30代を迎えた頃から多かれ少なかれ感じる、からだや心の変化。その変化には個人差が大きいからか、日常の会話で話題になることも少なく、本当は誰にでもある変化を「もしかして私だけ」と悩む方も。

そこで、皆さん20代のころに比べて、からだや心にどんな変化を感じているのか、30代から50代の女性40名にアンケートを実施。具体的なコメントとともに回答していただきました。前編に続き後編では、ファッションアイテムの選び方にフォーカスします!

プレ更年期、更年期に感じる変化を調査!ファッションアイテムの選び方で変わった点は?

お腹をつまむ女性
年齢を重ねるごとに感じるからだや心の変化

前編では、そのアンケートから体型や肌質・髪質、体調などに表れる変化に対する回答を紹介しましたが、今回はファッションに対する変化にフォーカス。各年代で一番多かった回答と、具体的なコメントを紹介します。

肌触りや肌映えが気になる30代、40代以降は細身のシルエットを避ける傾向が顕著に

Q. ファッションアイテムの選び方には、どんな変化がありますか?

<a.綿、シルク、麻など天然素材を選ぶようになった。 b.ボディーラインが出る細身のシルエットの服を着なくなった。 c.ウエストがゴムのボトムなど楽な着心地の服が増えた。 d.選ぶ色が変わった。 e.何も変化はない から回答していただきました。>

■各年代で一番多かった回答
30代 a. 綿、シルク、麻など天然素材を選ぶようになった。 d.選ぶ色が変わった。
40代 b. ボディーラインが出る細身のシルエットの服を着なくなった。
50代 b. ボディーラインが出る細身のシルエットの服を着なくなった。

■具体的なコメント
「素材や着心地にも目が向くようになった」(34歳・きつねさん)
「思い切ってカラーを楽しめるようになった」(39歳・Yukksさん)
「ストレッチがきくパンツなど、窮屈でない服を選ぶようになった」(まさちんさん49歳)
「二の腕、ウエストのゆるみなど、体型カバーできるものかどうかをチェックするようになった」(さとこさん・50歳)

30代ではaとdが同数。体型より肌触りや肌映えが気になり始めるのに対し、40代ではbとdが僅差、50代ではbとの回答が圧倒的。年齢を重ねると体型の変化が気になり、なるべく二の腕やお腹周りなど気になる部分をカバーできるデザインを優先させるよう。

下着については「ブラジャーの胸下の締め付けが苦手になってしまった。ブラトップでさえ窮屈に感じてしまうので、締め付けが少なくてバストラインもある程度整えてくれるものを探し中」との回答も。我慢せず楽してキレイになりたい、というのは女性にとって永遠のテーマですね。

2番目に多かった「b.選ぶ色が変わった」という回答には、「くすんだ色より明るい色を選ぶようになった」との声が多数。肌色や肌質の変化に伴い似合う色も変わるもの。でも、新しい色に挑戦するきっかけにもなりますね。

身に着ける機会が減ったのは、ヒールの高い靴とワイヤー入りブラジャー

最後に、「その他、何か感じる変化がありましたら、自由にご記入ください」とお願いしたところ、なんと40人中16人が「ヒールのある靴、高いヒールの靴をはかなくなった」とのコメントが。そして5人が「ワイヤー入りブラを着けなくなった、着ける回数が減った」とコメント。自由なコメントをお願いしてこの結果ですから、実際はどちらももっと人数が多いと思われます。

ヒールを履かなくなった理由は「子育て中だから」などもありますが、ファッションの流れがカジュアル化し、仕事などオンタイムでもスニーカーがポビュラーになった事も一因と言えそう。ブラジャーに関しても、ノンワイヤーでもバストメイク機能を備えたブラが増えたり、ブラトップのバリエーションが増えたりしている事が理由にあるのではないでしょうか。

インナービューティーに関心が集まり、ファッションは引き算に

その他にもいくつか共通したコメントをいただきました。

「肌質も髪質も体調もすべて口に入れるものが大事だと思い、食材を選ぶようになった」(30歳・みゆきさん)

など、食事のバランスに以前より気をつけたり、オーガニックフードやスーパーフードを積極的に摂ったり、インナービューティへの関心が高まったという声も。

「メイクが薄くなった。 アクセサリーも小ぶりな物に。その分ひとつひとつ年相応の価値のある物になった」(36歳・まなちゃんさん)

とのコメントに代表されるように、メイクもファッションも20代の足し算から「引き算」へ。数より質、そんな傾向も見て取れました。その他に、

「年相応の美しさというものはきっとあると信じて、すべてを受け入れよう! と思うようにしています。その方がなんだか楽になれるような気がしているから」(48歳・TUさん)

「外見、内面とも若見えではなく成熟した美しさが内側から滲み出るようにしたいと努力している」(53歳・cynthiaさん)

などのコメントも印象的。年齢を重ねて手放すものもあれば、新しく得られるものもあるのでしょうね。

ファッションを楽しむために知っておきたい、ランジェリーブランド3選

20代の頃に比べてからだに変化が表れたからと言って、好きなファッションを諦める必要はないですよね。大人の女性がおしゃれを楽しむパートナーとなるランジェリーブランドを紹介しましょう。

■1:上質な天然素材とシンプルなデザインで、タイムレスな美を表現する「ハンロ」

ハンロ(ワコール)
「ハンロ」を代表する銘品「コットンシームレス」。映画『アイズ ワイド シャット』ではニコール・キッドマンが着用しました

以前、この連載でも詳しく紹介した「ハンロ」は、上質な天然素材を使ったインナーを展開する老舗ブランド。シンプルなデザインでありながら、どこか色っぽさが漂うまさに大人の女性のためのブランド。インナーだけでなくラウンジウエアもおすすめで、リモートワークの時の部屋着や近所へのお出かけにぴったり。「締め付け感のある服は苦手になったけれど、ただ楽に見える服は避けたい、おしゃれを楽しみたい」そんな声に応えます。

■2:変化する体を愛おしく思える仕掛けがたくさん詰まった「フロラーレ」

フロラーレ バイ トリンプ(トリンプ・インターナショナル・ジャパン)
フレンチローズをイメージしたシリーズ。締め付け感はないけれど、バストをリフトアップし、背中は食い込みにくい仕様に

大人のからだを美しく彩るランジェリーを提案する「フロラーレ バイ トリンプ」。肉質が柔らかくなって段差ができやすくなった背中をカバーしたり、ショーツのパターンにほんの少しゆとりをもたせたり、肌が明るく見えるカラーにこだわったり、さり気なく細かい配慮が散りばめられています。派手ではなくとも華やかさを感じるレースのランジェリーは、心に華を添えてくれます。

■3:いざという時やはり頼りになる「マルコ」の補整下着

マルコ
時間をかけてエクササイズに励まなくても、着るだけでメリハリボディに近づけるのが補整下着の最大の魅力

今回のアンケートでは「細身のシルエットの服を着なくなった」との回答が多数を占めましたが、「今日はいつもよりボディーラインが強調される服」という機会もありますよね。そんな時に頼りになるのが補整下着。ブラジャーとロングガードルを着用するだけでも、シルエットに大きな変化が感じられるはず。ボディーラインにメリハリが出るだけでなく、背筋がスッと伸びてスタイルアップが期待できそうです。


今回は、プレ更年期、更年期に感じるこころと体の変化を調査しました。「年齢はただの数字」なんて台詞を聞いた事がありますが、さまざまな変化に抗えないのも現実。その変化を受け止め、ビューティフルエイジングを目指していきたいですね。

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この記事の執筆者
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ウェブサイトなどで執筆・編集を行なう。モットーは「ラグジュアリーからプチプラまで」。国内外の展示会・店舗を幅広く取材する。
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PHOTO :
AFLO
WRITING :
川原好恵
EDIT :
石原あや乃