東京・六本木の国立新美術館にて、「国立新美術館開館10周年 新海誠展―『ほしのこえ』から『君の名は。』まで―」が2017年11月より開催されます。9月7日に同館で行われた記者発表会には、新海 誠監督が登壇しました。

『ほしのこえ』から『君の名は。』まで、新海 誠監督のあらゆるアニメーション作品の製作過程が観られる

「国立新美術館開館10周年 新海誠展―『ほしのこえ』から『君の名は。』まで―」キービジュアル

昨年大ヒットを記録したアニメーション映画、『君の名は。』。この映画を手がけたのが、アニメーション映画監督の新海 誠さんです。

本展が開催される国立新美術館は、2007年に開館した、ほかの美術館とは、異なり常設展のための収蔵品を所蔵しない、文字通り「新しい」タイプの美術館。そんな国立新美術館の開館10周年、および新海監督のデビュー15周年を記念して企画されたのが本展です。

(ちなみに館名につけられた「新」には、「新たな分野を広く紹介していく美術館」という意味もこめられているそう)

意気込みを語る青木 保 国立新美術館長

国立新美術館長の青木 保さんは、「今年はお互いにとって節目の年。日本の現代文化をどのように広めていくかを考え、美術館を通してアニメーションなどがさらに飛躍していくきっかけとなれば」と、国立の美術館においては初となる、現役のアニメーション映画監督の名を冠した展覧会に期待を寄せていました。

ちなみに、新海監督の代表作である『君の名は。』の作中には、国立新美術館2階のカフェ、「サロン・ド・テ ロンド」などが登場。ファンにとっては、「聖地」とされている場所でもあります。

挨拶をする新海 誠監督

記者発表会に登場した新海監督は、「多くの人に関わっていただいた作品が、自分の作品として紹介されるのは申し訳ない気もするが、所縁のある国立新美術館で開催できてうれしい」と、「聖地」での開催を氏自身も楽しみにしている様子。

展覧会では、新海監督のアニメーション映画製作の軌跡を、商業映画デビュー作『ほしのこえ』から、昨年公開された『君の名は。』まで1000点以上の資料を通じて紹介される予定です。新海監督野の作品の特徴でもある、独自の映像美を体感できるコーナーも設置される予定で、さまざまな角度から新海監督のクリエーションの源を知ることができる、貴重な機会となっています。

また、展覧会で欠かすことのできない音声ガイドは、『君の名は。』で主人公の立花瀧を演じた、俳優の神木隆之介さんが担当。新海監督も「神木くんが、自分の作品をどのように語ってくれるのか楽しみ」と、笑顔で話していました。

なお、本展は「ネタバレ注意!」なほど、新海作品のあらゆる部分にフォーカスし、内容が盛りだくさんの展覧会になる予定です。あらためて作品をチェックしたうえで訪れると、新海監督のアニメーション映画の世界観を心ゆくまで堪能できるかもしれません。

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