「花代」「御花代」、一文字違いで大違い!要注意です!
明日・4月8日はお釈迦様のお誕生日・灌仏会(かんぶつえ)です。「花まつり」とも呼ばれますね。…ということで本日は、「花」という字の入った言葉のクイズを出題します。
さっそく、1問目に参りましょう。
【問題1】「御花代(おはなだい)」って何?
「御花代(おはなだい)」及び「お花代(はなだい)」の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んで下さい。
1:花街における代金や寄付
2:祝い金(通称・御祝儀)の別名
3:弔事で遺族に渡される金品
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 3:弔事で遺族に渡される金品 です。
日常生活の中では、単純に「花の代金」という意味で「花代(はなだい)」「御花代(おはなだい)」「お花代(はなだい)」という言葉を使ってもおかしくはありませんが、日本語の伝統上、それぞれが特殊な意味も持った言葉としても使われます。
「花代」には「花街における(芸妓などへの)代金や寄付」という意味があり、
「御花代」「お花代」といえば、「弔事の際の供花代として喪主に渡される代金。またはその名目で親族に渡さ
れる(お悔み・相互扶助の意味を持つ、香典的な意味合いの)金品。」を意味します。
ですので、例えば、友人一同からのバースデープレゼントなどにお花を贈った際など、建て替えて下さった方に後日、代金をお渡しする…などの場合は、前述の意味あいの連想を避けるため、
「お花のお代金」という名目にしてみたり、
「お立て替えありがとうございました」などのメッセージを封筒に書き入れて名目の代わりとするのが、大人としてスマートかもしれません。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「花瑠瑠」ってなんと読む?
「花瑠瑠」の読み方をお答えください。
ヒント:地名です。バカンスを楽しみに行く方の多い観光地です。
…さて、正解は?
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正解は… 花瑠瑠(ホノルル) です。
「花瑠瑠(ホノルル)」…当て字ではありますが、温暖で美しい地域にぴったりの表記ですね!
本日は、4月8日、お釈迦様のお誕生日・灌仏会、別名「花まつり」にちなんで、「花」という字の入った言葉
・花代(はなだい)
・御花代(おはなだい)
・お花代(はなだい)
の伝統的意味合いと、
・花瑠瑠(ホノルル)
という地名の漢字表記をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱