上質さと真摯に向き合いながら、旬の洗練を提示し続けるトップブランド。そのあり方をいきいきと物語るのが、「ベージュ名品」です。

雑誌『Precious』11月号では、企画「とびきりのオーラを放つ!極上『ベージュ名品』」と題し、トップブランドのベージュカラーの名品にフォーカス。今回はその中から、5ブランドのベージュアイテムをまとめてご紹介します。

どれも、素材やつくりのよさを穏やかに引き出すニュートラルなカラーリングが、ラグジュアリーな個性を品よく表現してくれるアイテムばかりです。

■1:「ホースビット」をモダンに解釈!旬の輝きをパワフルに放つ「グッチ」のショルダーバッグ

グッチのバッグ『グッチ ホースビット 1955』
ストラップは、「ウェブ ストライプ」とシンプルなレザーの2種類を付属。バッグ『グッチ ホースビット 1955』¥330,000【縦14.5×横20.5×マチ5cm】(グッチ ジャパン)

60年前に発表されたアーカイブのショルダーバッグ。その普遍的な美しさを、肩掛けにもクロスボディにもなるミニサイズでブラッシュアップ。旬のエッセンシャルアイテムとして提示したのが、『グッチ ホースビット 1955』です。

それを、ストロングカラーではなく、クリーミーベージュでさらりと楽しむのが、大人の余裕を感じさせる選択です。

■2: 上品な色調と迫力バックルが洗練シルエットを印象づける「ディオール」のベルト

クリスチャンディオールのベルト
ゴールドの「CD」バックルは、アイコニックな『30 モンテーニュ』バッグから着想。ベルト¥96,800(クリスチャン ディオール<ディオール>)

「毎日身につけることのできるニュートラルな色」としてベージュを位置づけたムッシュ ディオール。その美意識を現代に伝えるのが、やはりメゾンが大切にするフィット&フレアラインを演出するベルトです。

どんな色の服にも調和しつつ、頭文字「CD」のゴールドバックルがモダンな迫力をプラス。エレガントな佇まいを鮮やかに印象づけてくれます。

■3:ミルキー配色のリバーシブルが賢く美しくおしゃれを支える「マックスマーラ」のケープ

マックスマーラのケープ
アルパカ・ヴァージンウール・ナイロン素材。なめらかなタッチで弾力があり、シワ・型崩れが起こりにくい。ケープ¥97,900【ブローチ付き】(マックスマーラ ジャパン)

多くの服をもつよりも、選りすぐりの一着を長く存分に愛用する時代。ミルクティーベージュ×アイボリーのリバーシブル・ケープは、今のおしゃれ観にフィットする名品です。

ベージュを表にすればシック、アイボリーを表にすれば優美…。ドレープが波打つ同じシルエットでも、ベージュの見せ方で印象ががらりと変わる、奥深い表現力に魅せられます。

■4:足元を照らすポジティブなピンクベージュ「サルヴァトーレ フェラガモ」のパンプス

フェラガモのパンプス「ヴィヴァ」
ラムレザーが足を包み込む履き心地に感嘆。靴『ヴィヴァ』¥99,000【ヒール:2cm】(フェラガモ・ジャパン<サルヴァトーレ フェラガモ>)

大きめのリボンとすっきりとしたポインテッドトウ、颯爽と歩けるフラットヒール。『ヴィヴァ』は、1979年に発表された『ヴァラ』の揺るぎないエレガンスを、大胆かつ軽やかに再解釈しています。

ピンクベージュのワントーンで仕上げることで、クールでいて優しく、穏やかでありながら意志的。多彩な魅力に輝く現代女性の足元にふさわしい一足に。

■5: 優しく繊細なディテールにオシャレ心がときめく「クロエ」のタートルニット

クロエのタートルニット
薄くて柔らか、さらりとしつつ暖かなスーパーファインメリノウール素材。濁りのない繊細なベージュもまた、上質さの証。ニット¥101,200(クロエ)

日常の装いにさりげなく特別感を香らせたい。大人のリアルクローズの理想を叶えてくれるのが、「クロエ」のタートルネックニットです。

肌色を自然に輝かせるライトベージュ、素肌に心地いい着用感、優美な個性を奏でる控えめなパフスリーブや袖口の小さなスカラップ。着るたびに、タイムレスな魅力におしゃれも心も満たされる存在感は必見です!

※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
小池紀行・池田 敦(パイルドライバー)
STYLIST :
小倉真希
EDIT :
岡本治子