9月の異名、いくつ知ってる?「長月」「夜長月」それからそれから?

本日から9月ですね。今年は、日本の最高気温記録が更新された猛暑の夏でしたが、みなさま、体調はいかがでしょうか?季節の変わり目ですので、ご自愛くださいね。

さて、本日9月1日は『防災の日』および『防災用品点検の日』です。

1923(大正12)年のこの日、大地震『関東大震災』があったことを教訓とし「常に災害に備えよう」という意識を啓発するため、伊勢湾台風のあった翌年の1960(昭和35)年に閣議決定された記念日です。

『防災の日』とあわせ、9月1日は『防災用品点検の日』としても推奨されています。

『防災用品点検の日』は年4回、3・6・9・12月の1日、とされています。みくなさまもぜひ、ご自宅の防災用品を点検なさってくださいね。

飲食物や消毒薬の保存状態は大丈夫か?常備薬が古くなっていないか?などの消耗品に関するチェックも必要ですし、

いざという時に必要な身の回り品も、季節や気候に合わせて入れ替えをしておいたほうが安心です。

…というところで、本日1問目のクイズです。

【問題1】「検める」ってなんと読む?

「検める」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「調べて、間違いないか確かめる」という意味の日本語です。

<使用例>

「防災って普段からの備えが大切だから、定期的に防災用品を検めることを習慣化しておくべきよね?」

「○○○める」と読み仮名3文字です。
「○○○める」と読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 検(あらた)める です。

「改(あらた)める」とは、似ているようで意味が違います。
「改(あらた)める」とは、似ているようで意味が違います。

なるほど、「点検」とは「検める=調べて間違いがないか確かめる」ことですね!

「あらためる」というと、「改める」という表記がポピュラーですが、

「改める」は「新しくする」「改善する」「きちんとする」などの意味で、

「検める」は「調べて吟味する」というような意味になります。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】9月の別名「寝〇月」って?

9月の別名を表す、次の3文字の単語の、真ん中に入る漢字1文字をお答えください。

【寝〇月】

ヒント:9月の異名では「長月(ながつき)」が有名ですが、ほかに「夜長月(よながづき)」という呼称もあり

ます。【寝〇月】は、夜が長い時期ゆえにこうなる、と連想できる呼称です。

9月の別名です。
9月の別名です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 寝覚月(ねざめづき) です。

暦(こよみ)と関連した日本語には、往々にして先人の知恵が盛り込まれています。

「秋の夜長」という言い回しがあるので、「寝覚月(ねざめづき)」という呼称を素直に考えると「夜が長すぎて、寝ても目覚めてしまう」なのかもしれません。

しかし、9月といえば気候の変わり目でもあるので、体が慣れるまで、意外とぐっすり眠れない、睡眠の質が低下しがち…という部分を表現している向きもあるのでは?と思いました。暦(こよみ)に関わる日本語には、先人たちの生活の知恵や「気づき」が盛り込まれた日本語が多いのです。

現代はエアコンで室温管理できるとはいえ、気候の不安定な9月は、寝具の素材や厚みに迷う日もありそうですよね?猛暑で疲れた体を、だんだんと涼しくなる気候に慣らしていくこの時期、「寝覚月(ねざめづき)」という呼称は、「よい睡眠をとれるよう工夫して、よく身体をいたわるように」と、先人が教えてくれる日本語、という気もいたします。

防災用品が完璧でも、体調がいま一つでは、いざという時に的確に動けませんので、ふだんからしっかりと鋭気を養っておきましょう。

本日は『防災の日』『防災用品点検の日』にちなんで、

・検(あらた)める

・寝覚月(ねざめづき)

という言葉をおさらいいたしました。

 

この記事の執筆者
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ILLUSTRATION :
小出 真朱