたまってしまうことに…。

これを解消するには、骨盤に近い腸周りのリンパ=腸骨リンパを刺激して、むくみの原因である老廃物を流すのが得策です。

そこでアンチエイジングデザイナーの村木さんが教えてくれるのが、座ったままでできる、簡単な腸骨リンパマッサージ法。ぽっこりお腹の人、便秘がちな人、下半身がむくみやすい人は必見。デスクワークの合間にできるので、習慣化すれば下腹スッキリ、ウエストもキュッとくびれてきますよ。

下腹部をスッキリさせる、座ったままの腸骨リンパ流しメソッド

■Step1:腸骨リンパの位置を手で挟むようにつかむ

手を腰骨の上に親指以外の4本指を当てて、親指は後ろ側に。両手で腰骨の上をつかみます。これが基本の手の位置です。

このとき、骨の奥に圧をかけるようにしっかりとつかむのがコツです。
このとき、骨の奥に圧をかけるようにしっかりとつかむのがコツです。

■Step2:椅子に座り、膝を左右交互に高く上げる

Step1の手の位置はそのままに、椅子に座り、左右の膝を交互に上げ下げします。これを右左で1回とカウントして20回行いましょう。骨盤の一部である腸骨が動くことによって適度な刺激になり、リンパの流れを活性化することができます。

椅子に座り、膝を左右交互に高く上げる
このとき、息は止めずに深呼吸をしながら行いましょう。

■Step3:お尻を左右交互に上げ下げする

Step2の体勢のまま、腰骨の上をつかんだまま、お尻を左右交互に上げ下げします。このとき、肩の高さは変えないで、骨盤だけをグッと上げて肋骨に近づけるようにしてください。これを右左で1回とカウントして20回行いましょう。

お尻を左右交互に上げ下げする
肩は下げて力を抜き、指全体で圧をかける感じで行いましょう。

【まとめ|下腹部をスッキリさせる、座ったままの腸骨リンパ流しメソッド4か条】
1.食べ過ぎたわけでもないのに、お腹がぽっこり出ているのはむくんでいる可能性あり。
2.長時間のデスクワークで骨盤周りの筋肉がこわばり、骨盤周りのリンパ=腸骨リンパが滞るのが原因。
3.デスクワークの合間に座ったままでケアできる、腸骨リンパメソッドがおすすめ。
4.骨盤周りのリンパが流れることでお腹のむくみがスッキリ、ウエストのくびれができる!

以上、下腹部をスッキリさせる、座ったままの腸骨リンパ流しメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は6月27日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:武田宏美さん
(38歳・音楽配信サービス会社勤務)
「腸骨のあたりの筋肉を触ると意外とカチカチに固まっていることに気づきました。この部分は意識して動かすことがないので、メンテナンス不足だったようです。このメソッドは座ったままで簡単にできるがいいですね。デスクワークの合間に、気分転換するタイミングで行うのが良さそうです」

 

PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子