超難読!「編木」ってなんと読む?「へんぼく」ではありませんよ!
明日・2月10日は、『ニットの日』です。
昨日2月9日の「服の日」に続き、ファッション関連の記念日が続きますね。この時期は特に、編み物を楽しまれる方も多そうです。
本日は、「編」と「物」、それぞれの漢字の入った、意外な発見のある日本語クイズに挑戦していただきます。
一問目は、漢字博士レベルの超難読熟語!…読めるでしょうか?
【問題1】「編木」ってなんと読む?
「編木」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「数十枚の短冊形の薄い木片などをひもで連ねたもの。両端の取っ手を持って振り合わせ、板を打ち合わせて音を出す打楽器の一種。」を指します。
<使用例>
「編木のノスタルジックな音色が好きなの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 編木(びんざさら)です。
「編木(びんざさら)」は「ささら」とも呼ばれる、下の画像のような、日本特有の民族楽器です。
見た事はあるけれど、正式名称がわからない…そんな時、よく「あの、木がいっぱい束ねてある楽器っぽいの」というようなあやふやな説明になること、ございますよね?あまりエレガントとは言えません(笑)。
日本古来の民族楽器ですので、きちんとした名称を、知識として知っておきたいですね。
さて、2問目は、「え?」と驚く日本語クイズです。
【問題2】「際物」ってなんと読む?
「際物」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ある時期のまぎわにだけ売れる品物。」「一時的な流行をあてこんで作った商品。」「実際にあった事件や流行をただちに取り入れて題材としたエンターテイメント。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「あのお芝居、面白そうだけれど、芸術というより際物よね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 際物(きわもの) です。
「キワモノ」と、片仮名で表現するイメージが強い言葉ではないでしょうか?
「あやうげな商品や題材を意味する俗語」というイメージをお持ちの方も多そうですが、
実は「際物(きわもの)」は、「さかい・はて・かぎり」という意味を持つ「際(きわ)」という言葉の入った、古来の熟語なのです。
「その時期限定の、いっとき限りのもの」を、包括的に表現する言葉です。
正しい意味を理解しておきたいですね。
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本日は、2月10日『ニットの日』にちなんで、「編」「物」という字をピックアップし、
・編木(びんざさら)
・際物(きわもの)
などの、意外な日本語の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:ソトコトウェブサイト/『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱