着こなしに、重ね着のセンスが問われる秋の始まり。トレンドはしっかりと取り入れつつも、40代・50代の大人の女性にふさわしい品が漂う「鉄板のコーディネート」の成功例を、いくつか身につけておきたいものですよね。そこで贅沢なファーやカシミヤ、シンプルで美しいブラウスやマントといったアイテムを用いた、「自信をもって外出できる鉄板コーディネート」を7つ、ご紹介します。
目次
- ■DAY1:ロングジレで「縦長スリム」に見せる秋コーデ
- ■DAY2:ワンピのセットアップによる「メリハリ」コーデ
- ■DAY3:秋色ボルドーのデザインスカートで、シック&エレガントに!
- ■DAY4:1枚で上品エレガンスが完成する、ゆったりブラウスが主役のコーデ
- ■DAY5:グレー×カーキで、女らしいのにかっこいい理想のコーデ
- ■DAY6:ファー×カシミヤの贅沢アウターで、リッチ感のある上品コーデ
- ■DAY7:カジュアルなのに品格が漂う!カシミヤニットでこなれる大人コーデ
■DAY1:ロングジレで「縦長スリム」に見せる秋コーデ
体の芯から温めてくれるようなアルパカ混のロングジレは、アクセントの大きなポケットのムートンファーがふんわりとしてかわいらしい印象に。ジレはロング丈でも、Iラインでほっそりとして見えるものをチョイスしましょう。歩くたびに揺らめくワイドパンツを合わせることで、新鮮かつエレガントな「ロング&リーン」の完成です。洗練されたネイビーのワントーンには、白いバッグをすっきりと効かせて仕上げます。
しなやかな縦長ラインを出勤スタイルに投入
ロングジレのファーポケットが、贅沢かつかわいらしい印象。ドレスのように揺れるパンツも、引き締めカラーのネイビーのワントーンでまとめれば、縦長ラインがさらに強調されます。
■DAY2:ワンピのセットアップによる「メリハリ」コーデ
ウエストを絞ったメリハリのあるカッティングで、曖昧になりがちな大人のボディラインをカバーしながらも、美しく見せてくれるワンピース。これからの季節、新たに買い足すなら、まずはウエストをきちんと絞った一着がおすすめです。コートとセットアップでまとえば、より端正でエレガントな印象がかないます。
アウターにボリュームがあるぶん、中に着るワンピースは「ウエストマーク」仕様で
クチュール的カッティングが冴える、ウエストがほっそりとしたカットのワンピース。コートとセットアップで着れば、さらに上品なインパクトが。旬のチャンキーヒールで、足元まで抜かりなく!
■DAY3:秋色ボルドーのデザインスカートで、シック&エレガントに!
ボウブラウスとスカートで、こんなにもエレガントな装いに! 計算されたカットやスリットで、まろやかなシルエットを描く、デザインにひとひねりあるタイトスカートに注目です。黒のボウブラウスに合わせ、深みのある差し色、ボルドーでしっとりとした女らしさを香らせましょう。
スカートはタイトに締めながら、地味に見えないひとワザのあるデザインを
長めのカフがポイントのボウブラウスには、シンプルなだけでは終わらない、スリットから華やかな裏地がのぞくタイトスカートを。華やかなボルドーがエレガントな差し色となり、シックな秋冬コーディネートが完成します。
■DAY4:1枚で上品エレガンスが完成する、ゆったりブラウスが主役のコーデ
袖のボリューム感は、エレガンスの証。長く、ふんわりと袖を強調したブラウスを、ぜひコーディネートにも取り入れてみましょう。やや肩が落ちるほどゆとりがある身ごろが、遠目にも映えるしなやかな華やぎを与えてくれます。白からベージュへと続く気品ある配色には、ゴールドジュエリーや、チェーンバッグでリッチな艶を添えることで、さらに優雅な雰囲気がかなうのです。
一枚で品格の漂うゆったりブラウスはワイドパンツと好相性
身ごろも袖もゆとりのある、優雅なシルエットのブラウスを主役に。一枚でドレスアップができるゆったりブラウスには、ボトムもワイドなものを合わせるとバランスも完璧!
■DAY5:グレー×カーキで、女らしいのにかっこいい理想のコーデ
ビッグシルエットでありながら、軽やかなダブルフェース素材で、着こなしやすいコートを主役に。ボタン留めをせず、はおるだけのデザインが新鮮です。グレーの濃淡にはトレンド色のカーキのスカートを合わせ、美しく響き合う配色でまとめれば、女らしさに知的でシャープなかっこよさが加わります!
ボリューム感がありつつも、上質素材で薄く軽いコートを決め手に!
コーディネートの主役となるコートは、この「とろみ」に注目! 大きな身幅から、肩もとろんと落ちるとろみが、洗練された印象を与えてくれます。しなやかでもたつかないコートに合わせるスカートは、カーキを選ぶことで洗練された配色に。
■DAY6:ファー×カシミヤの贅沢アウターで、リッチ感のある上品コーデ
襟から前合わせのトリミング全体に、ミンクファーを贅沢にあしらったカシミヤのマント。一枚のフラットな大判ストールをまとうような自由さと、風をはらんで揺れるドレープが、凛とした気高さを感じさせます。堂々とした美しさこそが、エレガンスの条件なのです。
たっぷりと贅沢な布使いのマントに、リッチなファーで艶やかさを添えて
ミンクファーの艶やかさと、ドレープのやわらかさで、秋冬の黒をとびきりラグジュアリーに見せてくれるマント。ボトムとヒールは細身にして、バランスよくまとめたスタイルには、ゴールドチェーンで鮮やかに!
■DAY7:カジュアルなのに品格が漂う!カシミヤニットでこなれる大人コーデ
前も後ろもV開きになったカシミヤのニットは、デコルテを意識した広い開き具合で「ハートネック」と呼ばれるもの。官能的な大人の肌魅せを、あえてカジュアルなニットで表現することで、絶妙なこなれ感をまとうことができます。首や手首にはジュエリーが輝き、タイトスカートが辛口の女らしさを与えてくれるエレガントな着こなしです。
ゆったりトップスに必要な抜け感を、女らしくかなえてくれるVネック!
上品なセクシーさをアピールする、前も後ろも開いたVニットを主役に。リラックス感のなかに、香り立つような女らしさが漂います。ニットからのぞく肌には、存在感のあるジュエリーできらめきを差し、 タイトスカートで女度もさらにアップさせて。
トレンドを取り入れたアイテムが主役の「ベストコーディネート」7スタイル、いかがでしたでしょうか。トレンドと着こなしやすさ、両方が入ったコーディネートから、自分なりの成功方程式を見つけていただければと思います。
- PHOTO :
- 熊澤 透(人物)、小林美菜子(静物)
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- MODEL :
- 高橋里奈(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、世古京子(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 難波寛彦