大人の女性にとって王道カラーである「黒」。ビジネスシーンで安定した色ですが、日々の着こなしが地味にまとまりすぎたり、ワンパターンなスタイルに陥っていませんか? ベーシックな黒を、もっと洗練された装いに昇華してくれる「配色」や「小物使い」の着こなしを学んで、さらなるスタイルアップを目指しましょう。

「会社」で知性や品格を感じさせる黒のコーデ6

■1:「黒パンツ」を使った立体的なコーデで、オフィスで凛とした佇まいに

ブルゾン(ヴァルカナイズ・ロンドン〈カール ドノヒュー〉)、ニット(ブラミンク)、パンツ(アオイ〈マントゥ〉)、ピアス・ブレスレット・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2017年
コート(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ブラウス(ヴァルカナイズ・ロンドン〈ゴート〉)、パンツ(コロネット〈グレイジェイソン ウー〉)、スカーフ(エルメスジャポン)、ピアス・リング(マルコ・ビチェゴ ジャパン〈マルコ・ビチェゴ〉)、バッグ(オンワードグローバルファッション〈マルベリー〉)、靴(ファビオ ルスコーニ六本木店〈ファビオ ルスコーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年
コート・ブラウス・パンツ・バッグ(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

大事な打ち合わせの日は、上下黒のノーブルな着こなしで信頼感と冷静な雰囲気を醸成。ベーシックな着こなしは、どこかに女性らしさを意識するのがポイントです。センタープレスのワイドパンツには、ボディラインにフィットするタートルニットでほんのり女性らしさを香らせて(写真上)。 シルキーな素材感が魅力的なパンツスタイルには、黒のコートをさっとはおり、インナーに白をはさんで華やかさをプラス(写真中)。オールブラックの辛口コーデには、気品とやわらかさを兼ね備えたウールのロングコートの下に、女らしいディテールのトップス(このフリル入りのブラウスなど)で、のっぺりせず立体的に見せて(写真下)。

■2:「黒トップス×スカート」コーデで、ビジネスシーンでもたおやかに

マックスマーラのトップス・ベルト・バッグ・エス マックスマーラのスカート(マックスマーラ ジャパン)、ネックレス・リング(シャンテクレール 東京店)、靴[ヒール0.5㎝](ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉)撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2017年
ジャケット・ニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、スカート(ebure)、ベルト(ストラスブルゴ〈メゾン ボワネ〉)、ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ピエールアルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年
ブラウス・スカート・バッグ(ランバンジャパン)、ピアス・リング(TASAKI〈TASAKI〉) 撮影/長山一樹 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

ビジネスシーンでも活躍するたおやかなスカートスタイルは、洗練配色で気分を一新。透け感が女性らしい黒のブラウスには、品のよいキャメルのスカートを合わせて、大人のメリハリ配色に(写真上)。しなやかなラムスキンの黒ジャケットに、ボリューム感が魅力のミモレ丈のスカートを合わせると、絶妙なバランスに仕上がります(写真中)。会食には、ノーブルな黒のタイトスカートとブラウスで。大胆にあしらわれたフリルがワントーンコーデに変化をもたせ、シックながらも華やかさを演出します(写真下)。


「プライベート」で華やかさとラグジュアリー感をまとう黒コーデ10

■3:暖かく、気品の香る「黒のファー」。その立体感が女っぷりを上げます

タートルニット(ルイ・ヴィトン)、ジレ・リング・ブレスレット(ルイ・ヴィトン) 撮影/石倉和夫 BY:『Precious11月号』小学館、2017年
”バーニーズ ニューヨーク”のコート・スカート・”キヨミ サイトウ バーニーズ ニューヨーク”のブラウス・”オリバーピープルズ”のサングラス・”トマジーニ”のバッグ(バーニーズ ニューヨーク) 撮影/熊澤 透 BY :『Precious2月号』小学館、2017年

信頼感のある黒のアウターは、定番アイテムだからこそワンパターンなスタイルに陥りがち。新たに投入するなら、今どきな着こなしを楽しめる、ファー素材で黒の装いに一石投じましょう。友人とのランチ会では、ボリュームのあるファージレに細身シルエットのタートルニットに合わせて、エレガントな休日スタイルを。全身黒でまとめることで、華やかなファーが引き立ち、存在感を与えます(写真上)。ラグジュアリーなファーコートも、くるくるした毛並みのラムファーなら程よくカジュアル感もプラスされ、こなれた雰囲気に仕上がります(写真下)。

コート(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ニット(コロネット〈ミリー〉)、スカート(アクアモーレ〈トマソ ステファネリ〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン〉)、タイツ(福助〈フェモツィオーネ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ[縦22×横29×マチ13㎝](バリー 銀座店)、時計(DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2017年
コート[ベルト付き]・シャツ・パンツ・バッグ(セリーヌ ジャパン) 撮影/長山一樹 BY:『Precious1月号』小学館、2017年

パートナーとの週末トリップでは、カジュアルスタイルのなかにも、エレガンスな着こなしは忘れずにいたいところ。艶めきのブラックファーをドレスダウンし、旅行中もおしゃれを忘れないスタイリングを。ウエスト丈のムートンコートにエレガンスなフレアスカート、共にモノトーンでまとめてすっきりと。足元にはレザーのヒールブーツを合わせてスタイルアップ(写真上)。毛並みにカールがかかったムートンコートなら、遊び心のある着こなしがかないます。ファーのリッチなボリューム感とすっきりとした細身のシルエットは、大人が理想とする辛口カジュアルを実現(写真下)。

■4:「黒のレザー」で叶える、洗練されたアーバンスタイル

ラムスキンのジャケット・パンツ・バッグ・靴(コロネット〈ザ ロウ〉)、ピアス・リング(TASAKI) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

黒レザーの艶やかな質感は装いに品格感を与え、お仕事シーンでも着映えするスタイルに。ノーブルなセンタープレスパンツに、女性らしいフィット感のあるジャケットでしなやかさをプラス。全身をオール黒でまとめたスタイルも、ジャケットの艶が自然な立体感をもたらし、リュクスな装いに。

すべて私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2017年
ジャケット(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉)、ニット(ブラミンク)、スカート(ebure)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー〈オリバーピープルズ〉)、バングル(ヴァンドームヤマダ〈ロバート リー モーリス〉)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2017年
ブルゾン(ウールン商会〈ブルーガール〉)、ニット(オルドス ファッションジャパン)、ブレスレット[太]・[細](showroom SESSION〈サヤカ デイヴィス〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

気心知れた友人と、話題のコンセプトショップへお出かけする日は、黒を基調にしたアーバンスタイルで。トレンドも意識した装いで、贅沢な休日スタイルに仕上げましょう。クールな雰囲気を中和するグレージュのレザージャケットで、艶めきと華やかさをプラス。足元は黒のヒールで装いにキレを与えます(写真上・中)。辛口な黒のレザージャケットは、女性らしいノーカラーを選べば、手持ちのフェミニンなスカートともマッチします。重くなりがちな黒スタイルも、まろやかに仕上げてこなれ感を演出しましょう(写真下)。

■5:「小物合わせ」で華やぐ冬の黒コーデ

ケープ・ニット・パンツ・ストール[142.5×142.5㎝]・バッグ(ルイ・ヴィトン) 撮影/熊澤 透 『Precious11月号』小学館、2017年
トップス・パンツ・バッグ『ピーカブー』[縦26×横33×マチ12㎝]・ストラップ『ストラップ ユー』(フェンディ ジャパン)、イヤリング・時計・ストラップ(ブシュロン) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

黒を基調にしたクールなスタイルに何か足りない...と感じたら、華やかな小物で女性らしさをプラス。シンプルなのに存在感のある着こなしで、大人の余裕を感じさせて。ファーが付いた立体感のあるリッチなストールをネクタイのように巻いて、エレガンスが宿る装いに(写真上)。ボリュームスリーブが女性らしい黒いブラウスの装いには、端正さのなかにも遊び心を秘めたバッグを。最近注目を集めている個性派ストラップがあれば、上半身にポイントを持ってくることができます(写真下)。


「パーティー」シーンで洗練エレガンスをまとう究極の黒コーデ4

■6:「オールブラック」が艶めきを引き立てる

コート(ADORE)、ブラウス・スカート(フランチェスコ スコニャミリオオフィス〈フランチェスコ スコニャミリオ〉)、チェーンウォレット『イジィデ パース ウィズ チェーン』(ヴァレクストラ・ジャパン)、ピアス・リング[右手]・[左手](ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2017年
ワンピース(ブラミンク)、チョーカー(hum 伊勢丹新宿本店)、バッグ(和光)、靴(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

カクテルパーティーなどの華やかなシーンは、信頼感のある黒を味方にしつつ、デコラティブなデザインを選んで。透け感のあるレースブラウスと、すそのプリーツが特徴的なタイトスカートという女性らしい組み合わせで、エレガンスな着こなしを実現。ファーのコートを肩がけすれば完璧です(写真上)。たたずむだけで存在感を放つラグジュアリーなレースのワンピースは、歩く姿も優雅に映えるミモレ丈を。ゴールドのチョーカーとクリア素材とのコンビパンプスで、旬のエッセンスをプラス(写真下)。

ブラウス・パンツ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、ネックレス・ブレスレット・リング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、ベルト/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年
”マックスマーラ”のカーディガン・”エス マックスマーラ”のワンピース(マックスマーラ ジャパン)、ネックレス・バングル[右手]・[左手](インデアン・クラフト)、靴(デッカーズジャパン〈アグⓇ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2017年

取引先のレセプションパーティーでは、フォーマルな雰囲気も忘れずにいたいところ。艶やかな光沢感のある上質なシルク素材の黒ブラウスをボトムにINして、スタイルアップ。たっぷりとしたボリュームのあるそでが、華やかさをプラスします(写真上)。とろみのある素材感が女性らしい、フルレングスの黒のワンピースには、ロングカーディガンで肌見せを調整し、こなれた雰囲気に。ゆったりとしたロング&リーンなシルエットで聡明なオーラをまといましょう(写真下)。

 

配色や合わせ方次第でさまざまな表情を見せてくれる「最愛の黒」。ベーシックだからこそ旬なエッセンスも忘れずに自分らしい着こなし術を身につけましょう。黒の装いを格上げできる着映えテクニックを取り入れれば、コーディネートを新鮮にアップデートすることができます。