「よいデザインに囲まれた暮らし」を、どこにいても実現できるオンラインストアとは?

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グッドデザイン賞の受賞商品専門店「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」

家で過ごす時間が多くなり、これまで以上に住宅に居心地の良さを求める人が増えました。片付けや断捨離、オンとオフの切り替え、自分の居場所作り等々、これまで後回しにしてきたことがとても大切なことだったと改めて気がついた人も多いのではないでしょうか? 

これからの生活に新たに迎え入れるものは吟味して長く愛せるものを買いたい。そんな声に応えるような、ニューノーマル時代においても「デザインのちから」によって、人々の暮らしや社会がより豊かにしてくれるオンラインストアが2020年10月1日に開店しました。日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度である「グッドデザイン賞」の受賞商品専門店「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」の公式オンラインストアです。

取扱商品は、リビング・バス、ダイニング・キッチン、ファッション、食品、ホビーの分野でグッドデザイン賞を受賞した商品約600点。10月1日に発表された今年度のグッドデザイン賞商品も、10月26日より販売がスタートします。

よいデザインとの出会いを生み、新しい心地よさを発見してほしいというコンセプトの「おしゃべりなオンラインストア」

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シンプルで見やすいサイトの様子

また、このオンラインストアでは定期的に商品の特徴や背景を紐解く特集記事や、コラム連載「グッドデザインのはなし」を予定しており、販売するグッドデザイン賞受賞商品に関わる「はなし」を、Product・People・Placeの視点でメルマガやSNSでも配信するそう。奥深いデザインの話を聞くのも、ものを選ぶ楽しみを倍増してくれますよね。

では、数多くのアイテムが揃う「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」から、私が注目した3点をご紹介します。

インテリアエディターDはこれに注目!暮らしに取り入れたいアイテム3選

■1:中が丸見えにならない、プリミティブな形状のゴミ箱

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【商品名】「SWING BIN M(スウィングビン M)」 【ブランド】MOHEIM(モヘイム) 【メーカー名】株式会社プラスティックス 【価格】¥8,580 【サイズ】幅21×奥行き21 ×高さ44cm 【素材】本体/ABS、フタ天然木突板・MDF

 ゴミ箱は、インテリアアイテムのなかでも、なかなか気に入ったものを見つけるのが難しいもののひとつですよね。こちらのアイテムは、スイングする蓋のおかげで中のゴミが見えず、蓋を取り外して洗えて、内部にはビニル袋を設置することもでき機能性が完璧! 竹をスパッと割ったような形状もプリミティブな愛嬌があり、シンプルで美しいゴミ箱です。

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■2:現代の暮らしにマッチするシンプルな神棚

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【商品名】「かみだな しろ」 【メーカー名】正木屋材木店 【価格】¥29,800 【サイズ】幅12×奥行き3.8×高さ28cm 【素材】国産桧

 神棚がある家は減っている一方でお札を毎年もらうという方は多く、本棚や固定電話の横などに無造作に置かれがち。伊勢神宮を立体模型から二次元にすることで、従来の神棚の在り方は変わらずに、シンプルで場所を取らないデザインになりました。国産の檜を厳選して、木工職人が一つひとつ丁寧に作っているというのも、購入することで日本のものづくりの持続可能を支援できて素晴らしいと思います。

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■3:世界初、リフレクターにもなる水筒で安全に移動

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【商品名】「リフレクターステンレスボトル Ref-bo(リフボ)」 【ブランド名】Magisso(マギッソ) 【メーカー名】株式会社アペックス 【価格】ブラック¥3,300、ホワイト\3,520 【容量】350ml 【素材】内びん/ステンレススチール、胴部/ステンレススチール、ストレーナー/ステンレス鋼、パッキン/ゴム、フタ/プラスチック

自転車通勤や、密を避けて運動する人も増えた昨今。またサスティナブルな取り組みの一つとしても、マイボトルを持ち歩く人も増えました。ただの水分補給のツールとしてだけでなく、暗闇で光に反射することで安全を守ってくれるシンプルなボトルは、取り外し可能なストレーナー付きで、そのままお茶を淹れることもできるという機能性も嬉しいですよね。

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「もの」だけじゃない!「よいと思える取り組み」や「イノベーション」が大賞に選ばれることが増えているグッドデザイン賞

デザインと聞いてみなさんが想像されることはどんなものでしょうか? 近年、グッドデザイン賞では、実は「ものではない」デザインも数多く受賞しています。

たとえば2018年度の大賞「おてらおやつクラブ」。お寺に納められたさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力のもと、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動で、貧困問題の解消に寄与することを目的にしています。

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全国1524の寺院が参加している「おてらおやつクラブ」

以上、2020年10月1日にオープンした、「グッドデザイン賞」の受賞商品専門店「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」の公式オンラインストアをご紹介しました。

私たちの暮らしやすさ、過ごしやすさに直結するデザイン。現在の状況を、ライフスタイルを見直すきっかけをもらったと捉えれば、今後広義の意味での「よいデザイン」の価値は高まる一方ではないでしょうか。

※掲載した商品はすべて税込です。

「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」公式オンラインストア

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この記事の執筆者
イデーに5年間(1997年~2002年)所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock(ふんぷんクロック)』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト:YOKODOBASHI.COM