「鬼薊」ってなんと読む?「おにくさうおり」?…いえいえ、見かけたことがあるはずです!

明日・2月3日は、みなさまご存知、『節分』です。ご自宅で豆まきをしたり、恵方巻をいただく方もいらっしゃるでしょう。

『節分』は、「節を分ける」というその字のごとく『大寒』の最後の日、あるいは『立春』の前日、「冬が終わりまた春が訪れる季節の節目」を指します。

古くから季節の変わり目には鬼(邪気)が訪れると考えられていたため、厄除けとして「福は内、鬼は外」と声を上げながら豆を撒き、年齢の数だけその豆を食べるという風習が生まれたようです。

また、諸説あるものの、投げたり食べたりする豆の種類は、都道府県や地域によって異なるようで「大豆派」と「落花生派」の主な2種類があるのだとか…。

本日は、『節分』にちなんで「鬼」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「癘鬼」ってなんと読む?

「癘鬼」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「流行病などを起こさせる悪神。疫病神。」を指す言葉です。

<使用例>

「癘鬼を祓うためにも、今年は念入りに豆まきしましょう!」

読み仮名3文字です。
読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 癘鬼(れいき) です。

ちょっと難しかったですね!正解できた方に拍手!

「癘」という漢字自体に「流行病(はやりやまい)」や「疫病」という意味があり、古くはそれらの病気を起こさせる悪神「癘鬼(れいき)」がいると信じられ、人々から恐れられてきました。

「厄病神(やくびょうがみ)」の同義語でもあり、流行病だけではなく、「よくないものごとを起こす象徴的な者」というイメージで使用される言葉です。

「癘鬼(れいき)」も「疫病神」も寄せ付けない、すこやかなパワーを養うべく、『節分』を、生活習慣を整える目安と考えるのも有効かもしれません。

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「鬼薊」ってなんと読む?

「鬼薊」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「日本に自生するキク科の多年草。」の事ですが、この種類の植物の「大型のもの」の総称的にも使用される言葉です。とげとげしい葉と、鮮やかな紫色の花が特徴的です。

<使用例>

「この着物に、鬼薊の花を描いた洒落帯を合わせるのはどうかしら?」

読み仮名5文字です。
読み仮名5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 鬼薊(おにあざみ) です。

「薊(あざみ)」、読めましたか?
「薊(あざみ)」、読めましたか?

「鬼」という言葉は「おおきなもの」「たくましいもの」を意味する接頭語として使用されるので、

「鬼薊(おにあざみ)」は植物名のほか、「大型の薊(あざみ)」も指します。

もともと日本に自生する在来種の「鬼薊(おにあざみ)」もありますが、

昨今、外来種「アメリカオニアザミ」が日本国内で発見される例が増え、環境省の定めた「生態系被害防止外来種」に指定されています。「アメリカオニアザミ」は繁殖力が強く、在来の植物の生育場所を奪う可能性があるため、駆除方法を案内している自治体も。複数あるようです。

在来種の薊(あざみ)は、茎の先に一つだけ花をつけますが、「アメリカオニアザミ」は茎の先に複数の花をつけるなどの見分け方があるようです。トゲはありますが、毒はありません。

お近くで大きな薊(あざみ)を発見したら、各自治体のウェブサイトで指示されている駆除法などもごらんになってみてください。

***

本日は、2月3日『節分』のトリビアをお送りしつつ、「鬼」という漢字の入った日本語から、

・癘鬼(れいき)

・鬼薊(おにあざみ)

などの読み方、意味、背景などをおさらいいたしました。

※初出に一部誤りがございました。追記訂正しております。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『生態系被害防止外来種リスト』(環境省)/千葉県船橋市ウェブサイト/『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)『デジタル大辞泉プラス』(株式会社小学館)
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小出 真朱