いつも年末に慌てて大掃除をして、「日頃からやっておけばよかった…」と後悔した経験はありませんか?
そこで本シリーズでは、毎日、少しずつお掃除して、最終的に家全体をピカピカにする計画をご提案。それぞれの場所ごとに、つきやすい汚れや掃除テクニック、掃除グッズなどを掃除のプロに教わります。
今回のお掃除場所は「リビング・部屋」。
レクチャーしてくれるのは、家事代行マッチングサービス「タスカジ」で、掃除から料理までマルチに活躍するくくるさん。大手家事代行会社で研修を担当した経験もある家事の達人です!
リビング・部屋の掃除テクニック
まずはリビングやその他の部屋にある各部位の掃除テクニックやおすすめ洗剤・アイテムをくくるさんにアドバイスいただきました。
■1:家具・家電
「家具や家電はホコリがつきやすい場所。家具は花王のリビング用そうじ道具「クイックルハンディ」で落として、柔らかい布で拭きます。家電も同じようにホコリを落とします。水拭きできるものは水拭き、できないものは、から拭きを。特にエアコンの上のホコリは普段からクイックルハンディでこまめに取り除くのがポイント。
家電の中でも、掃除機からにおいがするときは、におい消しとして、ゴミパックに重曹パウダーを入れるのがおすすめです」
■2:照明器具
「照明器具もホコリがたまりやすいです。取り外せるものは外してからホコリを落として水拭き後、から拭きします。特にキッチンの照明は油が飛んでいるので、セスキ炭酸ソーダ水クリーナーなどで拭くとよく落ちますよ」
■3:壁
「まずはクイックルハンディで上からホコリを落とします。水拭きできるところは水拭き、できないところは、から拭きを。特に巾木(はばき)のホコリのこびりつきは、不織布に水を含ませたもので拭いて、から拭きすると落ちます」
■4:ドアノブ・手すり・スイッチ
「ドアノブとスイッチは、軍手に『カビキラー アルコール除菌 キッチン用』を含ませて拭きます。手すりは水拭き後にから拭きをして仕上げを」
■5:カーテン
「カーテンは、まず洗濯機で洗える素材かどうかを確認し、洗えるのであれば、お湯20Lに、米国発の酸素系漂白剤『オキシクリーン』をスプーン5杯溶かしたオキシクリーン溶液に浸けてから洗濯機にかけます。脱水後はそのままかけていたところにかけて乾かしましょう」
■6:窓・網戸・ブラインド
「窓周りは、汚れが少ないところから順に進めていきます。まずは一番汚れの少ない内側の窓から。不織布で上から順に拭いていきます。汚れが多いときは何度か繰り返します。その後、マイクロファイバークロスで一方向に拭き上げます。
次に内側の網戸。水でしぼった不織布で拭き、不織布を洗った水が綺麗になるまで拭きます。その後、マイクロファイバークロスでから拭きをするとより綺麗になります。外側も同様に拭き、最後にサッシを不織布で拭きます。
ブラインドは、軍手に重曹水を含ませて指で隙間をしっかりと拭いていき、最後は水拭きで仕上げます」
■7:フローリング・カーペット・畳
「フローリングの汚れはさまざま。もし水拭きしても取れないときは、重曹やセスキ炭酸ソーダ水クリーナーで拭いてみてください。
カーペットは、掃除機をかけるときに重曹をふりかけると、消臭作用があるのでにおいも取れます。
畳は目に沿って優しく掃除機をかけます。その後、固く絞ったタオルで、目に沿って同方向に拭き上げてください」
普段からやるべきことと掃除のキホン
続いて、リビングや部屋の普段からの掃除テクニックを伺いました。
「リビングは人が一番集まるのでホコリが多いのが特徴。時間をかけられないときは、クイックルハンディでサッとホコリとりをしてモップをかけるだけでも違います。
また家電や照明器具のホコリをとらないと、いくら掃除機をかけても上から舞い降りてくるので意味がありません。基本は、『上から下へ』『奥から手前に』『汚れの少ないところから多いところへ』と掃除を進めると効率よく掃除できますよ」
今回は、リビング・各部屋の掃除テクニックを教えていただきました。プロの技にならって、ぜひトライしてみましょう。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利
- EDIT :
- 安念美和子、原田恵子(イクシアネクスト)