戸外の暑さと室内の冷房、梅雨寒や湿気などへの対応に加え、オンオフの区別の曖昧化などで、さらりと着られる「はおりもの」が今季はますます必要に。

『Precious』7月号では「『はおりもの』ベストアンサー」を特集。おしゃれに進化した今のはおりアイテムは着映え力も高く、それ自体が着こなしの主役にも! この時期「あるある」なリアルシーンを想定し、ニーズに合わせてQ&A形式でスタイリングをご紹介します。

Q1: 夏に快適な白Tシャツ。一枚で心もとないときに、好印象な「はおりもの」は?

A.:端正なモード感漂うショートスリーブやノースリーブのジャケットが最旬です

白Tシャツの着こなしを、一瞬にして凛としたビジネスモードに変える、短め袖やノースリーブジャケットが今季の新星! ボディラインをきれいに整え、知性をたたえる逸品を厳選したい。

■1:白T×ジャケットのきちんと感を、半袖で瑞々しく楽しんで

ジャケット_1,スカート_1,バッグ_1,靴_1,ピアス_1,時計_1,大人コーデ_1,夏コーデ_1
「ディオール」のジャケット¥473,000[共布ベルト付き]・ベルト¥75,900・カットソー¥104,500・スカート¥308,000・バッグ¥528,000・靴¥129,800・「ディオール ファイン ジュエリー」のシングルピアス[上]¥187,330・ピアス[下]¥1,595,000・「ディオール タイムピーシズ」の時計¥1,210,000[ステンレススティール・ストラップ付き](クリスチャン ディオール)

コットンベース素材が心地のいい、一枚仕立てのジャケット。キリッとした襟とウエストシェイプのシルエットが、ビジネスにふさわしいきちんと感と女らしさを叶え、白Tスタイルを品格豊かに。

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Q2:温度差対応といえば、長年愛用のシンプルカーディガンに頼りがち。更新するなら?

A:「織り」に表情のある一枚で、大人のエレガンスを演出して

冷房対策や移動の供といえば、定番のハイゲージニットカーディガン一択だったのは、もう過去の話。デザインはシンプルなまま、レースやメッシュ調など、素材にニュアンスのあるものにすることで、素敵なはおり姿が実現!

■2:クチュールタッチの部分レースカーディガンでどんなときも優雅に

シャツ_1,スカート_2,ピアス_2,ブレスレット_1,指輪_1,バッグ_2,大人コーデ_2,夏コーデ_2
カーディガン¥75,900・シャツ¥53,900・スカート¥83,600(イザ<ヌメロ ヴェントゥーノ>)、ピアス¥338,800・ブレスレット¥190,300・リング¥267,300・バッグ¥379,500(ブルガリ ジャパン)

定番的な型のクルーネックカーディガンでありながら、前身頃と袖にあしらわれたレースが優美な華やぎをたたえて、ラグジュアリー感たっぷり。肌寒いときサッとはおる一枚も、これなら装うことが楽しくなるほど。フィット感のいいコットンストレッチ素材。

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Q3:とっておきのお出かけシーンに映える、「今年の一枚」を選ぶなら?

A:極上素材のサマーケープで、ドラマティックかつフレッシュな印象に!

肌をなめらかにすべり風を通す、上質素材のハイゲージケープは、抜群の鮮度を放つのと同時に、冷房と湿気に悩む夏の美しき救世主的アイテム!流れるようなシルエットが見とれるほどの素敵さを印象づけます。

■3:このうえない心地よさを誘うシルクカシミアのケープで美シルエットを堪能

アウター_1,パンツ_1,ブラウス_1,ピアス_3,靴_2,大人コーデ_3,夏コーデ_3
ケープ¥255,200・パンツ¥101,200(ロロ・ピアーナ)、ブラウス¥41,800(ストラスブルゴ<ストラスブルゴ>)、ピアス¥748,000・バングル¥1,188,000(フレッド)、靴¥113,300(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

羽のように繊細なシルクカシミアが、歩くたびにエレガントに揺れ動く姿は、まさに洗練の極み!ナチュラルなサンドベージュに、「ロロ・ピアーナ」のアイコニックなマルチカラーストライプを効かせた瀟洒な配色も、格上のオーラを放って。

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Q4:リモートワーク中のシンプルな装いに、プラスワンするなら?

A:流行のシャツワンピースをはおりものとして活用するのが新鮮です

急なウェブ会議などできちんと感を出したいときや、近場でのランチなどで、程よいコーディネート感が欲しいとき、シャツワンピースが意外な実力を発揮!前を開けてラフにはおれば、しなやかに風にそよぐシャツアウターに一変。

■4:今旬のマキシ丈ワンピースは、はおるスタイルもエレガント

ワンピース_1,ブラウス_2,スカート_3,ネックレス_1,バッグ_3,靴_3,大人コーデ_4,夏コーデ_4
ワンピース¥198,000[共布ベルト付き](キートン)、ブラウス¥47,300(コロネット<ヴィンス>)、スカート¥39,600(ADORE)、ネックレス¥1,848,000(TASAKI)、バッグ¥64,900(三喜商事<コチネレ>)、靴¥94,600(JIMMY CHOO)

しなやかな上質リネンの白ワンピースをはおることで、気負いのないブラウス&ジャージースカートが、リラックス感と知的さを兼ね備えた、好感度の高い装いに。胸元のフラップポケットや肩章ディテールもおしゃれ度を後押し。深めに入ったサイドスリットが歩き姿に美しい余韻をもたらして。

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Q5:堅苦しさのない、今の気分に合ったオフィス内でのジャケットは?

A:エアリー素材のテーラードで、旬の空気感を醸し出して

オーガンジーやガーゼなど、この夏は透け感のあるジャケットの当たり年。王道テーラードも、さりげないシアー素材にするだけで、その清々しい肌触りや穏やかな華やぎに、心も癒やされるよう!

■5:定番的な紺ジャケットもシアーコットンで今年らしく更新

ジャケット_2,パンツ_2,ピアス_4,時計_2,バッグ_4,大人コーデ_5,夏コーデ_5
ジャケット¥352,000・カットソー¥125,400・パンツ¥200,200(ブルネロ クチネリ ジャパン)、ピアス¥231,000・バングル¥506,000(TASAKI)、時計¥792,000(オメガ)、バッグ¥310,200(デルヴォー・ジャパン)

光を受けて軽やかに透けるコットンガーゼ素材の、デリケートな華やぎが秀逸なテーラード。きちんと感だけではない、今の気分も溢れるジャケットスタイルは、ポジティブで柔軟なマインドも物語って。ハイウエストパンツでより小粋に。

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※掲載した商品は、すべて税込です。

問い合わせ先

PHOTO :
熊澤 透
STYLIST :
三好 彩
HAIR MAKE :
川原文洋(UM)
MODEL :
RINA
EDIT&WRITING :
長瀬裕起子、小林桐子(Precious)