大統領が高校生時代に教師と生徒の関係で始まった、ふた回りも歳が離れた2人の大恋愛。さまざまな困難を経て結ばれ、ファーストレディとなったBrigitte Macron(ブリジット・マクロン)さん。気取らない人柄と知的で上品な佇まい、そして愛嬌のある笑顔で、フランス国民からはもちろん、世界中から愛されるファーストレディです。

パリジェンヌらしく、自身に似合うものを熟知したファッションセンスにも定評があり、年齢にとらわれないエイジレスなコーディネートは、キャリア女性が今すぐ取り入れられるエッセンスで溢れています。

そんなブリジットさんが愛用しているのが“膝上丈のワンピース”。ミニ丈でも上品、そして一枚でコーディネートが完成するアイテムだからこそ、デザイン選びにもブリジットさんのこだわりを感じます。成熟した大人の女性に似合う、さりげなくモードなワンピーススタイルをチェックしていきましょう。

■1:スレンダー効果抜群!程良いフィット感と縦ラインを強調するボタンデザイン

ブリジット・マクロンさんのワンピーススタイル
ロイヤルブルーのワンピースに合わせたのは、レザーの飾りとリンクさせたプレーンな黒パンプス。バストもウエストも程よくメリハリをアピールできるワンピースのシルエットは、上品で大人の女性にぴったり。

ボタンをアクセントとしたデザインのワンピースはブリジットさん大のお気に入りで、特にオフィシャルな公務の時にはたびたび登場します。この日は縦にズラリと並んだボタンが印象的な、ロイヤルブルーのコンパクトなシルエットのワンピースで登場。縦のラインが強調され、スレンダー効果がアップしました。

腰骨あたりと襟部分にはレザーのデザインが施され、タイトめなネックラインが好みのブリジットさんらしいセレクト。年齢が出がちな首回りをカムフラージュしたい時、首元が詰まったデザインはおすすめです。

■2:メリハリあるボディラインをメイク。さりげなく立体的なシルエットが美シルエットへ

ブリジット・マクロンさんのワンピーススタイル
ミニマムでシックなおしゃれを愛するブリジットさんらしく、アクセサリーも最小限。ワンピースの色に合わせた時計と、一粒パールの華奢なチェーンブレスレットがさりげなく輝きます。

大統領宮殿で外国要人を迎えたこの日も、ボタンがアクセントになったミニマルなワンピーススタイルを披露。半袖、ミニ丈でヘルシーな健康美を見せつつ、ハリのある素材の効果でオフィシャル感も演出しました。

立体的にデザインされたワンピースは、バストや腰のラインをさりげなくアピールし、エレガントで女性らしい佇まいに。ショルダーのボタン使いは視線アップ効果も期待できます。

■3:腰高と脚長をアピール!最強のウエスト切り替えデザイン

ブリジット・マクロンさんのワンピーススタイル
シルバー箔のようなシャイニー素材のワンピースに合わせ、パンプスはホワイト×ガンメタのコンビ。ジュエリーもホワイトゴールドで統一しました。

G7サミットの際はホスト国のファーストレディとして、各国の首相夫人達を見事にアテンド。若い金髪モデルがお好みのトランプ元米大統領も思わず「素敵なレディだ」呟いたと言われているほど、ルックスも人柄も魅力に満ち溢れていました。

この日はシャイニーな輝きを放つ織り柄のワンピースで登場。バストラインを美しく見せるウエストのさりげなくシェイプで、腰高、脚長もアピールできました。

膝半分が見え隠れするスカート丈は、パリのマダムが愛する健康的で上品な丈。二の腕を隠してくれ華奢な部分をアピールしてくれる五分袖など、キャリア女性が真似したいスタイルアップ要素が満載のワンピーススタイルです。


膝上丈でも上品に見えるワンピース選びと着こなしが素晴らしいブリジットさん。自慢のパーツをアピールしつつ、コンプレックスは上手にカムフラージュするテクニックは盗みたいもの。

コーディネートにマンネリ化を感じたら、ブリジットさんのような“究極にミニマムなスタイル”に立ち返ってみると良さそうですね。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
WRITING :
阿部有希
EDIT :
石原あや乃