近年では、イタリアブランドなどに見られるナチュラルフィットが主流であるブレザー。そんな中、フランスのメゾンを代表するサンローランから一線を画すブレザーが登場した。サンローランらしい構築的で美しい男性的なシルエットは、どこか昔のパリジャンを彷彿とさせながらも、モダンにアップデートされている。昨今のブレザーにはない色気と新鮮さが楽しめるアイテムだ。
サンローラン流の構築的なブレザーが男の色気をあげる!
現代的ブレザーの新解釈!

アメリカンストライプに代表されるネイビー×イエロー×レッドのストライプを取り入れたブレザー。Vゾーンが最も広くなる6つボタン1つがけのルーズシルエットを採用したボディに、肩パッドの入った直線的なラインとシャープなウエスト周りによって、より男性的なシルエットが強調されている。サンローラン流に解釈したアメリカ的着こなしが楽しめるジャケットだ。
クラシカルな正統派もお手のもの!

起毛感のあるウールを使ったブレザーは、細かなチョークストライプが入った正統派。とはいえ、そこはサンローラン。構築的な肩周りのコンケープドショルダー、ゴージラインの低いラペル、着丈はやや長めなつくりにより、美しい縦ラインを強調したボクシーシルエットが特徴的だ。アンティーク調のメタルボタンに、アンカーモチーフを取り入れて遊び心もしっかりと盛り込まれている。
気分はパリジャン!ブレザーはラフに着崩す!

美しく仕立てられたブレザーは正統派に着こなしたいところだが、そこはサンローラン流、ラフに着崩すのが正解だ。上品でレトロなドット柄のシルクシャツで色気を取り入れつつ、その上品さをあえてのバギーシルエットなデニムで巧みに着崩したい。足元にローファーを合わせれば上品さは損なわず、まるでかのセルジュ・ゲンズブール的着こなしの完成だ。
まだまだ暑さがぬぐいきれない季節であるが、店頭では衣替えを済ませ秋物が並んでいる。そんなショーウィンドウを見ると、気持ちはすでに秋気分。特に秋の初まりに袖を通すジャケットはサンローラン一択だ。
※価格はすべて税抜きです。
問い合わせ先
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊