「月極」ってなんと読む?「げっきょく」と読んでいる方はいませんよね!?
1968(昭和43)年の本日12月19日に、日本人の大きな冒険が成果をあげました。…なんでしょうか?
日本人が初めて、南極点に到達したのです。
これは、冒険家・研究者たちの、いにしえの専門的な記録にとどまりません。私たちも、この偉業の恩恵を享受しているかもしれないのです。
大ヒット映画『南極物語』をご覧になった方、たくさんいらっしゃると思います。美しくも厳しい南極の描写、人間と動物の絆の物語に触れ、感動が、今も深く心に焼き付いている…という方も多いのではないでしょうか?
実は、日本初・南極点に到達した観測隊の隊長に就任していた、故・村山雅美(むらやままさよし)氏が、『南極物語』の監修をなさっていたのだそうです。
先人たちの挑戦の成果が、思いもよらないような、さまざまな形で受け継がれていく素晴らしさを、改めて感じますね。
…さて、本日1問目のクイズは、「南極点」の「点」の字をピックアップしてみましたよ!
【問題1】「点す」ってなんと読む?
「点す」という日本語の読み仮名をお答えください。
ヒント:「あかりをつける。点灯する。」という意味の言葉です。
<使用例>
「素晴らしい映画って、心に灯を点してくれるわよね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 点(とも)す です。
「点」という字は、「小さな印」という意味で使用される字ですが、こんな素敵な読み方もあるのです。本日、おさらいするのにぴったりな日本語ですよね!
2問目はがらりと趣向を変えて、「難読漢字の代表」の一つとも言える、大変良く見かける、そして誤読しやすい熟語を出題します。
【問題2】「月極」ってなんと読む?
「月極」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「一か月を単位として契約などを決めること」という意味の日本語です。
<使用例>
「最近、出社の時にはいつも車を使っているから、いっそ会社の近くの月極駐車場を借借りてしまおうかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 月極(つきぎめ) です。
「南極」つながりで「極」という漢字の難読クイズにしてみました。
「極」という字は「約束/とりきめ」という意味も含んでおり、「極(き)め」は「約束ごと」という意味になります。
「月極」は「げっきょく」という誤読が大変多く、「月極駐車場ってとても多いから、ものすごく大きな駐車場のチェーン会社かと思っていた」というカン違いの例も聞かれるほどですが、
「一か月単位で契約する」という意味で「月極(つきぎめ)」です。
本日は、日本人が初めて南極点に到達した日にちなんで、
・点(とも)す
・月極(つきぎめ)
という難読漢字をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱