グローブを取り入れると、手元の所作が美しく映え、エレガントな印象を醸し出せるのが魅力です。ご紹介するファッショニスタたちは、中でも「レザーグローブ」を取り入れて大人ならではのシックな佇まいを実現していました。
近頃は、サステナブルの普及でエコレザーのグローブも豊富に揃っているので、是非コーディネートに取り入れていきたいです。
■1:キャロライン・ダウアは…黒レザーグローブのスパイスでシックを上乗せ
2020年9月、2021春夏ミラノ ファッションウィークのオフランウェイにて姿を見せた、インフルエンサーのキャロライン・ダウア。彼女が愛用していたのは、シンプルな黒のレザーグローブでした。
クラシカルなベージュトレンチコートは、今っぽさが薫るロング丈をセレクト。そこに黒レザーグローブをプラスすることで穏やかなベージュがぐっと引き締まり、知的見えするエッセンスとして好作用しています。
トップスとシューズにも、グローブと同じ黒を選択。そうすることでバランスよく黒が散らばり、全体を引き締めることに成功します。ボトムスには抜け感のある白を迎えつつ、ゴールドのチャンキーチェーンネックレスとバックルベルトで華やかさをトッピング。
■2:マチルド・ヘニングは…デニムパンツスタイルを格上げする黒レザーグローブを活用
デンマーク出身のモデル、マチルド・ヘニングも、キャロライン・ダウアと同じ黒のレザーグローブを活用。カジュアルミックスの着こなしに投入して、こなれたバランスへと導いていました。
白のニットプルオーバーとアイスブルーデニムパンツ、そして白スニーカーで構成した冬のカジュアルスタイルに、チェック柄のブラウンチェスターコートを合わせてテイストミックススタイルへ。そこに更に黒レザーグローブを添えることで、リッチなムードがぐんとアップして、デニムパンツコーデが様になります。きちんと感のあるチェーンストラップのレザーボディバッグも、好アクセントに。
カジュアルミックスのスタイルにもマッチする振り幅の広い黒レザーグローブ、一つ持っておくと重宝しそうですね。
■3:ユスチナ・ツェルニアクは…ダークブラウンのグローブで上品さをアピール
ポーランド出身で、インフルエンサーとして活躍するユスチナ・ツェルニアク。ベージュやエクリュといった淡い配色の着こなしに合わせた小物は、定番の黒ではなく赤みを含んだダークブラウン。その色で、こなれ感と上品さを醸していました。
エクリュのシャツワンピースを軸に、インに同色のタートルニット、アウトには色馴染みの良いベージュジャケットを重ね、奥行きを演出。
着こなしをぴりっと引き締めるダークブラウンのレザーグローブ、そしてトレンドの太めの筒型ロングブーツを合わせれば、お洒落な雰囲気がたちまちアップします。仕上げに真っ赤なハンドバッグを添えれば、ぱっとぬくもりが灯りポジティブな印象に。
防寒対策だけでなく、コーディネートのクラスアップも担ってくれるグローブ。
小さいながらも、装いの表情をがらりと変えてくれる便利なアイテムなので、是非活用してみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部芙美香