和アイテムにデザインされた六角形模様、何と呼ぶか、ご存知?「蜂の巣」と呼ばないように!
明日・5月20日は『World Bee Day(世界ミツバチの日)』という国際デーです。
養蜂が盛んなスロベニアで、「近代養蜂の先駆者」と称えられたアントン・ヤンシャ氏のお誕生日にちなんで、スロベニア政府が制定した国際デーになります。
日々の食卓で、蜂蜜を利用している方、日本にも多いですよね?美味しく、滋養があり、抗酸化作用も高い蜂蜜は、昨今では専門店もあるほどの人気です。
本日は、ミツバチや養蜂家の皆さまに感謝しつつ、蜂に関係する言葉のクイズをお送りします。
【問題1】「蜂腰」ってなんと読む?
「蜂腰」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「蜂の腰のようにくびれた腰。柳腰。」という意味の言葉です。
<使用例>
「タイトスカートもお似合いになるのね!蜂腰がとても魅力的よ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 蜂腰(ほうよう) です。
腰の曲線美を誉める言葉として「柳腰(やなぎごし)」はポピュラーですが、「蜂腰(ほうよう)」という表現も、ちょっと可愛らしさがあって素敵ですね。
さて、蜂の巣と言えば、規則正しい正六角形で構成されています。最小の材料と労力で巣を構成できる、とても合理的な形だと言われています。
…というところで、2問目のクイズです。
【問題2】正六角形の模様、日本では何という?
正六角形で構成されるデザインのことを、日本では伝統的に、蜂意外の生き物と関連付けた呼び方をしますが、なんと呼ぶでしょうか?
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 亀甲(きっこう) です。
亀は長寿の象徴でもありますので、縁起の良い吉祥文様(きっしょうもんよう)の一つです。
蜂の巣のように正六角形が並んだ模様は「亀甲(きっこう)つなぎ」と呼びます。
和の文様(もんよう)の呼び名としては定番ですので、和風建築や和服のデザインに関して「蜂の巣のよう」などと言うと「この方、亀甲(きっこう)という言葉をご存知ないのかしら?」といぶかしがられてしまうかもしれません。お気をつけ下さいね。
本日は、明日5月20日『World Bee Day(世界ミツバチの日)』にちなんで、蜂と関連する日本語、
・蜂腰(ほうよう)
・亀甲(きっこう)=六角形
などをおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱