いつも年末に慌てて大掃除をして、「日頃からやっておけばよかった…」と後悔した経験はありませんか?

そこで本シリーズでは、毎日、少しずつお掃除して、最終的に家全体をピカピカにする計画をご提案。それぞれの場所ごとに、つきやすい汚れや掃除テクニック、掃除グッズなどを掃除のプロに教わります。

今回のお掃除場所は「洗面所」。

レクチャーしてくれるのは、家事代行マッチングサービス「タスカジ」で、掃除を中心に整理収納の分野でも活躍するmachamachaさん。細やかでスピーディーな掃除ワザを持つ掃除の達人!

洗面所の掃除テクニック

まずは洗面所の各部位の掃除テクニックやおすすめ洗剤・アイテムをmachamachaさんにアドバイスいただきました。

■1:洗面ボウル

掃除
洗面ボウルをしっかりお掃除

「洗面ボウルは、手洗いやうがいのときの水はねや化粧品の油分などで汚れがつきやすいです。普段の掃除には、お風呂用洗剤を洗面ボウル全体にスプレーして、水で濡らしたスポンジで全体的に洗います。その後、洗剤を水で洗い流し、乾いた布でしっかり水分を拭き取ります。

サッと掃除するには株式会社東邦による中性の住宅用合成洗剤『ウタマロクリーナー』を使っています。洗面ボウル全体にスプレーして少し置いた後、水で濡らして絞った布で拭いていきます。マスクや手袋も要らず、二度拭きがいらないので楽に掃除できます」

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■2:洗面台

洗面台
意外と汚れやすい洗面台

「洗面台は、手洗いやうがい、洗面の水はねや、石鹸カス、化粧品の油分などにより汚れやすいです。

普段の掃除では、お風呂用洗剤を水で濡らしたスポンジにスプレーして洗面台全体を洗います。その後、洗剤を洗い流し、乾いた布でしっかり水分を拭き取ります。

サッと掃除するときは、水で濡らして絞った布にウタマロクリーナーをスプレーして洗面台を拭いていきます。化粧品などを置いている場合は、どかしながら、その化粧品の底の部分なども拭くようにします。布の代わりにキッチンペーパーを使うと、拭いた後に洗う手間が省け、衛生的かつ時短にもなります」

■3:排水口

「さまざまな汚れた水が流れる排水口は、髪の毛やゴミ、菌も繁殖しやすい場所です。常に濡れていてゴミなどによりカビも発生しやすいです。

サッと掃除するには、カビキラーをスプレーして洗い流すだけの簡単掃除ができます。ゴム手袋やマスクを必ずして、排水口カバーを外し、大きなゴミをティッシュなどで取り除きます。

排水口と排水口カバーにカビキラーをかけて20分くらい置いた後、しっかり洗剤を洗い流します。

排水口には、排水口フィルターを取り付けすることをおすすめします。流れてくる髪やゴミをしっかりキャッチしてくれるので排水口が汚れにくくなり掃除が楽になります」

■4:鏡

「鏡は、洗面時の水はねや化粧品の油分などが飛び汚れやすいです。サッと掃除するには、ガラス用洗剤を鏡にスプレーして乾いた布で拭きます。このとき、布はマイクロファイバーを使うとより汚れが落としやすいですよ」

■5:蛇口

蛇口
蛇口部分もこまめにお掃除

「洗面時の水はねや手洗いうがいの水はね、化粧品などがついた手で蛇口を触ることで蛇口部分は汚れがつきやすいです。

普段の掃除は、濡らしたスポンジにお風呂用洗剤をつけて蛇口部分を洗います。蛇口の根元や細かいところは歯ブラシや掃除用の隙間ブラシを使って掃除します。その後、洗剤を洗い流して乾いた布でしっかり水分を拭き取ります。

サッと掃除するには、濡らして絞った布にウタマロクリーナーをスプレーして蛇口部分を拭きます」

■6:棚

「洗面所の棚は、化粧品などの油分などにより汚れやすくホコリもつきやすくなります。ヘアブラシを置いておくと髪などもちらかりやすい場所です。また歯ブラシを置いておくと湿気により雑菌が発生しやすいですね。

サッと掃除するには、ここでもウタマロクリーナーを使います。棚の中は先にティッシュなどで汚れを取り除き、水で濡らした布を絞り、それにウタマロクリーナーをスプレーして、化粧品などを持ち上げ、どかしながら棚を拭いていきます。このとき、化粧品などの底の部分も拭くようにします。

ポイントとして、棚を掃除した後に、アルコールやエタノールを棚にスプレーして乾いた布で拭き取るだけで雑菌が繁殖しにくくなり、衛生的です」

■7:石鹸受け

「洗面台近くに石鹸受けがあると、洗面のたびに水はねして、石鹸自体も濡れていることで石鹸受けが汚れやすいです。トレー式の石鹸受けは水がたまりやすいので、雑菌が繁殖しやすくなります。石鹸が当たる底の部分はこまめに洗い、乾いた布で拭き取るようにします。石鹸受けはできるだけ水はけの良いデザインにすると衛生的です。ポイントとして、洗面台の壁などに浮かせて取り付けられるようなマグネット式の石鹸ホルダーもあるので、これなら石鹸が乾きやすく衛生的です」

洗面所の掃除を断念しやすい場所と掃除テク

掃除テク
洗面所で掃除を断念しやすい場所は?

続いては、洗面所の各場所のうち、汚れが落ちにくいなどの理由で、掃除を断念しやすい場所をmachamachaさんに教えていただきました。果たして、掃除テクニックは…?

■1:洗面台の棚

「棚は化粧品や歯ブラシ、たくさんのアイテムが入っていると掃除がしにくいので、断念しやすい箇所だと思います。先にご紹介したように、ウタマロクリーナーをキッチンペーパーにスプレーして、汚れが気になる箇所を拭き掃除する。これだけでも簡単に掃除ができますよ」

■2:排水口と排水溝

「排水溝は面倒と思いがちで、掃除を断念している場合も多いと思います。先にご紹介したように、排水口はカビキラーをスプレーして少し置き、水で洗い流すだけでかなりきれいになります。排水溝はパイプクリーナーを流し入れ、30分~60分時間をおき、水を流すだけでも洗浄成分で汚れを分解するので、掃除がなかなかできなくても定期的にパイプクリーナーでの洗浄を行うことをおすすめします」


今回は、洗面所の掃除テクニックを教えていただきました。プロの技にならって、ぜひトライしてみましょう。

machamachaさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」にて、掃除を中心に整理収納の分野でも活躍。家事代行会社での勤務経験もあり、依頼者のニーズを叶える的確な段取りと、細やかでスピーディーな掃除ワザで、依頼者からの評価も抜群に高い。100均グッズをはじめとした家事アイテムにも詳しい。
ホームページ家事代行マッチングサービス「タスカジ」

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この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原亜香利
EDIT :
安念美和子、原田恵子(イクシアネクスト)