雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さん。先月から始まったこちらの新連載では、花のある生活を心掛けているという大政さんが「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わります。
今回は、「farver」主宰のフローリスト・渡辺礼人さんに、秋の花の一歩先の楽しみ方を伝授していただきました。初秋にふさわしい一輪挿しを、素敵に生けるコツとは…?
一輪の花がセンスよく映える花瓶選び
Q. 好きなお花を一輪だけ飾りたいときにベストな花器は?
フラワーショップの前を通りかかった際に、季節の花々やグリーンを一輪ずつ購入するのが楽しみと語る絢さん。
「ダイニングや、キッチンなどの水回りに飾るのが定番で、一輪の花を絵画のように生けることができたら素敵だと思うのですが、どのような花瓶が適しているのでしょうか」と大政さん。
A. 口が狭く、下部にふくらみのあるフォルムを選ぶのがおすすめ
「一輪挿しの花瓶としておすすめなのが、口がすぼまり、下部に丸みがあるフォルム。直線的な筒形や口広がりのラッパ形に生けるよりも、程よく花材が傾き、情緒ある趣になります。花瓶に対して、花の背丈が2倍ほどあると洒落て見えるもの。茎を短くカットし過ぎず、手持ちの花瓶に合わせて長さを調整するのもポイントです。花もちをよくするために、茎の先端をこまめに切ることを考えると、花瓶の高さは約10〜25センチまで、3種類ほど揃えておくと万能です」(渡辺さん)。
「バランスのとりやすい花器があると、花をより気軽に楽しむことができるように。口径が狭い一輪挿しに適した花器は佇まいが愛らしいのも魅力。花を飾っていないときでも収納してしまわず、部屋のインテリアとして楽しむことができるのも、新たな気づきでした」(大政さん)
~今回教えていただいたフローリスト~
https://farver.jp
- PHOTO :
- 川上輝明(bean)
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、小林桐子(Precious)