【第10問】賞味期限切れのそうめんは、見た目に変化がなければ食べても問題ないが、おいしくはない。
「YES」と答えたあなた、不正解です。
乾麺の賞味期限は、一応規定はあるものの、細い麺の場合は特に、保存状態に問題がなければ長期保存してもおいしく食べられる、と言われています。
昭和55年(1980年)10月25日の『全國乾麺新聞』(全国乾麺共同組合連合会)誌上に、「家庭で10年以上保存した、外観に問題のない乾麺」について、専門機関で品位テストをした結果が載せられていますが、『食に充分に供し得る状態』だったとか。
【第2問】で、手延べそうめんの「厄」について解説しましたが、乾麺は経年によって「よりコシコシとした歯ごたえが出る」状態になっていく傾向があるようです。
これが、うどんなど太い麺の場合は、「経年によって次第に弾粘性が乏しくなる」という食味のマイナスにつながる傾向となり、
そうめんなど細い麺には「経年によって次第に歯ごたえが出る」という、食味のプラスにつながる傾向があるそうです。