「合羽」ってなんと読む?「あいはね」と読んだら大恥ですよ!
明日、6月15日は『千葉県民の日』『栃木県民の日』に制定されています。
この日が2つの県の「県民の日」に選ばれた理由は同じで、
1873(明治6)年6月15日に、両県とも、当時の旧県域が合併し、現在の県域が誕生したからです。
・印旛県(いんばけん)と木更津県(きさらずけん)が合併し、現在の千葉県が誕生
・旧・栃木県と宇都宮県が合併し、ほぼ現在の県域による栃木県が誕生
となりました。
…というわけで、本日は「合」という字の入った難読クイズをお送りします。
【問題1】「合羽」ってなんと読む?
「合羽」の読み方をお答えください。
ヒント:一般的に、6月付近は使う機会が増える機能を持った衣服です。
<使用例>
「明日、雨でも、激しくなければ、自転車を使いたいわ。合羽を出しておきましょう。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 合羽(かっぱ) です。
難なく読めた方も多いと思いますが、改めてクイズになっていると、答えがわからなかった…という方もいらっしゃるのでは?
現在では「合羽(かっぱ)」と言うと「レインコート」というイメージですが、本来は「レインポンチョ」というか、もともとは雨具に限らず「ポンチョ」や「マント」を表す言葉「capa」から来た言葉です、
16世紀ごろ、日本に来航したポルトガル人やスペイン人が着ていた「袖もなく、すそ広きもの=capa」に、江戸時代になって当て字をつけたのが「合羽(かっぱ)」だと言われています。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「合弁花」ってなんと読む?
「合弁花」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「はなびらの一部分、または全部が一つに合さっている花。アサガオなど。」という意味の言葉です。
<使用例>
「アサガオは合弁花としてわかりやすいけれど、キキョウやツツジも実はそうよね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 合弁花(ごうべんか) です。
ちなみに、「合弁花」の対語が「離弁花(りべんか)」で、はなびらが1枚ずつ離れている、サクラやバラなどを指すそうです。
本日は、6月15日『千葉県民の日』『栃木県民の日』のトリビアをお送りしながら、「合」という字の入った難読クイズで、
・合羽(かっぱ)
・合弁花(ごうべんか)
などの言葉の読み方や背景をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本語国語大辞典』(株式会社小学館)/『百科事典』(株式会社平凡社)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱