「晨装」ってなんと読む?「のうそう」ではありませんよ!毎日することです!
明日2月9日は、『服の日』です。
1991(平成3)年、日本ファッション教育振興協会および全国服飾学校協会などの団体により制定された記念日で、「2(ふ)9(く)」の語呂合わせがわかりやすいですね。
「ファッションは幸せのコミュニケーション」というキャッチフレーズのもと、服への関心や服を着ることの楽しみを広げることが目的とされています。
本日は、「服」と「装」、二つの漢字を使った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「軽服」ってなんと読む?
「軽服」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「喪に服すときに着る装い。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「おじいさまのご葬儀に、和装とまではいかなくとも、軽服で出席するのはいかがなものかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 軽服(きょうぶく) です。
「軽服(きょうぶく)」とは、「通夜・告別式の際に着用する喪服」また「喪に服す行為そのもの。」を意味する言葉です。
とりわけ「軽い喪」に服すときに使われる言葉であり、近い親族以外の死去の際に着用する服装等を指します。
対語に、「家族の葬儀に着用する喪服。」を指す言葉として「重服(じゅうぶく)」があります。
ドレスコード用語に「軽装(けいそう)」がありますが、誤って「軽服」と書くと、意味が全く変わってしまいますので、お気をつけくださいね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「晨装」ってなんと読む?
「晨装」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「朝の化粧。朝の装い。」を意味する言葉です
<使用例>
「早起きは苦手だけれど、ゴルフとなると晨装も楽しめるわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 晨装(しんそう) です。
朝や明日という意味を持つ「晨」と、装備することやとりつくろうという意味を持つ「装」を合わせた熟語です。
現代的に言い換えれば「パジャマから仕事着に着替えて出かける準備をする」というような意味合いです。
耳慣れない言葉ですが、教養を感じさせる語彙になりそうですね。
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本日は、2月9日『服の日』にちなんで、「服」と「装」という字の入った日本語から、
・軽服(きょうぶく)
・晨装(しんそう)
などについておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:一般社団法人日本ファッション教育振興協会ウェブサイト/『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/普及版 字通(平凡社)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱