「語部」ってなんと読む?「ごぶ」ではありませんよ!部署名や部活動でもありません!
明日・2月21日は、ユネスコが制定した『国際母語デー(International Mother Language Day)』です。
言語と文化の多様性とあらゆる母語の尊重の推進を目的とし、
1999(平成11)年にユネスコ総会で認定、翌年から世界各国で記念された国際デーになります。
これにちなんで、本日は、「語」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「鶯語」ってなんと読む?
「鶯語」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ウグイスの鳴き声。」という意味で、「人が小鳥のごとくおしゃべりするさまを例える語」としても使用されます。
<使用例>
「うちは通学路沿いにあるので、平日の朝は女子高生の鶯語がとってもにぎやかなのよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 鶯語(おうご)です。
「鶯色(うぐいすいろ)」「鶯餡(うぐいすあん)」などの言葉があるように、はつらつとした緑の羽根と美しい鳴き声を持つ鶯のイメージは、古来から日本人の言語感覚に自然に取り入れられてきた歴史があります。
「鶯語(おうご)」、軽やかで楽し気なおしゃべりの声を想起させる、愛らしく知的な表現ですよね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「語部」ってなんと読む?
「語部」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「古代、古伝承を公式の場で語り伝えた職務の名。」「ある物事を後の代に語り伝える人。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「私の故郷では、ご年配の方々が、観光客に地域の歴史を紹介する語部的な役割で、自治体に登用されていますよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 語部(かたりべ)です。
正解を知ると「なるほど、そう読むわね。」と納得ですが、漢字だけ見るとすぐには正解をイメージできない方も多かったのでは?
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本日は、2月21日『国際母語デー(International Mother Language Day)』にちなんで、「語」という字の入った日本語から、
・鶯語(おうご)
・語部(かたりべ)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:ユネスコスクールウェブサイト/『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱