【第2問】「訪問着(ほうもんぎ)」とは、肩から裾までの模様が、仕立て後につながって1枚の絵のように見える「絵羽模様」を施した着物である。

「NO」と答えたあなた、不正解です。

訪問着」とは、肩から裾までの模様が、つながって一枚の絵のように見える「絵羽(えば)模様=絵が羽をひろげたようにつながった柄つけ」」の着物を指します。

着物の「格」でいうと、上から二番目の「準礼装」になります。

左右とも「訪問着」。衿+肩+袖など、縫い目をまたぐ部分の柄(がら)も、一枚の絵のようにつながった「絵羽模様」です。
左右とも「訪問着」。衿+肩+袖など、縫い目をまたぐ部分の柄(がら)も、一枚の絵のようにつながった「絵羽模様」です。

「準礼装」と言っても、ゲストとして結婚式のような席にも着用できる、フォーマル色の強い着物になります。

これより格上の「第一礼装」の着物は、「打掛(うちかけ。花嫁の婚礼衣装)」「黒留袖(くろとめそで。主に結婚式で新郎新婦の母や親族の既婚女性が着用したりする、五つの家紋を染め抜いた着物)」「本振袖(ほんふりそで。振袖の中でも最も袖が長く、結婚式で花嫁が引きずるように着付けたりする、かなり豪華なもの)」「喪服(もふく。黒一色の紋付)」などです。…こちらは着用シーンが、本当に限定的です。「第一礼装」は、式典の主役やその親族など、出席者としての役割が重いシーンでのみ着用する着物、ととらえると良いかもしれません。
 

ゲストの立場で「パーティー等に広く着て行かれる着物」、つまり最も活用頻度の高い着物は、「訪問着」など「準礼装」のカテゴリの着物です。

【第3問】「訪問着」見分けられる?>>

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『きものの種類とTPO』株式会社さが美/『きものと』株式会社京都きもの市場/『キモノ日和は旅気分』たまがわきもの教室
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