イタリア発のテキスタイルメーカーである「ロロ・ピアーナ(Loro Piana)」のホリデーコレクションとして登場したのは、なんとも美しい3種のアロマキャンドル。香りにも素材にもラグジュアリーブランドとしてのこだわりを感じさせる逸品です。

ロロ・ピアーナの哲学が詰まった、プレシャスなアロマキャンドル

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アロマキャンドル左から/「ジベリン」「ジャカード」「ブークレ」

ビキューナ、ベビー・カシミヤ、ウールといった最高品質の素材を用いたアパレルウエアが世界中で愛されている、ロロ・ピアーナ。また、素材に関して原産地を大切にしていることでも名高いラグジュアリーブランドでもあります。

そのロロ・ピアーナの哲学が詰まった、実用的な機能を超えて美を追求したアロマキャンドルが登場しました。

3種のキャンドル「ジベリン」「ジャカード」「ブークレ」の名前は、それぞれ伝統的なファブリックへのオマージュ。いずれもすべて天然素材を用いており、丁寧な工程を経て作り上げられています。まるでアートピースのような美しさは、どこに置いても魅惑的な雰囲気を作ってくれそうです。

■1:カシミヤが誕生する地へ想いを馳せる「ジベリン」

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カシミヤの切れ端がブレンドされた「ジベリン」

蝋にブレンドされているのは、ロロ・ピアーナの象徴ともいえるスカーフを制作する際の、カシミヤの切れ端。布と蝋という組み合わせが、不思議な温かみを伝えてくれます。

香りはモンゴリア。ロロ・ピアーナのカシミヤやベビー・カシミヤが誕生した場所を想起させる、スパイスやシダーウッドの香りです。

■2:リズミカルな色の交差が楽しげな「ジャカード」

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ニットウェアの編み地のような「ジャカード」

「ジベリン」と同じファブリックがブレンドされた蝋を、交互に使用した「ジャカード」。リズミカルに組み合わされた様子は、ロロ・ピアーナのアイコニックアイテムでもあるニットウエアを思い起こさせます。

香りにイメージされるのは、ロロ・ピアーナの上質なファブリックの原産地の一つでもあるミャンマー。甘い花の香りに、ツンとくるようなアクセント。多数の蓮の花が浮かぶ湖の情景が浮かび上がります。

■3:世界最高のウールを育む、豊かな自然を思い起こす「ブークレ」

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ナチュラルな風合いが際立つ「ブークレ」

糸巻きのように、柔らかな綿糸で全面を包んだ「ブークレ」。糸の風合いが見え隠れする様は、複雑な表情をもつ鉱石のようにも見えます。

「ブークレ」の香りは、ロロ・ピアーナの「探検家」たちが世界最高のウールを求めに行く場所、ニュージーランドをイメージ。森林や湖、雪山など、豊かで開けた大地の香りです。

すべてのキャンドルにオーク材のベースが付いており、約110時間まで楽しむことができます。蝋がなくなってもブレンドされていたファブリックや糸は残るので、新しいキャンドルを立てるなど再利用も可能。そんなところにも、素材を尊重し大切にするロロ・ピアーナらしさが溢れています。


以上、ロロ・ピアーナのホリデーコレクションから登場したアロマキャンドルについてご紹介しました。

灯をともす、香りを楽しむといった実用性を超えて、アート作品のように空間のアクセントになるキャンドルは、大切な人への贈りものにもふさわしいアイテムです。一点ずつ微妙に異なる表情に仕上がっているので、ぜひ実物をご覧になってみてください。

問い合わせ先

ロロ・ピアーナ ジャパン

TEL:03-5579-5182

この記事の執筆者
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WRITING :
長水香李