「書肆」ってなんと読む?なんのこと?
明日、11月2日は、「習字の日」「書道の日」です。
「いい(11)文字(02)」の語呂合わせで、手書きで文字を書くことの大切さを伝えていきたい…という願いを込め、公益財団法人日本習字教育財団が制定した記念日になります。
デジタル入力による文書のやりとりが多い昨今でも、手書きの美しい文字には、はっと心を奪われる瞬間がありますよね。
本日は「書」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「書肆」ってなんの事?
「書肆(しょし)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:書道家
2:書店
3:本棚
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 2:書店 です。
「書肆(しょし)」…難しい字ですが、この単語を見かけたことのある方もいらっしゃると思います。
現在でも、「○○書肆(しょし)」という名の書店や出版社が存在しています。
「肆」は「みせ」とも読み、「店」を意味します。「書肆」とは、書店や本の卸業者、出版社など、書物に関わる商いを営む業態を広く包括する「書店業」というような意味合いの言葉になります。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「書幅」ってなんと読む?
「書幅」という日本語の、正しい読み仮名をお答えください。
ヒント:「文字の書かれた掛け軸。」という意味の言葉です。
<使用例>
「先生のお宅に飾られている書幅が、惚れ惚れするほど素晴らしいのよ!」
…さて、正解
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 書幅(しょふく) です。
「幅」という字は「ふく」とも読みます。「書幅(しょふく)」、正解できましたか?
これに対し、絵画の掛け軸は「画幅(がふく)」です。
「掛け軸」とひとくくりにするより、「書幅」「画幅」と使い分けられるとエレガントですね。
***
本日は、11月2日、『習字の日』『書道の日』にちなんで、「書」という字の入った日本語
・書肆(しょし)
・書幅(しょふく)
などの読み方を、改めておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:公益財団法人日本習字教育財団ウェブサイト /『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱