服を通じて新たな価値観を社会に提示する。ステラ マッカートニーの哲学は、2001年のデビュー以来何も変わらない。特にサステナビリティに関しては、ようやく時代が追いついてきた、と言える。
たとえば高級素材の代表格、カシミヤについて。実はカシミヤはその生産にあたりウールの100倍の環境負荷があるという。カシミアヤギが貪欲に草を食み表土が削られてしまうのだ。
デビュー以来一貫して持続可能なファッションを提示
ステラ マッカートニーのセットアップ
ステラ マッカートニーでは2016年以来、繊維廃棄物からなる再生カシミヤのみを使用。また砂漠化したモンゴルの土地を再生する活動をサポートし続けている。
ブランド設立から20年となる2021年、ステラ マッカートニーは「A to Z」と名付けたブランドのマニフェストを発表した。
Accountable(責任)からZero Waste(廃棄物削減)まで、持続可能なファッションの方向性を示す26の提言。決して立ち止まることなく、この先も新たな「循環する名品」をつくり出していくのだ。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2020年冬号より
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- 唐澤光也(RED POINT/静物)、川田有二(人物)
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