チョコレートの香りに癒される! 「カカオティー」のおすすめ3選

カカオ豆の殻を焙煎してつくられた「カカオティー」というお茶をご存知でしょうか? 

抽出したお茶はほのかに甘みがあり、すっきりとした飲み口。カカオの芳醇な香りは気分的に満足感があり、口寂しいときや甘いものをセーブしたいときにぴったりなんです。

さらにカカオティーには、脳の活性化や、肌老化の原因である活性酸素によるトラブルを防ぐ効果が期待されている「カカオポリフェノール」が配合されています。

香りで別腹が満たされる上に、リラックス効果や美容効果も期待できるなんてうれしい限り。今回はそんないいことづくめなカカオティーの注目ブランドを3選ピックアップしました。正統派からチャイとして楽しめる一杯までご紹介しているので、ぜひお好みのカカオティーを見つけてみてください。

■1:濃厚なカカオの香りに満たされる「カカオティエ ゴカン」

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「カカオティー(高麗橋ブレンド)」¥648

大阪・高麗橋に本店を構える「カカオティエ ゴカン(Cacaotier Gokan)」。現地生産者と共にカカオ豆からチョコレートを作る菓子職人「カカオティエ」が手がけるチョコレート菓子が評判を呼び、2年前に日本橋高島屋へ出店しました。

そんなカカオティエ ゴカンの「カカオティー」は、厳選したカカオ豆を本店のビーントゥバー工房にて丁寧に焙煎し、挽いた逸品。

「カカオの殻の雑味を補うために、複数の産地のものをブレンドしているのがこだわりです。また、カカオ豆本来の風味を活かせるよう、ローストしすぎないように気を配っています」(PR・金田さん)

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「カカオティー(高麗橋ブレンド)」の茶葉とお湯で抽出したお茶

実際に飲んでみると、奥行きのあるカカオの豊かな香りに驚きました。まさにチョコレートの香りがするので、ココアを飲んだような満足感があります。一方で後味はすっきりしているので、スイーツやチョコレートとの相性も抜群。

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「カカオサンド」1個 ¥378 ※フレーバーは「ハイミルク」「ヘーゼルナッツ」「ビター」など、全8種

「カカオティーと一緒に楽しむなら、ガナッシュをチョコレートサブレで挟んだ『カカオサンド』がおすすめです。軽やかな食感で、口の中でゆっくりと溶けていくガナッシュの濃厚な味わいとよく合います」(金田さん)

香り高く、その余韻が長く続くカカオティエ ゴカンのカカオティーは、チョコレート好きの人も満足できる一杯。初めてでも手が出しやすいお値段も魅力です。

Cacaotier Gokan

■2:カカオティーの先駆け的存在「グリーン ビーン トゥ バーチョコレート」

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「CACAO TEA」¥777

東京・中目黒や日本橋に店舗を展開する「グリーン ビーン トゥ バー チョコレート(green bean to bar CHOCOLATE)」。カカオ豆からチョコレートが完成するまで約45日間、全工程をお店に併設されたラボで行っており、ひとつひとつ丁寧に作られたチョコレートが話題を呼んでいます。

そんなグリーン ビーン トゥ バー チョコレートは、日本におけるカカオティーのパイオニア的存在。カカオティーがほとんど流通していなかった時代から商品化に取り組んでいました。

中目黒店のカフェでも出されているカカオティーは、全2種類。カカオ豆の皮のみを使ったプレーンな「カカオティー(CACAO  TEA)」と、有機栽培で育ったオーガニック緑茶「うきはの山茶」を焙じたものをブレンドした「カカオティー ほうじ茶(CACAO TEA WITH HOJI-CHA)」です。

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「カカオティー」の茶葉とお湯で抽出したお茶

今回は、「カカオティー」を試飲してみました! ひと口飲んでみると、カカオの香りがふんわりと広がります。優しく香るのに余韻は長く、不思議な感覚です。お味は香ばしく、ほのかに酸味を感じます。「カカオティエ ゴカン」と比べると、より後味がさっぱりとしていました。

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「コスタ リカ(COSTA RIKA) 70%」¥1,620 和紙のパッケージも粋でおしゃれ

グリーン ビーン トゥ バーチョコレートのカカオティーは、チョコレートバーを制作する際に出るカカオの皮が原材料。そのため、その時々によってカカオピールの原産地が変化するのだそう。

「最近はコスタリカ産のカカオ豆の皮を使用しているので、ぜひチョコレートバーの『コスタ リカ(COSTA  RICA) 70%』と一緒に味わっていただきたいです。カカオ豆をあますことなく堪能できます。コーヒーのようなアロマを感じる一枚で、ビターな味わいが口の中に広がります」(PR・阿南さん)

さっぱり飲めるカカオティーやほうじ茶ブレンドは、日本茶好きや年配の人にもおすすめです。中目黒店のカフェでは、カカオティーをアレンジしたパフェやゼリーなどが登場することもあるそう。気になった人はぜひ一度足を運んでみては。

green bean to bar CHOCOLATE

■3:体が温まるスパイシーなカカオティー「ヤエコ」

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「カカオのチャイティー」(6包入り)¥1,760

オーガニックカカオを使用した国産コスメブランド「ヤエコ(YAECO)」。伝統医療のアーユルヴェーダの視点から、体質改善をサポートするお茶として「カカオティー」4種類を発売しています。

ヤエコのカカオティーの特徴は、原材料。一般的なカカオティーはカカオの殻を使っていますが、ヤエコではカカオ豆を加工した「カカオニブ」を贅沢に使用しています。

4種類のラインナップの中でも特に注目したいのは「カカオのチャイティー」。ジンジャーやシナモン、カルダモンなど、からだの巡りをよくしてくれる成分がたっぷり入っています。

「ヤエコは、カカオが持つ美容・健康効果を、甘いチョコレートではなく、よりヘルシーで体にポジティブな形でプロダクトにしたいという想いから生まれました。カカオティーは、お好みのミルクでゆっくり煮出して飲むのがおすすめ。牛乳はもちろんのこと、豆乳やアーモンドミルクでもおいしくつくれます」(PR・勇さん)

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「カカオのチャイティー」の茶葉と豆乳で煮出したチャイ

筆者は、豆乳でチャイにして飲んでみました。カカオニブとシナモンが混ざり合い、甘くスパイシーな香りが漂います。刺激的な香りというよりは、心が穏やかになるような優しいスパイスの香りです。

割としっかり香辛料が入っていますが、ミルクの甘みとコクが加わることでスパイスの口当たりがやわらかく感じられました。一杯飲み終わる頃には、体がぽかぽかになります。また、カフェインフリーなので、就寝前に飲めるのも魅力。チャイ好きな人や冷え性でお悩みの人におすすめできるカカオティーです。

YAECO


カカオティーが流通する以前は、廃棄されていたことが多かったというカカオ豆の皮。カカオピールを使ったカカオティーを飲むことは、食品廃棄を減らす手助けにもなります。

また、今回ご紹介した商品はすべて通販が可能(売り切れの場合はご容赦ください)。徐々に認知度は上がっているものの、お茶としてはまだポピュラーではないカカオティーは物珍しさもあり、ちょっとしたお返しや甘いものが苦手な人へのバレンタインにもぴったり。ぜひ、この機会にお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。

※価格はすべて税込です。
この記事の執筆者
アパレルブランドからWebメディアの編集部に在籍後、フリーランスに。女性向けメディアや企業のオウンドメディアを中心に、人物取材や美容、グルメ記事を担当。好きなもの:レモンの入ったハイボール、韓国料理、和菓子、お茶、オレンジリップ、おいしい小説&ドラマ
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EDIT :
小林麻美