常用漢字クイズに挑戦!意外と難しくてビックリ!?

本日はまず、1問目のクイズから参りましょう。

【問題1】「逓信」ってなんと読む?

「逓信」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「音信などを、順次に取り次いで、送り伝えること。」という意味の言葉です。

<使用例>

「郵便記号って、郵政省の前身の逓信省の頃から使われているのね!」

「○○○○」と読み仮名4文字です。
「○○○○」と読み仮名4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 逓信(ていしん) です。

実は、読めないと恥ずかしい漢字=常用漢字の熟語です。
実は、読めないと恥ずかしい漢字=常用漢字の熟語です。

「逓信」の「逓(テイ)」という字、現在は、中学校で習うのですが、皆さま、正解できましたか?(ちなみに「信(シン)」は小学校4年で習います。)

常用漢字表は2010(平成22)年に改訂されていますが、「逓(テイ)」はこの改定以前から常用漢字ですので、大人が読めない、書けない、意味がわからないと、恥ずかしい漢字です。

例文にあるように、「逓信」という言葉は、日本郵便の前進である郵政省の前進である「逓信省」という官庁名としても使用されていました。「逓信省」は明治時代に設置されましたが、例文にもあるように、当時から今に至るまで使用されているのが、郵便記号「〒」です。

実は明日・2月8日は、明治20(1887)年に「〒マーク」が発表された『〒マークの日』という記念日なのです。当たり前に使用しているこのマーク、「逓信省」の読み仮名 の頭文字を片仮名にした「テ」に見えるし、最初に「2本の線をひいて書く」ので「日本」ともかかる…など、さまざまな考え方に通じる、ということで考案されたマークのようです。

「逓信省」という省庁名はいかにも昔、というイメージで、実は「逓(テイ)」の字が今でも常用漢字であること、見落としている方も多そう・・・ということで、1問目のクイズといたしました。

…さて、2問目に参りましょう。

【問題2】意外と難しい常用漢字の熟語、読めますか?

次にあげる「常用漢字から成る熟語」の読み方を、すべてお答えください。

1:充填

2:遜色

3:恣意

全部、現在、中学生までに習う漢字です。
全部、現在、中学生までに習う漢字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 1:充填(じゅうてん) 2:遜色(そんしょく) 3:恣意(しい) です。

「填(テン)」「遜(ソン)」「恣(シ)」は平成22年の改定後に常用漢字として追加された字です。

意外と難しい字も入っていますよね?自身の無い方は、現在の常用漢字、ざっとおさらいしてみるのもいいかもしれません。

本日は、2月8日『〒マークの日』にちなんで、

・逓信(ていしん)

・充填(じゅうてん)

・遜色(そんしょく)

・恣意(しい)

など、現在の常用漢字表に入っている、意外と難しい漢字を使った日本語をおさらいしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『逓信協会雑誌 』1940年1月(377号) ・1940年3月(379号)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱