雑誌『Precious』10月号では、企画「ワードローブ再構築! 秋は『ジェントル・エレガント』へ」を特集。「ジェントルな佇まいを備えた、エレガントな女性」へと導くスタイルを完成させる、ベストな5アイテムをご紹介しています。

今までも身につけていた5つのアイテムも、今秋のシルエットやバランスで鮮やかにアップデート。お手本となるスナップやスタイリストさんのコメントと共に、新しいムードを感じ取って。

今回は、この秋ワードローブに加えたい5アイテムを一挙にお届けします。

■1:Jacket(ジャケット)|ゆったりしたシルエットに個性のある素材やディテール。羽織りもの感覚で着たくなる!

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ジャケット¥293,700(ジルサンダージャパン<ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー>)

ここしばらくのリラックスしたトレンドが落ち着き、改めておしゃれについてきちんと向き合いたいときに、プレシャス世代のワードローブの核となるのは、やはりジャケット。

しかしながらこの秋は、ジャケットがもつ程よい緊張感はそのままに、着心地や佇まいは、軽やかな方向へと移行しています。ゆったりしたシルエット、なおかつ、ときには遊びのある素材やディテールが加わり、さらりと羽織れるものへと進化。全身のバランスも、一気に新鮮なものになっています。

●Stylist's Eye
「シルエットがオーバーサイズになり、素材やデザインが増えたことで、ジャケットに華が生まれました。今まで以上に主役感が」(スタイリスト・三好 彩さん)

「いい意味で、ジャケットがフォーマルすぎない印象に。カーディガンのように羽織れるものもあり、幅広く活用できそうです」(スタイリスト・大西真理子さん)

コーディネートなども掲載の詳細記事はこちら:今秋は、着心地軽やかな「ジャケット」を羽織りもの感覚で楽しんで【新しい秋のスタイルを完成させるベストアイテム】

■2:マニッシュ靴に替えるだけでベーシックな着こなしに今の空気感が漂ってくる

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1. 靴¥121,000[ヒール2.5㎝](J.M. WESTON 青山店)、2. 靴¥206,800[ヒール2.5㎝](ジョン ロブ ジャパン)、3. 靴¥140,800[ヒール2.5㎝](チャーチ)

「ジェントル・エレガント」な着こなしの、意外と大切なポイントとなるのが足元です。

パンプスやフラット靴、夏にはスニーカーを愛用していた人も多いかもしれませんが、きちんとしたおしゃれに立ち戻りたい今、美しいマニッシュ靴が一足あると、スタイリングのムードが、がらりと変化。

例えばブラウスとの組み合わせを想像してみてください。足元がハンサムになることで、着こなしに凛とした表情が生まれませんか?

●Stylist's Eye
「ボトムにボリュームがある今、足元にも存在感を出さないと、バランスがとれません。マニッシュ靴はパンツだけでなく、ワンピースやデニム、プリーツスカートなど、似合うアイテムが多いので、今季はぜひ注目してほしいですね」(スタイリスト・犬走比佐乃さん)

コーディネートも掲載の詳細記事はこちら:「マニッシュ靴」を取り入れて、ベーシックな着こなしに旬の空気感を【新しい秋のスタイルを完成させるベストアイテム】

■3:定番アイテムほど更新したい。シルエットはさまざまながらいずれも上質な名品を

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パンツ各¥165,000(グッチ ジャパン)

一見ベーシックでも、実はシルエットや股上、丈感などに、流行が顕著に表れるのがパンツ。ワードローブをリフレッシュさせたい今シーズンは、着こなしの軸となる一本を見直してみませんか。

注目したいのは、大人の体に優しいフィット感で、トレンドに頼りすぎないシンプルなもの。合わせやすいベーシックカラーであることも大切です。

上質なパンツがあれば、ビジネスからドレスアップまで、どんなシーンでも対応できます。

●Stylist's Eye
「今季のパンツは、ストレートからワイドまで、さまざまなシルエットが揃っています。新しいのは、写真にあるような、ソフトフレアタイプ。膝下からかすかに広がるラインが、大人の体を優雅に美しく見せてくれます」(スタイリスト・三好 彩さん)

コーディネートも掲載の詳細記事はこちら:今シーズンの注目パンツは、優しいフィット感でシンプルなもの【新しい秋のスタイルを完成させるベストアイテム】

■4:プレシャス世代のマストアイテム・華やかなブラウスにこの秋も引き続き注目して

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ブラウス¥616,000[別型の胸飾りとカフス付き](ヴァレンティノ ジャパン)

今や女性リーダーのユニフォームともなったブラウスは、夏が終わり、秋の気配がしたら真っ先に取り入れたいアイテム。フリルやパフスリーブ、シルクサテンやキレイ色と種類も豊富なので、自分のワードローブに合う一枚を選ぶことができます。

「ジェントル・エレガント」を体現するなら、コーディネートをアップデート。今までタイトスカートに合わせていたのをパンツにするなど、ややマニッシュな雰囲気を意識することが大切です。

●Stylist's Eye
「秋口なら1枚で、寒くなったらジャケットのインにと、大活躍してくれるのがブラウス。以前はボウタイが主流でしたが、今季はフリルやレースなど、ディテールに多様性が出てきたので、より選びやすくなりました」(スタイリスト・犬走比佐乃さん)

コーディネートも掲載の詳細記事はこちら:今季も引き続き注目!秋の気配がしたら、真っ先に取り入れたいマストアイテム「華やかブラウス」

■5:今季の本命カラー、キャメルブラウンは×こっくりきれい色でハッピーに!

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ニット¥139,700・スカート¥172,700(三喜商事<アニオナ>)

これまで、グレーやベージュをベースにしていた着こなしを、明るいキャメルブラウンにチェンジしてみると、どこかフレッシュな装いに。配色の楽しさも味わえる色で、ブルーやグリーンの寒色から、イエローやベリーといった暖色まで、どれも自然となじみます。

特に大人好みのこっくりしたトーンは、上品に着映え、トライする価値あり。柔らかく快活で、かつ芯のある、新しい女性像を体現したような配色です。

Stylist's Eye
「シックなブラウンからイキイキとしたブラウンへ! キャメルの登場で、注目が集まっています。ベーシックでありながら、華やかなのがポイントです」(スタイリスト・大西真理子さん)

「実際にスタイリングして、キャメルブラウンが、どの差し色とも相性がいいことを実感しました。慣れていない人は、小物で合わせてみては」(スタイリスト・三好 彩さん)

コーディネートも掲載の詳細記事はこちら:秋の本命カラー「キャメルブラウン」は、こっくりきれい色と合わせて上品に着映えて

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PHOTO :
小池紀行・池田 敦・新垣隆太(パイルドライバー)
EDIT&WRITING :
湯口かおり、古里典子(Precious)