丸く大きなヘッドライトと、曲線基調のグラマラスなボディ。ポルシェは2000年代以降、SUV、サルーンと、ラインアップを増やしてきた。いずれも代表的モデル『911』の特徴をデザインに取り入れ、一目でポルシェとわかる。鍛えた体幹を持つ一流のアスリートのような、頼もしく上質な乗り味も共通だ。
ポルシェ『718ケイマン』
特に素晴しいのが、スポーティなシートポジション。ステアリングを握る手の位置は肩とほぼ同じ高さになり、腰から肩甲骨にかけてが座面と背もたれにしっかりとフィットし、心地よい。写真の『718ケイマン』も、人気のSUV『カイエン』も、みな同じだ。
この、スポーツカーを楽しむための重要な要素を、ポルシェはとても大切にしている。創設者のフェルディナント・ポルシェとその息子フェリー、孫のブッツィまでが一貫してこだわってきた部分でもある。感覚で済まされがちな「スポーツカーの味」を、熟練のエンジニアがモデルに合わせて丹念に適正化し、継承する。これこそが、ポルシェ門外不出のクラフツマンシップなのだ。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 川田有二
- WRITING :
- 櫻井 香