『カサブランカ』『誰が為に鐘は鳴る』『白い恐怖』など数々のハリウッド映画に出演、その黄金期を代表する女優のひとり、イングリッド・バーグマン。

©Mantaray Film AB. All rights reserved. Photo: The Harry Ransom Center, Austin

日本でも知名度は抜群ですが、意外と知られていないのがその素顔です。女優としてステップアップのために、夫や子供をストックホルムへ残して渡米。さらに離婚や結婚を繰り返し、ときには不倫関係からの妊娠も隠さないような、女優としても女としても自分の感情に正直に生きた女性でした。当時のハリウッドではスキャンダラスな女優として扱われた彼女ですが、演じることと家族を愛し、自分のやりたいことを誠実に、率直にやりつづけたシンプルな生き方が、今改めて共感を呼んでいます。

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2016年8月27日(土)よりBunkamura ル・シネマなどで公開される『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優』は、そんな彼女のプライベートに迫るドキュメンタリー映画。

早くに両親を亡くした彼女は、人生の思い出を一瞬も逃さぬかのように、膨大な日記や手紙、作文、写真、フィルムを残しました。写真家だった父は母娘の姿を写真に残し、また彼女もカメラを手にし、多くの人や物事を記録し続けたのです。

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本作は、イングリッド・バーグマンの幼い日々に始まり、驚くほどの多くのプライベートな写真や映像、そして彼女自身の言葉で構成されており、さらに4人の子供たちが母について語っていきます。自由奔放に自分に正直に生きた母を、苦労もあったはずの子供たちが愛してやまない理由──。彼女のもつ特別な魅力が徐々に浮き彫りになり、観る者にも伝わってくる映画です。

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映画『イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~』
原題:Ingrid Bergman in Her Own Words
監督:スティーグ・ビョークマン 音楽:マイケル・ナイマン
出演:イザベラ・ロッセリーニ、イングリッド・ロッセリーニ、ロベルト・ロッセリーニ、ピア・リンドストローム、フィオレラ・マリアーニ、リブ・ウルマン、シガニー・ウィーバー、ジャニーン・ベシンガー
公開:2016年8月27日(土) Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー
英語、イタリア語、フランス語、スウェーデン語/114 分/スウェーデン/2015/カラー、モノクロ
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Precious.jp編集部 
2017.8.25 更新
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クレジット :
文/安念美和子
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