【第8問】日本酒の甘み、辛さは、「日本酒度」だけで判断すればよい。
「YES」と答えたあなた、不正解です。
問7では、甘み成分の数値「日本酒度」での、甘口・辛口の目安をお伝えしましたが、日本酒の甘み、辛さは「日本酒度」だけでは判断できません。酸度、アミノ酸度、アルコール度数も影響します。
まず、酸度とは文字通り酸味の多い少ないを表すとともに、お酒のキレにも関係する数値。酸度が高いと甘くなく感じ、酸度が低いと甘さを感じやすくなります。
次に、アミノ酸度は、旨味やコクに関係する数値。アミノ酸度が高いと味は濃くなり、アミノ酸度が低いと軽快であっさりとした味わいになります。
そして、アルコール度数は低いほうが甘く優しく感じられ、高いほど刺激があり辛く感じられます。
日本酒度、酸度、アミノ酸度など、聞き慣れない言葉がいきなり出てきて「そんなの覚えきれない!」となりそうですが、堅苦しく考える必要はありません。
まずは、お酒の甘口、辛口には、さまざまな要素がかかわっているということだけ頭の片隅のおいておきましょう。それだけでもお酒の見方がちょっと変わり、お酒選びがどんどん楽しくなるはずですよ。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 中田綾美
- EDIT :
- 谷 花生