「百足」ってなんと読む?「ひゃくあし」ではなく…キャ~!
明日・3月24日は『マネキン記念日』です。マネキン人形ではなく、アパレル商品を身に着けたモデルさんの役割を兼ねてお客様に商品を紹介する店員さんを指す、通称「マネキン・ガール」が、日本で初めて登場した記念日なのです。
昭和3(1928)年の3月24日、上野公園で開催された「大礼記念国産振興東京博覧会」で、高島屋呉服店(現在、百貨店でお馴染みの株式会社高島屋)の出展店舗に登場した「マネキン・ガール」、大変話題になったのだとか。マネキン人形は大正後期に登場していましたが、人間のモデルさんが商品を素敵に着こなして紹介するスタイルはこれが日本初で、高島屋の出展店舗は大盛況だったそう。
百貨店の新たな試みは、さまざまな文化を興し、時代を彩ってきたのですね。
本日は、「百」という字の入った難読クイズをお送りします。
【問題1】「百足」ってなんと読む?
「百足」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「多数の体節の各節に一対ずつ足がある、毒を持った細長い節足動物」のことです。
<使用例>
「キャ~!百足だわ!刺されないように気を付けて!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 百足(むかで) です。
実際にきっちり百の足を持っているわけではありませんが、「百」は「たいへん多数」をアバウトに表現する意味も持っている字ですので「百足(むかで)」なのです。
想像してゾーッとしてしまった方、ごめんなさい。2問目は可愛らしい動物のクイズです。
【問題2】「百舌鳥」ってなんと読む?
「百舌鳥」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「さまざまな声で複雑にさえずる、ズズメ目の、頭と背は赤褐色、腹は白い小鳥」のことです。
「百舌鳥って見た目は可愛らしいけれど、はやにえをしたり、肉食なのよね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 百舌鳥(もず) です。
「百舌鳥(もず)」といえば、縄張り内の木の枝などに捕らえた獲物を刺す「はやにえ」の習性が有名ですが、
「百(ひゃく)の舌(した)」という表記については、なぜなのかご存知ない方が多いのでは?
実はこの鳥、さまざまな他の鳥類の鳴きまねができるのだとか。100種類にも及びそうな、複雑なさえずりができることから「百舌鳥」と表記されるのです。
本日は、3月24日『マネキン記念日』のトリビアをご紹介しながら、「百」という字の入った難読クイズで
・百足(むかで)
・百舌鳥(もず)
の読み方をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『高島屋の歴史』高島屋歴史資料館ホームページ/『サントリーの愛鳥活動 日本の鳥百貨』サントリーホールディングス株式会社ホームページ
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱